【第136話】修行はつらいよ
5月の後半。
ここは、なおたんとポムがアルバイトをしているラーメン店の『えちごやラーメン』。店長、なおたん、ポムは閉店後の片付けをしていた。
店長「いや~、今日は暑かったね~!、、と言う訳で明日から一足先に『冷やし中華』始めちゃいま~す!!」
ポム「ワー!サッパリシテ、美味シインデスヨネー♪」
店長「今年は夏の新商品を出したいんだよな~!、、な~んか良いアイデアは無いろっかね~!?」
なおたん「あー!てんちょ、てんちょ!あのね、あのね、ゴニョゴニョ。。」
そして翌日。
ぽん博士とかえぽ助手は昼食をとるために久しぶりにえちごやラーメンに寄ったのであった。
ガラガラガラ~♪(引戸を開ける音)
ポム「イラッシャイマセー♪」
店長「おー!ぽん博士~!お久しぶりですね~!!」
ぽん博士「こんにちは!、、なんか暑くって、冷やし中華みたいなのが食べたい気分でね~!」
かえぽ助手「店長さん、いつもうちのなおたんがお世話になってます!!」
店長「いやいや~、お礼を言うのはこちらですよ~!、、なおたん、お客さんにスゴイ人気があるんですよ~!!。。なおたーん!相変わらず かえぽさんは美しいねえ~♡」
なおたん「店長ー!かえぽの褒め方を間違ってるよー!、、そういうときはねー『相変わらず前歯だねー!』って言うんだよー♪」
かえぽ助手「『相変わらず前歯』ってどういうことよっ!!」
ポム「エート、かえぽサンヲ褒メル言葉ハ、『相変ワラズ前歯』、、デスネ!、、覚エマシタ~!!」
かえぽ助手「ポムちゃん!なおたんの日本語は覚えなくてイイからっ!!」
ポム「アハハー!ゴメンナサーイ!冗談デース!。。ゴ注文ハ、オ決マリデスカ~?」
ぽん博士「じゃあ、冷やし中華と~、、あ、かえぽ君は?」
かえぽ助手「あ、私も冷やし中華でイイです!」
店長「あ!博士にオススメの新商品もあるんですよー!!」
ぽん博士「ほー!、、新商品!?」
店長「『冷やし中華・とろぴかる♡』って言うんですけどねー!。。今日みたいに暑い日にピッタリですよ~!!」
ぽん博士「オカシナ名前だな~!ww、、それじゃ、せっかくだから、それを試してみるか!!」
かえぽ助手「なんか興味惹かれますよねー!、、じゃあそれを2つください!!」

ぽん博士「ここのお店もけっこう長く続いているよなあ~!、、店長、若いときにツライ修行に耐えてきたって聞いたことがあるから、それが生きているんだなあ。きっと!!」
そして数分後、ぽん博士たちが注文した商品を運んできた、なおたん。
なおたん「馬ちどーサマンサどすー♡、、『冷やしぽんちゃ・とろぴかる♡』で~す♪」
ぽん博士「『冷やし中華』だろ!、、ぽんちゃは私だ!!」
かえぽ助手「『ぽんちゃ』なんですか!?」
ぽん博士「あ!。。違う!、、ぽんちゃでは無い!ぽん博士だっ!!。。てか、な、なんじゃ!こりゃ!?」
かえぽ助手「冷やし中華にスイカがトッピングされてますね。。いや、これはトッピングじゃないですね。。具がスイカのみですもんね。。ス、スゴイですね。。」
なおたん「ぽんちゃ良かったねー!、、ぽんちゃ、スイカ大好きだもんねー♪」
ぽん博士「だからぽんちゃでは無いっ中華!!。。いや、確かにスイカは好きなんだけどね。。冷やし中華も大好きだけどね。。だからと言ってね。。」
かえぽ助手「店長さん、ツライ修行に耐えてきた人なんですよね、、!?」
ぽん博士「修行がツラすぎたんじゃないかって思う。。きっとそうだと思う。うん。。」
そして一週間後。研究所。
夕食のラーメンを食べる、なおたんとかえぽ助手。
なおたん「かえぽー!これ見てこれ見てー!、、あなたはだんだん眠くなる~!クルクルクル~♪。。あれー?眠くならないのー?」
かえぽ助手「なると巻きで遊ばないの!、、もしかして催眠術のつもり?、、そんなので眠くなる訳ないでしょ!早くラーメン食べちゃいなさいよ。のびちゃうわよ!。。それにしても なおたん、箸の使い方かなり上手くなったわねえ~!」
なおたん「ツライ修行に耐え、10年目にしてようやくここまで到達したのじゃー♪」
かえぽ助手「なおたん生まれてから2年しか経ってないでしょ!。。そもそもツライ修行なんてしてないじゃない!!」
なおたん「ねー、ねー!もっと箸を使う修行をしたいから、ラーメンおかわりー!!。。修行ってツライねー♪」
かえぽ助手「絶対、ツライって意味わかってないわよねっ!?」
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