【第11話】夢見る なおたん その2
ここはとあるロボット研究所。科学技術の世界的権威『ぽん博士』は人工知能搭載ロボット『なおたん』に日々いろいろな実験を行っていた。
なおたんの寝室。
ぽん博士の助手、かえぽはロボットのくせに寝坊をする なおたん を起こしにきた。
かえぽ助手「まーったく!なんでいつも寝坊するのよ!。。ていうか、ロボットなのに睡眠必要かしら?しかもちゃんとパジャマとか着てるし!」
なおたん「すやすや。。くぴー。」
かえぽ助手「ほら、なおたん!朝よ!起きなさい!」
なおたん「うーん。。かえぽのかえぽっぽトーク!。。ぽっぽ!。。むにゃむにゃ。」
かえぽ助手「ぽっぽっ!って何よ!?まーた夢見てるのね~!ほら、なおたん!起きて!」
なおたん「うーん。。新曲の振付が覚えられないよ~。。むにゃむにゃ。」
かえぽ助手「どんな夢見てるのよ!。。新曲の振付って!?」
ドタドタドタ!ばたーん!
寝室のドアが勢いよく開いた。そこに現れたのは。。?
メグ「ええー!?まだ寝ているのー!!」
そこで姿を現したのは、ぽん博士の娘、『メグ』であった。メグはアイドルグループ『ウニッコ』のメンバーである。ちなみにデビュー曲は『鯉釣るウニッコ』である。
メグ「もー!何やってるのー!かえぽー!今日は大事なテルサのワンマンの日でしょ!まだ準備してないのー!?ほら!早くナオちゃん起こして!!」
かえぽ助手「あ!あれ!?メグちゃん!?ぽん博士の娘さんー!?。。な、なんでここに?。。テルサ?ワンマン?。。え?え?どういうこと!?」
メグ「ほーら!ナオちゃん!起きてー!!」
なおたん「わ!ぽんちゃだー!おはよー♪」
メグ「私はぽんちゃじゃなくてー、『ぽちゃん』よ!」
なおたん「オッケー!ぽんちゃー!」
メグ「がくっ!。。まあいいや!それよりもう時間が無いから、かえぽはその白衣のまま踊って!。。ナオちゃんはパジャマが今日の衣装よ!」
なおたん「うひょー!パジャマッコだー♪」
かえぽ助手「え?踊れって?。。私いつからアイドル!?。。ど、どうなっているの!?。。もしかして夢観ているのは私ー!?」
なおたん「かえぽ、まだ寝ぼけているから、私が目を覚ましてあげるよ!いくよー!なおたん・びーーーーむ!!」
ビビビビビビ!!
かえぽ助手「えええ?ちょっとまっっ。。きゃああああああ!!」
ぽん博士「、、えぽ君!かえぽ君!!」
かえぽ助手「。。え?、、博士?」
ぽん博士「大丈夫か?かえぽ君!ひどくうなされていたぞ!」
目が覚めるかえぽ助手。いつの間にか眠っていて夢を見ていたらしい。
かえぽ助手「え?あ!。。なんだ夢だったんですね。よかったー。。ちょっと!なおたん!私の胸を枕にしないでよ!どおりで怖い夢を観るハズだわ!」
なおたん「だって、ちょうどイイ高さなんだもん!」
ぽん博士「あんまり高くないからなあ。」
かえぽ助手「うるさーい!!」
-END-
テルサとは新潟市にあるイベントホールの『新潟テルサ』のことです。Negiccoが新潟テルサでのワンマンライブが決定したことをネタにしてこの話を作りました。
(Nau)




