第1話 死亡しちゃったみたい
これからこの話を書いていくつもりです。
拙い文章ですが、出来るならば評価や感想をお願いします。
篠宮 諒太、16歳、高校生。
成績は上の下ほど。
(やっと学校終わった…。)
帰る際に友達を誘う。
「太一、一緒帰ろうぜー。」
「悪い、今日委員会あるから無理だわ。先帰っとけ。」
「はいよー。んじゃまた明日なー」
「おぅ、バイバーイ。」
一人で教室を出て生徒玄関に向かう。
(一人で帰るの久しぶりだな…)
今日は部活が無いので早帰りだ。
(帰ったら何しよっかなー)
ーーー残り15分ーーー
(今日は学生が多いな。俺も学生だけど)
街の道も学生だらけだ。
歩道が混雑している。
(人混みかき分けて帰るのも面倒くさいし暑いしなぁ…裏道通るか)
ーーー残り5分ーーー
裏道を通り抜け、家の近くの道に出てそのまま進む。
最近、近くでビルの工事が始まった。
やっと足場が出来たぐらいだ。
ーーー残り10秒ーーー
そのせいで周りがうるさくてゆっくりできない。
ーーー残り8秒ーーー
学校で疲れているのに家でもゆっくりできない。
ーーー残り5秒ーーー
「おいッッ、危ねえッッッッ!」
「え?」
ーーー残り4秒ーーー
工事の立ち番をしているおじさんの声が聞こえた。
なにやら周りも声をあげながら俺の真上を見上げている。
何かと思い上を見上げる。
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何かが俺に向かって落ちてくる。
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鉄骨だった。しかも特大サイズ。
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これが俺のこの世界での最後の記憶となった。
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グシャッという、なんとも気味の悪い音が聞こえ、周りが悲鳴に包まれる。
鮮血が辺りに飛び散り、むせかえるようなにおいが漂った。