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ロボットなおたん  作者: Nau
145/150

【第151話】ハロウィンなんていらナイト?

10月の末日。なおたんとポムがアルバイトをしているラーメン店『えちごやラーメン』。店長のアイデアで『仮装をしてきたお客様はラーメン全品半額!』というハロウィン・スペシャルな日をやってみた。すると予想以上の大反響で開店からお客さんの列が途切れず、夜になっても休憩も食事も出来ずに働きっぱなしの店長・ポム・なおたんであった。


ポム「店長~!オ客サン、ゼンゼッン途切レナイデスネエ~。。」


店長「いや~、、まさかここまでになるとは、、しかしこの光景、、とてもラーメン屋には見えんな。。」


なおたん「すっごいねー!楽しいねー!魔女とかかぼちゃとかミイラとかよくわかんないけどなんかスゴイのが居て、にーぎやかでイイねー♪」


店長「元気なのは、なおたんだけだな。。」


ポム「今日ハ開店カラズット満席デスネ、、コスプレノオ客サンダケデスケド。。ナンカブットウシデ動イテイタカラ、クラクラシテキマシタ。。」


店長「わわっ!ポムちゃん!大丈夫か!?しっかりしろ!!、、あ!なおたん!みそチャーシューとねぎラーメンは、奥のテーブル、魔女と血まみれナースのお客さん!!」


なおたん「がってんぴょーん!!」


 カラカラカラ。。


一組の客が帰っていき、入れ替わりで次の客が入ってきた。常連の男性二人組であった。


二人組の男性客「こんばんはー!!」


なおたん「いらっしゃいマッサージー!!、、あー!ぶんちゃと荒ちゃんだー♪」


荒川「なおたん、どーもー!、、今日は仮装してきたら半額なんだよね!。。俺たちも半額にならないかなー?、、『野球選手』のコスプレ!!」


店長「なりませーん!!、、それ自分たちの所属チームのユニフォームじゃないですかー!!」


分水「あ!やっぱりダメかー!!、、ほらー!やっぱりダメだったじゃねーかっ!!」


荒川「『大丈夫だ!』って言ったの先輩のほうじゃないっすかーっ!!」


 カラカラカラ。。 


続いて入ってきたのは、これまたお馴染みの。。


ポム「イラッシャイマセー!!、、アー!ぽん博士とかえぽサン!、、オ久シブリデス~!!」


なおたん「わー♪ ぽんちゃー!かえぽー!、、ダメだよー!仕事しないでラーメン食べに来ちゃー♪」


かえぽ助手「仕事終わったから来たのよっ!!」


ぽん博士「今日は仮装してきたら半額なんだろ!、、私らダメかね?『博士と助手』のコスプレ!!」


店長「ダメでーーす!!、、てか、それいつもの仕事の格好じゃないすかーーーっ!!」


ぽん博士「やっぱりダメかー!、、だから言ったじゃないかー!かえぽ君!!」


かえぽ助手「『なんとかなるかもしれん!』って言ったの博士じゃないですかっ!!」


ポム「ダカラ二人シテ白衣着テキタノネ。。」


店長「なおたん、、ぽん博士って本当に世界的に有名な天才科学者なのか、、!?」




夜の10時。

最後の客も帰り、ようやく閉店時間となった。



店長「よおおし!終わったああー!!みんな今日はお疲れさん!!よー頑張ったっ!!」


ポム「モー、、オ腹空イテ、フラフラデス~!、、ナンカモウ、ハロウィン嫌イニナリソウ。。」


なおたん「今、まかない飯準備するから待っててねー!、、今日のまかない飯はー、じゃらじゃらじゃらじゃらじゃじゃーん!!、、カップラーメンでーす♪」


店長「ラーメン屋のまかない飯がカップラーメンかーいっ!!」


ポム「ハ~、、ハロウィンノ夜ハ、モウ少シ幸セナ気分ヲ味ワイタカッタナー、、ア!ア!、、仕事ハ好キナンデスヨ!、、タダ今日ハチョット、クタビレスギマシタ。。」


 カラカラカラ。。


そのときである。。入口の扉を開ける音が。

閉店の看板を下げていたので誰も訪れる人は居ない筈だったのだが、、


ナタリー「スミマセ~ン!失礼シマス~♪」


ポム「アレー?ナタリー!!、、ドーシタノー!?」


なおたん「わー!ナタっちだー♪」


店長「おー!君はたしかポムちゃんの友達の、、」


ナタリー「ナタリーデス。コンバンハー!、、アノー、コレ、私ノオ婆チャンガ、ミンナニドウゾッテ、、10月限定ノ『ハロウィンだからかぼちゃクリームなんか入れてみたけど、やっぱり餅も入れちゃったい焼き』デス!。。オ婆チャンが『今日マデシカ売ラナイッケ、一度ハなおたんタチニ食ベサセテナー!』ッテ言ッテタカラ、今ナラココニ居ルト思ッテ持ッテキマシタテー♪」


店長「おー!そいつは嬉しいねー!!」


ナタリー「ア!ツイデニ店長サンニモ食ベテモラエッテ言ッテマシター♪」


店長「『ついで』かーいっ!!、、あははは!、、 ま、いいか!。。ではでは早速。。」


全員「いただきまーす!!」


なおたん「わー!おーいCーーー♪ やっぱりおばちゃんが作ったたい焼きは優しい味がするねー♪」


店長「うわー!これすっげ美味い!!、、今日までなのかー!なんかもったいないねー!!」


ポム「美味シイー!トッテモ美味シイ!!、、幸セ!!、、ヤッパリハロウィン大好キ〜♡」


なおたん「ポムちゃ!ハッピー・ハロウィン・ナイトだねー♪」



-END-

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