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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第101話】カテゴリー

ぽん博士の研究所。ある都市で行われるロボット技術説明会に出席するための準備をするぽん博士とかえぽ助手。


ぽん博士「かえぽ君、そっちの説明資料は『カテゴリー3』のほうを揃えてくれるかね。」


かえぽ助手「わかりました!」


なおたん「『カテゴリー』ってなーに?」


ぽん博士「『家庭のゴリラ』の略だ!。。わはははっ!!」


なおたん「ふーん。そうなのかー♪。。ねー、ねー、ガソリンスタンドに居るゴリラさんは、家庭のゴリラさんなのー?」


かえぽ助手「また博士、デタラメなこと教えて!、、なおたんに一旦覚えさせると修正がタイヘンなんですよー!。。『ガソリンスタンドに居るゴリラさん』?、、あ!もしかしてテレビCMに出てくるゴリラのこと!?」


なおたん「『ゴリエコ』君だよー♪、、あのねー、ゴリエコ君に難しい質問すると、『ウホウホ』って言って胸叩いて誤魔化すんだよー♪ 可愛いねー♡」


かえぽ助手「あのね、なおたん。カテゴリーってのは家庭のゴリラじゃなくて、『区分』とか『分類』とか、そういう意味のことよ。」


なおたん「ゴリラの分類ー?」


かえぽ助手「いや、だから、ゴリラは違うんだってば!。。ほら、博士!やっぱり なおたん、『ゴリラ』ってのがインプットされてしまってるじゃないですかー!!。。ゴリラは関係無いの!それは博士の冗談!、、嘘なのっ!!」


なおたん「ふーん。そうなのかー♪。。あー!ぽんちゃー、嘘はダメなんだよー!『嘘つきはドロンジョの初めて』だよー♪」


ぽん博士「『ドロンジョの初めて』ってなんじゃ!?。。あー、スマンスマン!、、とにかく『ゴリラ』は関係無いのだっ!、、そんでもって私はぽんちゃではなくて、ぽん博士なのだっ!!」


なおたん「りょーかーい!!ごりぽーん♪」


ぽん博士「ごりぽんってなんじゃーっ!?」




その翌日。説明会の会場へ自動車で向かうぽん博士たち。かえぽ助手が運転をしていた。


かえぽ助手「あ、博士!ガソリン少ないから、スタンド寄りますねー!」


なおたん「ゴリエコ君居るかなー!?居たらイイなー♡わくわーく♪」


ぽん博士「そんな簡単に、ゴリエコ君には会えんだろー!?」


かえぽ助手「何かのイベントとかあれば、こういうところにも来るかもしれないけど、可能性はかなり低いと思うわよ!なおたん。」


GS店員「オーラーイ!オーラーーイ!!、、ストーップ!、、いらっしゃいませー!、、レギュラーですかーっ!?」


かえぽ助手「そうですー!お願いしまーす!」


対応してくれた店員を見るなり、目を見開くなおたん。


なおたん「あーーっ!!、、ゴリエコ君だーーーっ♪」


ぽん博士「わわわ!なおたんっ!、、あの店員さんはゴリラにとっっても良く似ているが、人間だっ!!、、ゴリラでは無いっ!!」


かえぽ助手「(は、博士っ!!聴こえちゃいますよっ!!、、窓開いてますっ!!)」


ぽん博士「おとととっ!シマッタ!!」


なおたん「なんだー!、、ゴリエコ君だと思ったのになー!、、\ざんねーん/」


ぽん博士「そもそもゴリエコ君は動物だし着ぐるみなんだから、それこそカテゴリー違いだ!!」


なおたん「そうかー!ゴリラ違いかー♪」


かえぽ助手「いや、だから、ゴリラ違いとかじゃなくて。。」


その時、向こうから店長らしき人が、こちら側の店員を呼ぶ声があった。


GS店長「五里羅ごりらさーーんっ!!、、ちょっとこちらのお客さんのエンジン見てもらえるーっ!?」


ぽん博士&かえぽ助手「『ゴリラ』さんっ!?」


なおたん「わーー!!、、やっぱりゴリエコ君だったんだー!!、、『ウホウホ』やってもらってくるー♪、、ゴリエコくーーん♡。。」


かえぽ助手「え!?ああ!!、、ちょっと待ってーー!!なおたーん!!、、その人はゴリラみたいな顔しているけどゴリエコ君じゃ無いのよーーーっ!!、、ゴリラじゃないんだってばーーーーーっ!!!」


ぽん博士「か、かえぽ君、、そんな大きな声で。。」


-END-

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