【第82話】飲モットなおたん
ぽん博士の研究所にて。
なおたんのメカチェックを終えた かえぽ助手 は ぽん博士に状況を説明していた。
かえぽ助手「博士、先ほどの なおたん の歩行テストなんですが、通常よりも左右にフラつくみたいなんですよ。。ですが、最終的には真っすぐ歩いているし、コース上の障害物も全て避けてはいるんですが。。」
ぽん博士「そうか!じゃあ、とりあえず問題無しだな!!」
かえぽ助手「え?、、イイんですか!?。。まるで酔っぱらいみたいでしたよ!!」
ぽん博士「あははは!そうか!酔っぱらいみたいに見えたかね!?、、よしよし!、、まあ、だけど念のため、両脚のバランスシステムの数値をチェックしておいてくれるかね。」
かえぽ助手「あ、はい。わかりました。。(えー?、、問題無しって、、なんで!?)」

かえぽ助手「なおたん、じゃあちょっとチェックするから、そのテスターの上に乗ってもらえる!?」
なおたん「はーい♡りょうか、、ヒック!、、ねぎねぎー♪あはははー♪」
かえぽ助手「あ、あれ?、、なおたん、もしかして酔ってる!?」
なおたん「酔っぱってねーだよー!てやんでーい!!あはははー♪」
かえぽ助手「…。酔っぱらっているわね。。てか、ロボットなのになんで酔っぱらっているのよ!?」
なおたん「かえぽぽぽー!あのねー、さっきねー、ぽん博士から『銀麦』たーくさんもらって、グビグビーって飲んらんよー♡、、おいちーねー♪、、ヒック!、、うえーい、ビール足りねーどー!!あはははー♪」
かえぽ助手「ビール飲んだの!?、、しかし、ヒドイ酔っぱらい方!。。だけど酔っていると、ちゃんと博士のこと『ぽん博士』って呼ぶのね。。」
そこにやってきたぽん博士。
ぽん博士「かえぽ君、なおたんのバランスシステムのほうは問題無かったかね?。。お!かなり酔っぱらっているなあ!わははははは!!」
かえぽ助手「あ!博士!、、これ、どうなっているんですか!?」
ぽん博士「ああ~、すまん、すまん!、、かえぽ君にはまだ説明してなかったが、なおたんはアルコールを摂取すると量によっては酔っぱらうようにプログラムしてあるんだよ。人間らしさを出すための、なおたんならではの特殊なシステムの一つなんだけどけどね。。実は歩行テストの10分前にビールを2リットル飲ましてみたんだ!。。ふーむ、、先に歩行システムに酔っぱらいの症状が出て、会話システムのほうは症状が出るまでタイムラグがあるみたいだなあ。」
なおたん「おおー!ぽん博士でありますかー!?、、ぽん博士に敬礼!、、はっ!、、用事がすんだら、帰れい!!、、なーんちゃってー!!うひょひょひょひょー♪」
ぽん博士「エライご機嫌だな!、、しかし、なんで酔っぱらったときだけ私を「ぽん博士」と呼ぶのだ!?」
なおたん「私は酔ってねーす!!、、ヨットレース!!、、あはははははー♪」
かえぽ助手「博士ー、なおたんをいくら人間らしくすると言ってもここまでヒドイと、ちょっと問題があるのでは無いでしょうか!?」
ぽん博士「うーむ、、これは問題だな。。」
かえぽ助手「やっぱり、そうですよね!!」
ぽん博士「顔が赤くなるシステムが機能しておらん!!」
かえぽ助手「そっちですかっ!?」
-おわ、、ヒック!、、り-




