【第131話】初心者マークのもえちゃん
4月上旬。研究所にて。
ぽん博士「かえぽ君!『自動車運転機能特化型マシーン』がようやく公道で使えるようになったぞ!」
かえぽ助手「博士!やりましたね!、、以前から開発を進めていた『自動運転をする自動車』がついに完成したんですね!!」※
※【第40話】ロボットカー
ぽん博士「かえぽ君!『自動車』では無いぞ!!」
かえぽ助手「え?、、自動車以外の乗り物なんですか!?」
ぽん博士「そうでは無いのだ!、、『自動車を運転するロボット』が完成したのだっ!!」
かえぽ助手「要するに『運転手のロボット』ですね。」
なおたん「そーそーそうとも言うー♪」
ぽん博士「私のセリフをとるなっ!!」
かえぽ助手「あれ?、、最初は『ロボットカー』の開発を進めていませんでしたっけ!?」
ぽん博士「わはははっ!、、確かに最初は自動運転をしてくれるロボットカーの研究を進めていたんだけどね。。途中で気が変わって自動車では無くて運転をする側のロボットを作ってみたくなったんだよ。ロボットカーのほうは自動車メーカーのほうも開発を進めているだろうしね。」
なおたん「ぽんちゃ、『あき竹城』っぽいんだねー♪」
ぽん博士「それを言うなら『飽きっぽい』だろ!別に飽きた訳では無いのだ!、、てか、ぽんちゃじゃねんだず!ぽん博士って呼び方さ覚えてけろ!わがたが!?」
かえぽ助手「あき竹城っぽいですよ。」
ぽん博士「あ!それはともかく。。えーと、何の話だったかな、、?」
なおたん「あき竹城の話だよー♪」
ぽん博士「あき竹城はもうイイんだっちゅーにっ!。。あ!そうそう!その運転をするロボットが先週めでたく自動車学校を卒業して運転免許を所得することが出来たのだ!!」
かえぽ助手「え!?、、そのロボットが今まで通っていたんですか!?」
ぽん博士「流石に公道を走らせるとなると国に無許可でやらせる訳にはイカンということだったんでね。。まったく頭の固いれんち(ry、、コホン!、、そこで国の機関と相談した結果、だったら人間と同じく自動車学校を受講してもらって試験をパスしたらイイだろうということになったのだ。。私が作るロボットはそんなもん必要無いってのに、、おかげで公道デビューが予定より遅れてしまった!!」
なおたん「『うんてんめんちょしょ』だったら私が作ってプレゼントしてあげたのになー♪」
かえぽ助手「あのね、なおたんが免許証発行しても日本の道路は走れないのよ。」
なおたん「ふーん。そうなのかー♪」
かえぽ助手「博士!ところで、その『運転手ロボット』は何処にあるんですか!?」
ぽん博士「実は『彼女』は今テストを兼ねてウニッコの事務所に貸し出してあるのだ。全国ツアー中だから車での移動が大変そうだから少しでもマネージャーのクマさんたちの運転の負担を減らせればと思ってね!」
かえぽ助手「あ!『彼女』ってことは女性型ロボットなんですね。。だけど大丈夫ですかね?運転することに特化して作られてあるとは言え、先週免許取ったばかりの初心者なんですよねー!?」
ぽん博士「わはははっ!まー、大丈夫だろ!『運転ロボット・もえちゃん』は少なくても、なおたんを運転手として貸し出すよりは、はるかに安全だと思う!!」
かえぽ助手「その『もえちゃん』という名前にたまらなく危険な香りが漂ってくるのですが。。」
なおたん「ロボットちゃん、『もえちゃん』って言うのー?、、なんだー、ここに居ないのかー!、、一緒に遊びたかったなー♪」
その頃、全国ツアーの場所のひとつである金沢を目指して自動車を走らせるウニッコ・メンバーとマネージャーのクマさん。そして運転手はロボットの『もえちゃん』であった。
メグ「あ、あれー?、、ねー!もえちゃん!この道じゃないんじゃないー!?」
もえちゃん「えー!そうなんですかぁ~!アハハー♪この車ナビが古いみたいだから、わかりにくいんですよぉ~!!」
ナオ「運転ロボットなのにナビに頼らないとダメってどういうことー!?」
カエデ「ナビ見てるのに間違えてるしー。。」
もえちゃん「だってぇ~、ナビばっかり見ていて前を見ていなかったら、どかーん!ってぶつかっちゃうじゃないですかぁ~!そんなのコワイですぅ~!!」
クマ「あのさー!安全運転するのはイイんだけど、もう少しスピード上げてくんないかなー。制限速度60kmのところ40kmで走っていたら、現場に間に合わないよー!!」
もえちゃん「スピード出したら危ないじゃないですかぁ~!私免許取ったばっかりだからスピード出すのコワイんですよぉ~♪」
カエデ「なんなのよ!このロボット!?」
ナオ「カエちゃん、血管浮き出ているよ!!」
クマ「俺、本当は隣でのんびり寝ていようと思っていたのに、これじゃ恐くて寝てらんねーよー。。!!」
もえちゃん「みなさん、そんなコワイ顔してちゃダメですよぉ~!アイドルなんだから、私みたいにスマイルスマイル~♡」
メグ「あなたがみんなをこんな顔にさせてるんですっ!!」
もえちゃん「えぇ~!そうなんですかぁ~!、、許してぴょん♡」
数分後。研究所。
ぽん博士「今ほど娘から電話があって、『あのロボット途中で降ろしてイイッ!?、、もーいやだ!!』ってかなり怒っていたんだが、どうしたんだろうなあ?。。とにかく一緒に居てストレスが溜まるから、途中で降ろすから回収してくれって言っておった!!」
かえぽ助手「メグちゃんがそんなに怒るなんて余程のことですよねえ。。『もえちゃん』は運転することに特化して作ったロボットなんですよね!?」
ぽん博士「もえちゃんの能力で一番優れているところは運転技術ではなくて、教習所で教官からハンコを貰いやすくするために『甘え機能』が強化してあるところだ!、、例えば教官が渋い顔をしていたら、『あ~!ハンコくれなきゃ泣いちゃいますよぉ~♡』とか言うようにプログラムしてあるのだ!。。それなのになにが原因で娘はあんなに怒っているのだ!?」
かえぽ助手「それが原因ですっ!!」
なおたん「わー!もえちゃん帰ってくるのー?、、うひょー♪楽しみー!!、、一緒になにして遊ぼうかなー?、、運転ゴッコがイイかなー♪」
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