【第143話】トンチンカチンカチン
7月末。研究所。
ぽん博士が製作した『カキ氷マシーン』のテストを兼ねて、カキ氷を食べながら会話をするいつもの3人。
なおたん「♪すき焼き食べてもイイのかな~? モ~ウ!止まらない箸~♪」
かえぽ助手「ウニッコのミュージックビデオ何回も繰り返して観ていたのに、あなたが歌うとどうして違う歌詞になるのよ?、、どっからすき焼きって出てくるかなあ!?」
ぽん博士「新曲の『ねぇギンダラ』だろ!爽やかな感じの曲だよな~!!」
かえぽ助手「なおたんが歌うと全く爽やかさが伝わってきませんが、今までのウニッコの曲とはちょっと雰囲気が違いますね。」
ぽん博士「これは結構売れると思うよ~!。。てっきりこの前の『SIF』※で歌うと思っていたんだがなあ。。初披露は8月の『JIF』※ になるらしい。。今回は『すまいるガーデン』の大トリだそうだ!!」
※『埼玉・アイドル・フェスティバル』(【第142話】伝説のアイドルを参照)
※『ジャパン・アイドル・フェスティバル』(【第103話】アイドル・フェスティバルを参照)
なおたん「コケッコー♪」
かえぽ助手「そのトリじゃないからっ!!」
なおたん「カキ氷美味しいねー!ケッコーケッコーコケコッコーだねー♪」
かえぽ助手「なおたん、それもう7杯目だからそれが最後だからねっ!!」
なおたん「ぐわー!悲しみTOOやんぐ~!!」
ぽん博士「、、おほー!頭にキーンときたっ!!、、しかし冷たくて美味いなあ!カキ氷!!」
かえぽ助手「この『カキ氷マシーン』素晴らしいですね!ボタンひとつで自分が好きなカキ氷を作ってくれるんですもんねー!氷の食感もフワっとしてイイ感じじゃないですかー!ホント冷たくて美味しいですね!!、、だけど私前回治療したばかりの歯にしみるんですよ~!!ん~。。」
なおたん「かえぽ、大丈夫ー?前歯なくなっちゃったらゴハン食べられなくなるねー♪、、♪グッドラック前~歯~♪」
かえぽ助手「あのね、なおたん。私、前歯以外にも歯はあるんだけどね。。それにしても、明日も暑くなりそうですよね!メグさんたち大丈夫ですかねえ?」
なおたん「メグちゃんたち今年も『じゃぱんアッチッチふぇすてばー』に出るんだねー♪」
ぽん博士「たしかにアッチッチな現場だけど、ちっと名前が違う!『ジャパン・アイドル・フェスティバル』だ!!」
なおたん「そうかー!そうとも言うー♪」
ぽん博士「そうとしか言わんわっ!!」
かえぽ助手「フェスの会場、かなり暑くなるだろうから、このカキ氷マシーン貸し出してあげたかったですよねー!」
ぽん博士「そう思っただろ!?。。フッフッフッ!、、ちゃーんと、会場の方に一緒に持っていってもらってあるのだ!!」
なおたん「あるのだー♪」
かえぽ助手「あ!なんだ、そうだったんですか!?さすが博士!!、、カキ氷マシーンのスペアがあったんですね!、、ウニッコ・メンバー喜んでいるでしょうね~!、、とくにナオさんとか!!」
ぽん博士「あ、、いや、持っていってもらったのはカキ氷マシーンではなくて、『カキ氷を作る職人ロボット』のほうなんだが。。」
かえぽ助手「え?、、カキ氷を作るロボット!?」
ぽん博士「正確には『縁日イベント専用ロボット』だな!。。いや~、フェスってことは要するに『お祭』だろ!、、ただのカキ氷マシーンってのも味気無いから、縁日ロボットとカキ氷セットを一緒に持っていってもらったのだ!、、これでさらに喜んでもらえるだろっ!!わははははっ!!」
かえぽ助手「そ、そうなんですか、、もえちゃんみたいに強制送還されないとイイんですが。。」
ぽん博士「だーいじょうぶだろっ!今回のロボットは一級品だ!いっきゅうひん!!」

そして翌日。JIFの会場。ウニッコの控室にて。
テーブルでカキ氷を作る、縁日ロボットの『一休SUN』。
職人らしく勢いよくカキ氷を作ってくれると思いきや。。
カエデ「まだ出来ないのー?なんか氷、溶け始めてるみたいなんだけどっ!!」
一休SUN「あわてなーい!あわてなーい!ひとやすみ!ひとやすみ!!」
ナオ「早く作ってよーーー!!待ちくたびれたよー!!」
メグ「お父さん、またなんでこんなロボット寄こしたのよーーー!もおおお!!だから普通のカキ氷マシーンでイイって言ったのにーーーっ!!。。なんか、もえちゃんのほうがまだマシだったみたい!!」

もえちゃん「へっくしゅんっ!!」
なおたん「あー!もえちゃん、クシャミしたー♪」
もえちゃん「えへへー♪ カキ氷食べすぎちゃったみたーい♡」
かえぽ助手「は、博士!、、もえちゃん、カキ氷食べることなんて出来たんですかっ!?」
ぽん博士「あー!そうそう!、、もえちゃん、今回のアップデートでいろいろな改良をしたのだ!その第一弾として『食事機能』を追加した!、、もえちゃんは、ただの運転ロボットではないのだっ!!」
なおたん「ないのだー♪」
かえぽ助手「方向オンチは直さないんですか!?」
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