3.勉強するぞー!
扉を開けると、たくさんの本棚と机が部屋一面に広がっていた。
天井はさっきほどじゃないけど家よりも高く、光る丸い玉がところどころに吊り下げられている。
「わぁ……」
そんな声をあげた私に、
「後はひとりで頑張ってね」と、言ってお母さんはどこかに行ってしまった。
自分の勉強をするのだろうか。
みんなこちらを見てヒソヒソ言っている。
「今の、聖女様じゃね?」
「てことは、あの子聖女様と関わりがあるの?」など、聞こうとするとキリがない。
そういう人たちは気にしないで、まずは本を取りにいく。今日は算数の勉強にしようかな。
教科書が置いてあるコーナーに行って、最後の一冊になっているものを取る。お母さんいわく、この本は人気が高いそうだ。
その足で問題集が置いてあるところにも行って、お母さんがおすすめする問題集のシリーズを取る。あまり分厚くなくて、デザインはダサいけど、中身はいいらしい。
そしてようやく席につける。
空いている机を見つけて荷物を広げる。鉛筆やノートなどを広げるから、広めの席を確保した。
勉強しよう。
まずは教科書の最初を開く。目次にはこれからやることが載っているから、最初に見ておくといいみたい。まずは、数を数えたり、足し算引き算をするみたい。
とりあえず読んでみて、大切なところだけノートに移そうと思った。でも、これは家で散々やってきたことと同じだから別にいい。
問題集の該当するページを開いて、何問かやってみる。
すごく簡単だ。なので、それの進化版(?)のページに行って解いてみることにした。
私はどうやら繰り上がり、繰り下がりのときに間違いそうな気がしてきた。
『繰り上がり、繰り下がりのときの数に注意』
と、ノートの余白に書いて気をつけて解いてみる。
そんな感じで問題を解いていると、「からーん、からーん」と、綺麗な鐘の音がして、この部屋にいた人たちが動き始めた。もう閉館の時間らしい。
私も片付けをして出ることにした。
ささっと荷物を背嚢にいれて背負う。そして机の上にあるゴミは拾う。これがマナーらしい。
その後、使った本は元の場所に戻す。
「本が借りられないなんて図書館じゃない!」
と、よくお母さんは叫んでいたのを思い出した。
出口に向かう人の流れに沿って歩く。
すごく充実した一日だったな、今日知ったことをお母さんに話したいな、と思いながら。
いつの間にか外に出ていた。大通りを走らずに通って、自分の家まで歩いて帰る。
「ただいま!」
お家に、帰ってきた。
学習指導要領見ながら考えてます。
チート書きたい……
一層では、小学1.2年生相当のことを学ばせようかな、と思ってます。




