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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第92話】はぴばー!ぽちゃん♪

6月2日。午後11時。ウニッコの仕事を終えたメグはスタッフから車で帰りを送ってもらっていた。

但し、行き先は自宅ではなくて、ぽん博士の研究所。


メグ「なんだろー?、、仕事終ったら研究所寄ってくれってお父さんからメール入っていたんだけど。。こんな時間になっちゃったけど、イイのかなー!?」


 ピンポーン♪


ぽん博士「おー!来たか!、、お疲れさん!」


メグ「お父さん、遅くなってごめんね!!」


ぽん博士「いやいや、こっちこそこんな時間に呼んで悪かった!すまんな!忙しいのに!!」


メグ「ううん、大丈夫だけど珍しいね!お父さんの方から研究所に来てくれって言うの。」


かえぽ助手「メグさん、こんばんは!お疲れ様です!!」


メグ「あ!かえぽさん、こんばんは!。。こんな遅くまで仕事してたんですか!?」


かえぽ助手「あ、、ちょっといろいろ準備することがありまして。。あ、メグさん、ちょっと奥の部屋まで来てもらえますかー!?」


メグ「あ、はーい。。あれー?そういえば、なおたんの姿が見えないですね!?」


かえぽ助手「なおたん、もう寝ちゃいました!」


メグ「え!そうなんですかー!?、、意外と規則正しいんだなあ。あはは!」


ぽん博士「さて!、、では部屋に入る前に、このアイマスクをしてくれるか!!」


メグ「え?アイマスク?、、なんで!?」


かえぽ助手「あ、その前にこのビーチサンダルに履き替えて下さい!!」


メグ「えー?何々ー?なんでー!?」


ぽん博士「まあー、イイから、イイから!!」


メグ「(あ!わかったー!!、、明日私の誕生日だから、目隠ししたまま部屋に入らさせて、目隠し取ったときにサプライズで何かビックリさせようとしているんだなー!、、もしかしてケーキとか用意してくれたのかなー!?。。それにしたって、アイマスクまで付けさせちゃって!、、もー、みんなお茶目だなー!!、、あれ?だけど、このビーチサンダルはなんだー!?)」


かえぽ助手「はい!じゃあ目隠ししたまま、部屋に入って下さーい!!」


メグ「あ、はーい!えーと、ドアノブがこれね、、失礼しまーす。。」


 ジャシ。。


メグ「(え?なんだ?床がヘンな感触!?、、砂!?)」


なおたん「メグちゃーーーん!!誕生日おめでとーーー!!。。『メグ誕記念だーいスイカ割りたいかーーーい』!!どんどん!ぱふぱふーっ!!」


メグ「えええ!?なおたん!?。。スイカ割り大会!?。。へっ!?はへっ!?」


ぽん博士「なんつー声を出しとるのだ!。。あー、アイマスクはそのまま、そのまま!。。よし!メグ!これがスイカ割り用の棒だ!、、さー、頑張ってみよー!!」


かえぽ助手「あ!その前に10回、回ってもらいますよー!。。では!いーち、にー、、」


メグ「ええええー!!なんなのー!?」


なおたん「♪ぐーるぐるーまわるーぽーんちゃー♪」


メグ「私は『ぽちゃん』よー!!、、うっわ!目が回るー!!」


かえぽ助手「、、きゅー、じゅ!、、はい!スタートです!!」


メグ「な、なんで突然スイカ割り、、おとととっ!!」


なおたん「メグちゃーん、まっすぐ歩かないとスイカ割れないよー!、、わー!メグちゃん酔っぱらいのマネ上手だねー♪あはははー♪」


メグ「仕方ないでしょー!!目が回って、、でも、な、なんで部屋の中に砂場が、、!?」


ぽん博士「メグー!ほかのことは考えずに目の前のスイカだけに集中するのだっ!!」


なおたん「するのだー♪」


かえぽ助手「目隠ししてるから目の前見えませんけどね。。」


メグ「えー!?スイカどこー!?」


なおたん「メグちゃーん、もっと右だよー!、、♪三歩進んで、三歩さがるー!、、あ、それ!ワンツー!ワンツー♪」


かえぽ助手「それだとずっと前に進まないじゃないっ!?」


なおたん「私もスイカ割りやりたーい♪」


なんだかんだ言いながらも、メグたちは楽しい時間をすごしたのであった。



挿絵(By みてみん)

イラスト:まお



メグ「まさか、誕生日祝いがスイカ割り大会になるなんて想像もしなかったよー!、、でも楽しかったー♪。。お父さん、ありがとう!、、かえぽさんもなおたんもありがとうございましたー!!」


なおたん「うっひょー!どういたしまうまヒヒーンだよー♪」


ぽん博士「雨天のときでも砂地でのロボット実験が出来るように、砂を敷いてある部屋を用意してあるんだよ。。実はスイカ割りやってみたい!って言ったのは、なおたんなんだよ。今日は偶然メグの誕生日だったから、これだ!って思ってな!!」


かえぽ助手「楽しそうだったから私も参加させてもらいました!真夜中のスイカ割り大会、新鮮でしたねー!!」


ぽん博士「じゃあ、私は研究所に残るので、かえぽ君、すまんが帰りにメグを車で家まで送ってくれるかね。。なおたんもボディーガードとして一緒についていってくれるか!?」


なおたん「了解ねぎねぎー!、、♪じーんせいは、ワンツーぽんちゃ♪」


ぽん博士「ワンツーぽんちゃってなんじゃ!?」


そして翌日の正午。ライブ会場に到着したウニッコメンバー。寝不足のせいか、なにかを忘れているメグ。


メグ「あーーー!!しまったー!!大事なモノが入ったカバン、研究所に置いてきちゃったー!!」


ナオ「えー!?もしかして今日の衣装とか!?」


カエデ「わー!?それヤバイよー!!」


なおたん「こんにちうにうーに!!やほー♪」


メグが忘れ物をして重い空気の楽屋に突然なおたんが現れたのであった!!


なおたん「メグちゃーん!!大事なモノ忘れていったでしょー!!私見つけて持ってきたよー♪」


メグ「わー!!なおたーん!ありがとう!!。。あー!良かったー!!、、衣装無かったらタイヘンなとこだったー!!」


なおたん「よいしょ!メグちゃん、はぴはぴはぴばー♡」


テーブルの上に、持ってきた袋を置くなおたん。


メグ「あ、あれ?この袋じゃないよ!?。。てか、これ、、」


なおたん「メグちゃんにプレゼントしたスイカだよー!!、、おっきいから、みんなで食べてねー♡」


-END-


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