【第3話】なおたんの料理
ここはとある研究所。科学技術の世界的権威『ぽん博士』は人口知能搭載ロボット『なおたん』に「またもや」ある実験を試みていた。
ぽん博士「かえぽ君、今日は なおたん にカレーライスを作らせてみようと思う。」
かえぽ助手「ええ~!大丈夫ですか!?先週なおたんに目玉焼きを作らせようとしたら、殻を割らないで、そのままフライパンで焼いていましたよ!」
ぽん博士「そうだったかねえ?しかし、今回は大丈夫だ!プログラムを修正してある。それと玉ネギを切ると、ちゃんと涙が出るように改良してあるのだ!我ながら素晴らしい。あっはっはっはw」
かえぽ助手「それって改良なのかなあ…。」
ぽん博士「よーし!なおたん、これから美味しいカレーライスを作るんだ!」
なおたん「わかりました!ぽんちゃ!」
ぽん博士「だからっ、ぽんちゃではない!ぽん博士だ!」
なおたん「わかりました!ぽんちゃ博士!」
ぽん博士「『ちゃ』はいらんのだ!。。まあ良い。。よし、頼んだぞ!なおたん!」
なおたん「かしこまりました。」
かえぽ助手「急に丁寧になったわね。」
なおたん「かしこまり~!!」
かえぽ助手「言い直さなくてイイから!」
そしてなおたんはエプロンを付けて厨房に入っていった。後ろで心配そうに見守るぽん博士とかえぽ助手。
なおたん「じゃがい~も♪ じゃがい~も♪。。」
かえぽ助手「。。なんかジャガイモを前にして歌っていますよ。」
ぽん博士「しかも『振り』付きだな。。ノリノリじゃの。」
なおたん「今度はニンジン切るぞー!」
かえぽ助手「『今度は』って言ったって、まだジャガイモに何もしてないじゃない!」
なおたん「せーの!なおたんチョ~~ップ!!」
ばきっ!!
かえぽ助手「。。は、博士、なおたん人参にチョップしていますよ!」
ぽん博士「うむむ。どうやら違うプログラムが混ざってしまったみたいだな。」
なおたん「次は肉を焼くぞー!なおたんビィ~~ ム!!」
ビビビビビビ!どかーん!ばきーん!ずばーん!!
ぽん博士「わわわ!なおたん、ストップ!ストップ!!」
かえぽ助手「うわ~!鍋とかメチャメチャですよ!。。博士~!だから、なおたんにビームの機能なんか付けるの反対だったんですよ~!」
ぽん博士「やっぱりビームはいらなかったか!あっはっはっはw。。よし、なおたん、料理はもうイイから、元通りに片付けるんだ!」
なおたん「了解ネギネギ!よーし!片付けるぞ~!。。3、2、1、なおたんビィ~~~~~...」
かえぽ助手「ビーム、やめいっっ!!」
-END-