【第102話】やわ肌戦隊 Negiranger 7 『ドライヤー』
なおたん「かえぽ、かえぽー!Negiranger、今日は『夏だ!15分延長すぺさる!!』なんだってー♪」
かえぽ助手「ふーん。。」
影の声「新潟から出発して数時間。Negirangerは自動車で青森へと向かっていた。」
なおイエロー「か、身体痛い。。」
めぐブルー「私たち一応『正義のヒーロー』ということになってんだけどなー。。怪人を倒しに行くのに新潟から青森まで車移動ってオカシクなーい!?。。ほかのヒーローとかだとさー、カッコイイ専用ジェットとかあって、キーーーンって、あっという間に現場に着いちゃうじゃない!!」
かえピンク「あー、私もそう思ったー。。」
くまブラック「予算が限られているんだから仕方無いだろー!。。運転している俺もイイ加減疲れたわー!!」
めぐブルー「あー、そうだねー!くまさんごめーん!!。。てか、『いっくん』はまた居ないんだね!」
くまブラック「『みねわきブラウン』は町内の盆踊り大会の手伝いで今回は来れないそうだ!」
めぐブルー「盆踊り大会ー!?。。なんでいっつも町内の行事のほうを優先すんのよ!もー!!」
なおイエロー「なんかもう慣れちゃったねー。3人だけで戦うのー。」
かえピンク「しかし、こんな感じの出動パターンって初めてだよね!。。基地にあるコンピューターが今回の怪人の出現場所と時間を予測したんだって。」
めぐブルー「だけど、いくらコンピューターが前もって怪人の出現場所と時間を予測出来たからって、ヒーローが前泊して準備って。。しかもこの車、レンタカーってどういことー!?、、ネギ・カーはどうしちゃったの!?」
かえピンク「ネギ・カー、今エアコン効かなくて修理出しているんだって!!」
めぐブルー「なにそれーーー!?」
なおイエロー「あ、だけどエアコンは大事だよ!暑いのヤだもん!!」
かえピンク「あ!たしかに!!」
めぐブルー「ズコッ!!。。あのねー!。。あ!そうだ!!うちもジェット持っているじゃないっ!『Negirangerジェット』!!、、かっちょいーヤツ!!。。なんでアレ使わないの!?」
くまブラック「アレは緊急時じゃないと使えないそうだ!!」
めぐブルー「『怪人が出現!』ってのは緊急じゃないのっ!?。。なんか戦う前にもう疲れてきたよー。。」
なおイエロー「まあまあ、今日はゆっくり休んで明日の戦いに備えようよ!。。宿泊するホテルどんなトコだろねー?夕食とか楽しみだねー♪」
かえピンク「リーダーだけ、旅行気分だしっ!!」
影の声「そして、ようやく宿泊先のホテルに到着したNegiranger。」
くまブラック「よし!着いたぞ!このホテルだー!!」
めぐブルー「あー!やっと着いたー!!」
なおイエロー「えー!、、ビジネスホテルなのかー!!。。」
かえピンク「なんか本当にビジネスマンみたいだね。。」
くまブラック「じゃあ明日は6時にまたここのロビーに集合だ!みんな寝坊するなよっ!!」
めぐブルー「うっわー!、、早いんだねー!!」
なおイエロー「あれー?、、夕食は出ないのー?、、大浴場とか無いのー!?」
くまブラック「ここは、そういうのは無いよー!、、旅行に来たんじゃないんだから我慢しろっ!!。。夕食は各自で近くに食べにいくか、コンビニでも行って済ませてくれ!!」
なおイエロー「えー!?、、そうなのー!?。。なんだー、ショックー。。戦意喪失ー。。」
かえピンク「あ!でも朝食は出るみたいだよ。食べ放題だって!バイキング形式なのかな!?」
なおイエロー「え!?本当ー!?、、やった!ラッキー!!。。明日は張り切っちゃうよー!!」
影の声「各自の個室に別れ、それぞれの時間を過ごす、なおイエローたち。」
めぐブルー「ふー!、、サッパリしたー!!。。あれ?この部屋ドライヤーって無いのかな!?。。えーと、、『ドライヤーが必要な方はフロントまでお申し付け下さい。』って、、えー!フロントまで借りにいかなきゃなのー?、、めんどいなー。。」

かえピンク「お茶飲みたいんだけど、ポットとか無いのかな?、、『ポットをご利用される方はフロントまでお申し付け下さい。』、、え?わざわざフロントまで借りにいかないとダメなの!?」

なおイエロー「やっぱりちょっと暑いなあ、、エアコン付けよ!。。あれー?リモコンどこだろ?。。ん?なんか書いてある。。『エアコンのリモコンが必要な方はフロントまでお申し付け下さい。』。。えええ?なんじゃそれーーー!?」
影の声「そして翌日の朝。出撃前に朝食をとるNegiranger3人。」
なおイエロー「『食べ放題!』って言ったって、食パンしか無いじゃないっ!、、ヒドイっ!!ありえないっ!!」
めぐブルー「ここのホテル、部屋になんにも無いんだよねー。いろんなものフロントに借りにいかなきゃいけないんだよー!。。あれ?ところで、くまさんは!?」
かえピンク「なんか急に戻らなきゃならなくなったからって先に帰っちゃった。お前ら帰りは高速バスで帰ってきてくれなー!、、だって!!」
めぐブルー「高速バス。。」
なおイエロー「もー!!、、まーた、3人ー!?。。ま、そんな予感はしていたんだけど。。」
めぐブルー「ね、ねー、なんかさー、戦闘スーツ着たまま、こうやって普通にホテルで朝食とっていると、スゴイ浮いて見えるよねー。。周りの人クスクス笑っているよー、、恥ずかしいから、さっさと食べて現場向かおうよー!!」
なおイエロー「あ、あ!ちょっと待って!!、、この牛乳全部飲んでからっ!!」

かえピンク「この辺りだよ!例の怪人が現れるっていう場所は!!」
なおイエロー「てか、ホテルの目の前じゃない!!」
めぐブルー「みんな!怪人出現前に武器を準備しなきゃ!。。これ新しい武器だよね。『ドライヤー・ガン』だっけ?。。本当にドライヤーみたいだよね!!」
かえピンク「ブルー、説明書読んでないの!?。。これ普通のヘア・ドライヤーとしても使えるんだよ!。。ここのダイヤルを調整して一番出力が弱いモードにするんだよ!!」
めぐブルー「えー!そうだったの!?なんだー、だったら昨日これ使えば良かったー。。てか、まさか武器がドライヤーとしても使えるなんて思いつかないでしょ!普通!!」
なおイエロー「あはははは!、、これダイヤルこのままで髪の毛乾かしたら頭チリチリになっちゃうねー♪」
めぐブルー「危険すぎるよっ!、、誰よっ?そんな機能くっ付けたのー!?」
かえピンク「え?けっこう便利かなーって思っているの私だけ!?」
なおイエロー「あーれー?、、ねー、ねー、なんか急に暑くなってきた気がしない!?」
どごごごごごごごごごっ!! (怪人出現!!)
怪人「ちゃーす!おはちゃーす!!あっちぇー!ちょーあっちぇー!!んがー!ノド渇いたー!!ジュース飲みてー!うおおおおお!!」
めぐブルー「わわ!なんか暑っ苦しいの出てきたっ!!」
かえピンク「周りの気温と湿度がどんどん上がっているよっ!。。ジトーッてして気持ちが悪い!!」
なおイエロー「てか、怪人本人も暑がってるよねー!?、、汗ダラッダラ、流してるよー!!」
かえピンク「この怪人が『高温多湿怪人・ジットリン』だよ!。。半径10キロメートル四方の温度と湿度を急激に上げて人間の生命まで脅かす、チョー迷惑な怪人だよ!。。そもそもほとんどの怪人は迷惑な存在だけどっ!!」
ジットリン「喉カラッカラだぜええー!あっちぇーからなー!、、んあー!?なんだおめえらはー!?そんな苦々しい顔で睨むんじゃねええ!ぬらあああっ!!!」
めぐブルー「自分で暑くしておいて、それで暑がっているなんて馬鹿じゃないのー!?馬鹿馬鹿お馬鹿ー!!」
なおイエロー「とっととやっつけて涼しいトコにいっくよー!。。その前に自己紹介すっから、ジットリンしてなさいっ!、、じゃなくて、ジッとしてなさーい!!。。お肌スベスベ!ギャグもスベスベ!天然の魅力が大爆発!ちょこんとリーダー『なお・イエロー』!!」
めぐブルー「噛んでも噛んでも構わない!ニコニコ笑顔で元気一杯!『めぐ・ブルー』!!」
かえピンク「あっちぇピンクです。」
めぐブルー「やわ肌戦隊!!」
Negiranger「Negiranger!!」
なおイエロー「あ、、ちょっと待って、、今張り切ってポーズとったら、頭クラクラしてきた。。ヤバイ!、、暑すぎるよー!!。。」
ジットリン「ぎゃはははは~!!馬鹿はお前らだー!ぶわーか!ぶわーか!!。。そっか!お前らがNegirangerって奴らかー!。。いいかー、俺っちの邪魔すんじゃねええ!!この辺りもぶわ~ってあっちぇくして、邪魔な人間どもがぶっ倒れてから、ビールとかジュースとかコーラとかビールとか、カ~ッて飲むんじゃい!、、カ~ッてな、カ~ッて飲むんじゃーーーい!!」
なおイエロー「いやっかましいわねえ!一度言えばわかるわよっ!。。コーラも2回言ってるじゃないの!ホントお馬鹿!。。あーもう、あっついし、イライラする怪人!!」
めぐブルー「リーダー、、2回言ったのはビールだよ。」
なおイエロー「あ、、と、とにかくっ!覚悟しなさいっ!。。ピンク!あいつの弱点とかあるの!?」
かえピンク「ジットリンの目・肩・腰を急激に乾燥させることができれば、細胞が破壊されてしぼんじゃうんだって!!。。だけどその3点だけを、しかも同時に攻撃しないといけないんだよ!、、それで今回『ドライヤー・ガン』っていうのを作ったんだよ!!」
めぐブルー「目・肩・腰って、、肉体疲労に効くナントカってコマーシャルみたい。。」
ジットリン「うりゃああああ!温度アップじゃああああ!暑いか~!?もっと暑がれ~!!くたばっちまええ!!ぎゃはははははっ!!」
なおイエロー「うっわ。。暑さで怪人がゆがんで見える、、いやどっちみち見たくは無いんだけど。。よほほほし!、、私が目!ブルーが肩!ピンクが腰を狙って!。。いくよー!3、2、1、」
ネギレンジャー「ファイヤーっ!!」
ぷすす。。
なおイエロー「あれれー?私の出ないよー!?」
かえピンク「あー!充電切れランプが点灯してるよっ!!、、リーダー、充電してなかったのー!?」
なおイエロー「あーん、、だってー、、充電式だっていうの忘れてたよー!、、てか昨日のうちに言ってよおお!!」
めぐブルー「ええー!どーすんのー!?」
かえピンク「ね!そういえば、ドライヤー・ガンは付属のケーブルを差し込めば、家庭用のコンセントから電源取れるようになっているよ!!」
なおイエロー「って言ったって、ここ外だよっ!!」
めぐブルー「うー。。あ!そうだっ!!。。みんな!ちょっとだけ待ってて!!。。リーダー!私が戻るまでリーダーのいつもの寒いギャグでジットリンを凍り付かせていてっ!!すぐ戻るからっ!!」
なおイエロー「寒いギャグなんて思いつかないよっ!、、いつも面白くなっちゃうもん!!」
かえピンク「...。」
ジットリン「まーだ、耐えてんのか~!しぶとい奴らだ~!!さらに温度アップじゃあああ!!湿度もアップじゃあああ!!!ふぬわあああああああ!!!」
かえピンク「あああ!もうダメ!!、、倒れそう!!。。」
めぐブルー「リーダー!ピンクー!お待たせー!!、、電源引っ張ってきたよー!!」
かえピンク「電源ドラム!?、、ナイスだよ!ブルー!!、、じゃあプラグをここに差し込んで、よし!オッケー!!」
なおイエロー「よおおし!今度こそ、いっくよー!!」
めぐブルー&かえピンク「イエーイ!!」
なおイエロー「目!」
めぐブルー「肩!」
かえピンク「腰!」
Negiranger「ファイヤーっ!!!」
ジットリン「ぐわ?。。ぐわあああああああああああっ!!!」
ちゅどーーーーーん!!
なおイエロー「撃破ーっ!!」
めぐブルー「3人寄ればー?」
Negiranger「ネギの知恵だぜっ!!」
かえピンク「しかし、よく電源ドラムなんて見つけてきたねえ!」
めぐブルー「昨日部屋にあった案内に書いてあったの思い出したんだよ!『各種ケーブル、延長コード等必要な方は、、』」
なおイエロー&かえピンク「『フロントまでお申し付け下さい。』!!」
めぐブルー「あはは!だけどまさか30メートル巻の電源ドラムなんて置いてあるなんて思わなかったよ!!」
なおイエロー「ここのホテル、部屋には何にも無いのにフロントには何でもあるんだねー♪」
めぐブルー「あ!そういえば、まだチェックアウトしてなかったね!!」
なおイエロー「あ!待って!まだ時間あるよね!。。私、食パンおかわりしてくる!今度はトーストにして食べたい!!」
かえピンク「けっこう気に入っているんじゃん!!。。あんなに文句言っていたのに(笑)」
影の声「またもや3人だけでなんとかピンチを切り抜けたNegiranger!、、少ない予算に負けてはいけない!!。。次回『メンバー増員の予算も予定も無し!!』にレッツ!やわ肌!!」
-END-
なおたん「すごいねー!食パン食べ放題だってー♪」
かえぽ助手「そっちに感動してるんかいっ!?」




