表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロボットなおたん  作者: Nau
117/150

【第123話】二十歳になったら

1月の第2月曜日。研究所。


かえぽ助手「今日は『成人の日』かあ。。私のときは雪降っていてタイヘンだったなあ。だけど友だちみんなで振袖着て、、楽しかったなあ。。(シミジミ)」


なおたん「『星人の日』ー?、、かえぽは『前歯星人』だから『前歯星』でお祝いをしたんだねー♪」


かえぽ助手「だれが前歯星人よっ!、、前歯星とか無いからっ!!」


ぽん博士「なおたん、日本では20歳のことを大人になった年齢ということで成年と言うんだよ。そして成年になった人を成人と言うのだ!」


なおたん「ふーん。そうなのかー。。ぽんちゃ、なんでも知ってるねー!スゴイねー!何かの博士みたいだねー♪」


ぽん博士「もしかして褒めているつもりなのかね。。ちなみに私はぽんちゃでは無いし、かなり前から何かの博士なんだけどなあ。。」


かえぽ助手「新成人たちをお祝いする日としたのが成人の日なのよ。毎年1月の第2月曜日って決められているの。※そして各市町村ごとに新成人をお祝いするために『成人式』っていう式典をやっているのよ。」

 ※地域によって異なります。


なおたん「ふーん。じゃあ、かえぽが成人式に出たのは『太古の昔』だねー♪」


かえぽ助手「どれだけ昔なのよっ!!」



それからしばらくして、ポンキーの散歩に出かけるなおたん。歩道の向こう側から留学生のナタリーとポムが歩いてきた。2人とも振袖姿であった。


なおたん「あーーー!!、、ナタリーン!ポムッチ~♪」


ポム「ナタリン?」


ナタリー「ポムッチ?」


ポム「モシカシテ、私タチガ呼バレテイルノカナ!?」


ナタリー「毎回呼バレ方ガ変ワルンネー!!」


ポム「コニチワー!なおたーん♪」


なおたん「こんにちねぎねぎー♪、、わー!綺麗な着物だねー♡『なまこやでしこ』だねー♪」


ポム「『ナマコヤデシコ』!?」


ナタリー「ソレヲ言ウナラ『大和撫子』ラネンケー?」


なおたん「あー!そうそう!そうとも言うねー♪」


ナタリー「ソウトシカ言ワネロッ!!」


なおたん「袖がふりーんふりーんしてイイねー♪、、悪い人が近づいたらこれでやっつけることが出来るねー♪」


ポム「エエ!?、、コノ袖ッテ、ソウヤッテ使ウノ!?」


ナタリー「イヤイヤイヤ!、、ポムチャン!ソンナ訳無イデショッ!!」


なおたん「ねー、ねー!着物着てどこ行くのー?」


ポム「なおたん、相変ワラズ、話ガコロコロ変ワルネー!!」


ナタリー「私タチ、成人式ノ帰リナンサネー。私タチノ国デハ、コンナイベントハ無インダケド、セッカク日本デ二十歳ヲ迎エタカラ、日本人ノミナサント一緒ニオ祝イシテモラッタンヨー!イイ思イ出ニナッタテー!!」


ポム「コノママ、スグ着物脱グノモッタイナイカラ、風呂町ブラブラシテカラ帰ロウトシテタンデース♪」


なおたん「わー!イイなー!私もブラブラしてみたいなー♪」


ナタリー「なおたん毎日ブラブラシテイルジャン!!」



散歩を終えて研究所に帰ってきたなおたん。


なおたん「ねーねー!かえぽー!私もふりーんふりーんして『なまこやでしこ』になりたーい♪」


かえぽ助手「『なまこやでしこ』?、、あ!大和撫子のこと!?」


なおたん「そうそう!そうとも言うー♪」


かえぽ助手「そうとしか言わないわよっ!。。ふりんふりんって、、何!?」


なおたん「あのねー、さっきねー、ナタリンとポムッチに会ったんだよー!綺麗な着物着ていたよー!袖がふりーんふりーんしてとってもびゅーちーだったよー♡」


かえぽ助手「振袖のこと?。。そうかー、、あの2人も二十歳だったんだねー!!」


なおたん「いーなー!私もふりーんふりーんしたいなー♪」


ぽん博士「んー、、そうだなあ、、なおたんが大人になったら振袖を着させてあげようかねえ!!」


なおたん「わー!ふりーんふりーん出来るのー?、、うひょー♪、、ねー、私いつ大人になるのー?」


かえぽ助手「え、、!?」


ぽん博士「あ!、、も、もちろん二十歳になってからだ!、、成人式に着ていけばイイんじゃないかな!?」


なおたん「うっひょー♪、、早く二十歳にならないかなー!楽しみんみんゼミー♪」


ポンキー「ワンワン♪」


なおたん「あー!ポンキーが呼んでるから一緒に遊んでくるー♪、、ポンキー今いくよくるよー!お待ちんサーイ♪」



かえぽ助手「博士、、なおたんは子供のロボットだから、実際は二十歳になっても子供のままなんですよね。。」


ぽん博士「あははは!、、まあ、そうなんだけどね。。ま、あと18年もある!それまでに考えておくさ!!」



なおたん「ねー!ポンキー!、、大人になったら、ふりんふりんの着物が着られるんだよー!楽しみだねー♪」



-END-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ