【第155話】つながる ひろがる 無限の可能性秘めて (後編)
『NIIGATAきゃわいー♡祭・WINTER』での「照明落下事件」があった日の夜。
研究所。
ぽん博士「はー、、それにしても香絵菜ちゃん可愛かったなー♡、、遠くで見ていてもドキドキするのに、もしも直接会ったりなんかしたら冗談抜きで気絶するかも知れんなー!わはははっ!、、まー、そんなことは絶対ありえんだろうけどなー!、、同じ芸能界に居るメグですら香絵菜ちゃんに会ったりすることは難しいんだろうな~!あれだけの大女優だと!!」
かえぽ助手「香絵菜さん、綺麗でしたね~!女優のときとはまた違った雰囲気で素敵でした~!オーラが違いましたもん!!」
なおたん「もしも、かえぽが女優になったらどんな役をやるのかなー?やっぱり前歯かなー?」
かえぽ助手「前歯役って何?、、てか、それどんな話なのよっ!?」
ピンポ~ン♪
かえぽ助手「あら?こんな時間に来客?、、誰ですかねえ!?」
メグ「こんばんは~!、、お父さん、突然来てごめんなさい!!」
ぽん博士「なーんだ、メグかー。。いやいや、それは構わんのだが、どしたー?、、あ!それよりお前、身体は大丈夫か?怪我とかしてないのか!?」
メグ「うん!なおたんのおかげで全く怪我とかしてないよっ!、、なおたん!今日はありがとう♡」
なおたん「うひー!どう板前ラッシャーだよー♪」
メグ「あのね!『なおたんに会いたい!』っていう女の子が一緒なんだよ!今日のチャンスを逃すとまたいつ会えるかわからないから、マネージャー説得して、ここに来てもらったんだよー!、、あ!どうぞー!こちらです~!!」
ナオ&カエデ「こんばんは~!お邪魔します~!!」
かえぽ助手「あらー!ナオさん、カエデさん、お久しぶりですね~♪」
ナオ「かえぽさん、お久しぶりです!こんばんウニウニです~♪」
ぽん博士「おー!2人ともお揃いでー♡、、んー?君たちだったら別にクマさんを説得なんかしなくたって、好きなときになおたんに会いにくればイイじゃないか!!」
メグ「説得したのはウチのマネージャーじゃなくて、あちらのマネージャーさんにだよ!!」
カエデ「私たちはオマケでついて来ちゃいました♪」
ぽん博士「へ?、、どゆこと、、!?」
メグ「あ!どうぞ~!こちらです~!!」
奥から、ウニッコメンバー以外にもう2人が顔を出す。
現れたのは香絵菜とそのマネージャー・ユキタであった!!
香絵菜「すみません。失礼します~!」
なおたん「あー!!香絵菜ちゃんだーーー♡」
ぽん博士「え!?、、香絵菜ちゃん、、?、、まさか!そんな?、、そっくりさん、、!?」
香絵菜「あ、あの、、一応本物ですw」
ぽん博士「本物ー!?、、か、か、香絵菜ちゃん!?、、かか、、(気絶)」
かえぽ助手「あ!、、博士、本当に気絶しちゃった!!」
香絵菜「あ、あ、あー!、、ちょちょちょっと!大丈夫ですかーっ!!、、倒れちゃいました、、けど!?、、あら?、、みなさん、冷静ですねえ、、!?」
メグ「あ!大丈夫だと思います!すぐ起きますよ!きっと!!」
かえぽ助手「博士が気絶するのを初めて見ましたが、心配ないと思います!たぶん!!」
なおたん「ぽんちゃ、急に寝ちゃったよー!、、電池切れたのー?」
30秒後…。
がばっ!!
メグ「ほら!起きたでしょ!!」
ぽん博士「だーっ!!、、本物の香絵菜ちゃん!?、、なんでーっ!?、、てか、誰も私のこと起こしにこないってどういうこっちゃ!なおたんと違って私は生身の人間だぞっ!このまま起きなかったらどうするつもりだねー!まーったく!!」
なおたん「私が起こしてあげるから心配ないよー!研究所にいろんな道具があるからねー♪」
ぽん博士「それはそれで怖いわっ!!」
メグ「父も見た通りこんな感じの人なんで、気楽にして下さいねー♪」
ユキタ「ぽん博士、連絡も無しで突然お邪魔しまして申し訳ございません。私、◯◯芸能プロダクションという会社で香絵菜のマネージャーをしておりますユキタと申します。(名刺を渡す)うちの香絵菜が交通事故の被害に遭いそうなところをこちらのなおたんさんに助けて頂いたというのを本人から聞きましてお礼を述べに参りました次第です。その節は本当にありがとうございました!!」
ぽん博士「あー!いやいや、ご丁寧に~!そんなそんなお礼だなんて!、、たまたまそこになおたんが居ただけなんですからっ!わははははっ!!」
香絵菜「ぽん博士、すみません、、事務所のほうに心配されるのが嫌だったもんだから、私が事故に遭いそうになったことを今日まで隠していたんです。自分のことばかり考えてしまいました。申し訳ありませんでした。」
ぽん博士「あああー!そんな!謝らないで下さいよ!!、、それに香絵菜さんはこちらにお礼の品を送ってくれてるじゃありませんか!!」※
※【第91話】せくちーでびゅーちーできゅーちー♡を参照
かえぽ助手「あのサックドレス、可愛くて素敵ですよねー!!」
なおたん「香絵菜ちゃんから貰った洋服、私の宝物なんだよー♪」
香絵菜「わあ♪ なおたん喜んでくれて私も嬉しいよー♡」
ぽん博士「まあまあ、こんなところで立ち話もなんですから、向こうのソファーのあるところへどうぞ!!」

なおたん「私、飲み物準備するねー!みんなオレンジジュースでいーい?、、かえぽはまぐろフレークジュースのほうがイイよねー♪」
かえぽ助手「私が準備するから、なおたんはここに居てイイわよ!、、てか、なんで私だけそんな特殊な飲み物になるのよっ!!」
香絵菜「なおたんちゃん、イイコなんですね~!」
ぽん博士「まー、、イイコはイイコですけどね。。オカシナことばっかりするもんだから毎回目が離せんのですよっ!!、、わははははっ!!」
メグ「今日の事故の件で、なおたんの存在を隠すのがどれほどタイヘンだったかーっ!!ww」
そんな感じで今日のイベントのことや過去のなおたんに関わる話しで盛り上がり、全員が大きな笑いに包まれた。
かえぽ助手「コーヒー、おかわり持ってきますねー!」
そう言ってみんなが飲み終えたカップを回収し、席を離れるかえぽ助手。
しばらくして、ユキタがぽん博士に少し小さな声で話しだした。
ユキタ「かえぽさんって美人ですね~!、、あの笑ったときにチョコンと前歯が出るあたりなんかすごいチャーミングですよ!、、冗談抜きでうちの事務所にスカウトしたいですよー!!」
香絵菜「うんうん!私もそう思いました!、、かえぽさん、一般の人にしておくのはもったいないですよねー!!」
なおたん「かえぽはミス前歯ーズ・日本代表だからねー♪」
そこに全員のコーヒーを運んできたかえぽ助手が戻ってきた。
かえぽ助手「そんな大会聞いたことも無いし、出場予定もありません!、、テキトーなこと言うんじゃありませんっ!!」
なおたん「うひー!嘘がばれりーなー♪」
ぽん博士「あれ?ところでみなさんここまでどうやって来られたんですか!?」
メグ「ウニ・カーにみんなして乗ってきたんだよ!、、クマさんに運転してもらって!!」
ぽん博士「え!そうなのか?、、クマさんは?、、帰っちゃった?」
メグ「疲れたから俺、車で寝てるわーって。。」
ぽん博士「なんだ!そうなのかー!、、久しぶりにクマさんとも話しをしたかったなあ!!」
なおたん「私、車で寝ているクマさんにハチミツ持って行ってあげるー♪」
かえぽ助手「クマさんって呼ばれているけど、人間だからねっ!!」

しばらくして、メグ以外のメンバーはウニ・カーに乗って帰っていった。クマ氏は香絵菜とユキタを駅へ、ナオとカエデをそれぞれの自宅へと送っていったのであった。
メグ「わああ~♪ 私、香絵菜ちゃんとメルアド交換したんだよー!嬉し~!『来月また東京でまた会いましょーねー♡』だってー!、、うわー!夢みたいだ~!!」
ぽん博士「わああ~♪ まさか本物と出会えるとは~!嬉し~!、、一緒に写真も撮ってもらえたし、本物のサインも貰えたぞ~!!※ 、、うわー!夢みたいだ~!!」
※【第88話】スペシャルなサインを参照
かえぽ助手「博士とメグさんってまったく同じリアクションとりますねえ!、、やっぱり親子ですね!!」
ぽん博士&メグ「一緒にしないでっ!!」
なおたん「♪いっしょーいっしょーやっしょーまかしょーだーよ♪」
ぽん博士「それにしても、メグ!ありがとな!、、おかげで香絵菜ちゃんと会えるどころか、あんなにたくさん話しをすることが出来たよー!!」
メグ「ううん!全てのキッカケを作ってくれたのは、なおたんだよ!、、なおたんがみんなを繋いでくれた!、、ありがとう!なおたん!!大好き♡」
なおたん「アッハッハー!そんなに感謝されても、何も出ませんよー!アッハッハー!、、前歯なら出ていますけどねー!でもそれ私じゃないですけどねー!アッハッハー♪」
かえぽ助手「やかましいわっ!!」

香絵菜とユキタ。帰りの新幹線にて。
香絵菜「あー、、今日はいろんなことがあった一日だったなー!なおたんと会えることが出来たし!メグちゃんたちとお友達になれたし!最高の日だった~♪」
ユキタ「かえぽさん、なんとかうちの事務所と契約してくれないかな~!!」
香絵菜「まーだ言ってる~!、、かえぽさんはなおたんをサポートしなければいけないし、ぽん博士と一緒に難しい研究に取り組んでいるから無理だよ~!!」
ユキタ「そっかー、、やっぱり難しいかー、、\ざんねーん/」
香絵菜「ね、それと今日のウニッコのライブ観て気になったから、ネットでダウンロードしてみたんだけど、イイ曲ばっかりなんだね~!、、3人の声が耳に心地イイんだよー!、、なんかね、ずっと聴いていられる!!」

数日後、とあるテレビ番組に出演した香絵菜が『今一番お気に入りのアーティスト』ということでウニッコを紹介した。
これがキッカケとなり、ウニッコの知名度が一気に広まっていくこととなった。
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