【第72話】最終形態
かえぽ助手「3月も、もうすぐ終わりね。大学生とか卒業式のシーズンだね!あー懐かしいなあ。私もそんな時代があったなあ。あの頃は若かった。。なおたんはロボットだから年を取らなくてイイわねー。」
なおたん「えー?私、年取らないのー?。。じゃあ誕生日がきても0歳のままなのー!?」
かえぽ助手「そういう意味じゃないわよ!なおたんはいつまでも若くて変わらなくてイイわね!ってコトよ。」
なおたん「かえぽも若いよー♪。。ねー!ポンキー!!」
ポンキー「ワン♪」
かえぽ助手「あら!ありがとうね♪、、ポンキーも!。。だけど私は人間だからだんだん年をとっていくと、いろんな部分が変わっていっちゃうのよ。肌とか髪とか体力とかね。」
なおたん「わー♪イイなー!!カッコイイー♡私も毎年変化したいなー!!。。ちぇーんじ!・なおたん!!」
かえぽ助手「あのねー!そんな特撮のスーパー変形ロボットみたいにカッコイイものじゃなくて、、んー、どう言ったらイイかなー、、えーとね、だんだん『お婆ちゃん』に近づいていくのよ!」
なおたん「へー!最終形態は『お婆ちゃんタイプ』になるのかー!!」
かえぽ助手「『最終形態・お婆ちゃんタイプ』って、、おかしな表現の仕方ねえ。いつも観てるアニメとかの影響!?。。え、えーと、まあまあ、そういうことだけど。。」
ぽん博士「あー、、かえぽ君、ロボットだから年を取らないってことは無いぞ!機械というものは永久的ではなくて、使っているうちに劣化していくから、必ずどこかで寿命というものが来る。場合によっては人間よりもロボットのほうが寿命は短いかもしれん。」
かえぽ助手「あー、なるほどー!人間であれば細胞の入れ替わりがあるから常に新しい身体が作られているということになりますしね!」
なおたん「イイなイイなー!私も新しい身体に変わっていきたーい!!」
ぽん博士「心配せんでも、なおたんの各パーツは一定期間がくれば最新のものと取り替えるようにしておる!一番重要な人工知能もちゃんとバックアップをとってあるのだよ!!」
なおたん「わー♪じゃあ私も毎年パワーアップしているんだねー!うひょー!ワクワクするねー♪」
ぽん博士「あ、いや、パワーアップとはまた違うのだが。。ああ、だけどその都度最新の機能を持ったパーツに取り替えていくから、多少は進化していると言えるかな。」
なおたん「じゃあじゃあ、私もそのうち『お婆ちゃん』にしてもらいたいなー!!」
ぽん博士「なおたんは『お婆ちゃん』になりたいのかね!?」
なおたん「だってー、『お婆ちゃん』って最終形態なんだよねー!、、最終形態ってのはスゴイことが出来るようになるんでしょー♪スゴイなー!宇宙とか飛べたりしちゃうのかなー!?早く『お婆ちゃん』になりたいなー!!」
かえぽ助手「どこの家の『お婆ちゃん』も宇宙は飛んだりしないけどね。」
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