【第2話】なおたんのお買い物
ここはとある研究所。
科学技術の世界的権威『ぽん博士』は人工知能搭載ロボット『なおたん』にある実験を試みていた。
ぽん博士「かえぽ君、今日は なおたん が一人で買物が出来るかどうか試してみようと思うんだ。」
かえぽ助手「なんかテレビで小さい子がやっている『はじめてのおつかい』みたいですね。まるで本物の人間みたい!」
ぽん博士「うむ。なおたんは限りなく人間に近付けて作ってある。しかも人工の消化機能も備わっているから普通に食事もすることが出来る。そして食べ過ぎるとちゃんとお腹を壊すようになっているのだ!あっはっはっはw」
かえぽ助手「博士、またヘンなとこリアルですね…。」
ぽん博士「正露丸を飲めば治る様にしてあるから大丈夫だ!この機能を開発するのに10年かかった。」
かえぽ助手「その機能必要なのかなあ…。」
ぽん博士「よーし!なおたん、3丁目のスーパーに行って、プリンを2個買ってきてくれ。」
なおたん「わかりました!ぽんちゃ!」
ぽん博士「ぽんちゃではない!ぽん博士だ!」
なおたん「わかりました!ぽんちゃ!」
ぽん博士「だから博士だってば!。。まあ良い。。よし、頼んだぞ!なおたん!」
なおたん「ガッテン承知の助!」
かえぽ助手「どこからそんな言葉覚えてくるのよ…。」
そしてなおたんは研究所を出て、スーパーに向かってテクテクと歩いていった。
それから1時間後。
なおたん「ただいまネギネギ!」
かえぽ助手「あ!帰ってきた!またネギネギ言ってる。」
ぽん博士「よーし!実験成功だ!…ありゃ?プリンが1つしか入ってないぞ!?…私の伝え方が悪かったかなあ?…おや?なおたん、口元になにかついている様な…?」
なおたん「今度はゴマプリンがイイなあ!」
かえぽ助手「食べたんかいっ!!」
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