表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロボットなおたん  作者: Nau
130/150

【第136話】修行はつらいよ

5月の後半。

ここは、なおたんとポムがアルバイトをしているラーメン店の『えちごやラーメン』。店長、なおたん、ポムは閉店後の片付けをしていた。


店長「いや~、今日は暑かったね~!、、と言う訳で明日から一足先に『冷やし中華』始めちゃいま~す!!」


ポム「ワー!サッパリシテ、美味シインデスヨネー♪」


店長「今年は夏の新商品を出したいんだよな~!、、な~んか良いアイデアは無いろっかね~!?」


なおたん「あー!てんちょ、てんちょ!あのね、あのね、ゴニョゴニョ。。」




そして翌日。

ぽん博士とかえぽ助手は昼食をとるために久しぶりにえちごやラーメンに寄ったのであった。


 ガラガラガラ~♪(引戸を開ける音)


ポム「イラッシャイマセー♪」


店長「おー!ぽん博士~!お久しぶりですね~!!」


ぽん博士「こんにちは!、、なんか暑くって、冷やし中華みたいなのが食べたい気分でね~!」


かえぽ助手「店長さん、いつもうちのなおたんがお世話になってます!!」


店長「いやいや~、お礼を言うのはこちらですよ~!、、なおたん、お客さんにスゴイ人気があるんですよ~!!。。なおたーん!相変わらず かえぽさんは美しいねえ~♡」


なおたん「店長ー!かえぽの褒め方を間違ってるよー!、、そういうときはねー『相変わらず前歯だねー!』って言うんだよー♪」


かえぽ助手「『相変わらず前歯』ってどういうことよっ!!」


ポム「エート、かえぽサンヲ褒メル言葉ハ、『相変ワラズ前歯』、、デスネ!、、覚エマシタ~!!」


かえぽ助手「ポムちゃん!なおたんの日本語は覚えなくてイイからっ!!」


ポム「アハハー!ゴメンナサーイ!冗談デース!。。ゴ注文ハ、オ決マリデスカ~?」


ぽん博士「じゃあ、冷やし中華と~、、あ、かえぽ君は?」


かえぽ助手「あ、私も冷やし中華でイイです!」


店長「あ!博士にオススメの新商品もあるんですよー!!」


ぽん博士「ほー!、、新商品!?」


店長「『冷やし中華・とろぴかる♡』って言うんですけどねー!。。今日みたいに暑い日にピッタリですよ~!!」


ぽん博士「オカシナ名前だな~!ww、、それじゃ、せっかくだから、それを試してみるか!!」


かえぽ助手「なんか興味惹かれますよねー!、、じゃあそれを2つください!!」


ぽん博士「ここのお店もけっこう長く続いているよなあ~!、、店長、若いときにツライ修行に耐えてきたって聞いたことがあるから、それが生きているんだなあ。きっと!!」



そして数分後、ぽん博士たちが注文した商品を運んできた、なおたん。


なおたん「馬ちどーサマンサどすー♡、、『冷やしぽんちゃ・とろぴかる♡』で~す♪」


ぽん博士「『冷やし中華』だろ!、、ぽんちゃは私だ!!」


かえぽ助手「『ぽんちゃ』なんですか!?」


ぽん博士「あ!。。違う!、、ぽんちゃでは無い!ぽん博士だっ!!。。てか、な、なんじゃ!こりゃ!?」


かえぽ助手「冷やし中華にスイカがトッピングされてますね。。いや、これはトッピングじゃないですね。。具がスイカのみですもんね。。ス、スゴイですね。。」


なおたん「ぽんちゃ良かったねー!、、ぽんちゃ、スイカ大好きだもんねー♪」


ぽん博士「だからぽんちゃでは無いっ中華!!。。いや、確かにスイカは好きなんだけどね。。冷やし中華も大好きだけどね。。だからと言ってね。。」


かえぽ助手「店長さん、ツライ修行に耐えてきた人なんですよね、、!?」


ぽん博士「修行がツラすぎたんじゃないかって思う。。きっとそうだと思う。うん。。」




そして一週間後。研究所。

夕食のラーメンを食べる、なおたんとかえぽ助手。


なおたん「かえぽー!これ見てこれ見てー!、、あなたはだんだん眠くなる~!クルクルクル~♪。。あれー?眠くならないのー?」


かえぽ助手「なると巻きで遊ばないの!、、もしかして催眠術のつもり?、、そんなので眠くなる訳ないでしょ!早くラーメン食べちゃいなさいよ。のびちゃうわよ!。。それにしても なおたん、箸の使い方かなり上手くなったわねえ~!」


なおたん「ツライ修行に耐え、10年目にしてようやくここまで到達したのじゃー♪」


かえぽ助手「なおたん生まれてから2年しか経ってないでしょ!。。そもそもツライ修行なんてしてないじゃない!!」


なおたん「ねー、ねー!もっと箸を使う修行をしたいから、ラーメンおかわりー!!。。修行ってツライねー♪」


かえぽ助手「絶対、ツライって意味わかってないわよねっ!?」



-END-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ