【第123話】二十歳になったら
1月の第2月曜日。研究所。
かえぽ助手「今日は『成人の日』かあ。。私のときは雪降っていてタイヘンだったなあ。だけど友だちみんなで振袖着て、、楽しかったなあ。。(シミジミ)」
なおたん「『星人の日』ー?、、かえぽは『前歯星人』だから『前歯星』でお祝いをしたんだねー♪」
かえぽ助手「だれが前歯星人よっ!、、前歯星とか無いからっ!!」
ぽん博士「なおたん、日本では20歳のことを大人になった年齢ということで成年と言うんだよ。そして成年になった人を成人と言うのだ!」
なおたん「ふーん。そうなのかー。。ぽんちゃ、なんでも知ってるねー!スゴイねー!何かの博士みたいだねー♪」
ぽん博士「もしかして褒めているつもりなのかね。。ちなみに私はぽんちゃでは無いし、かなり前から何かの博士なんだけどなあ。。」
かえぽ助手「新成人たちをお祝いする日としたのが成人の日なのよ。毎年1月の第2月曜日って決められているの。※そして各市町村ごとに新成人をお祝いするために『成人式』っていう式典をやっているのよ。」
※地域によって異なります。
なおたん「ふーん。じゃあ、かえぽが成人式に出たのは『太古の昔』だねー♪」
かえぽ助手「どれだけ昔なのよっ!!」

それからしばらくして、ポンキーの散歩に出かけるなおたん。歩道の向こう側から留学生のナタリーとポムが歩いてきた。2人とも振袖姿であった。
なおたん「あーーー!!、、ナタリーン!ポムッチ~♪」
ポム「ナタリン?」
ナタリー「ポムッチ?」
ポム「モシカシテ、私タチガ呼バレテイルノカナ!?」
ナタリー「毎回呼バレ方ガ変ワルンネー!!」
ポム「コニチワー!なおたーん♪」
なおたん「こんにちねぎねぎー♪、、わー!綺麗な着物だねー♡『なまこやでしこ』だねー♪」
ポム「『ナマコヤデシコ』!?」
ナタリー「ソレヲ言ウナラ『大和撫子』ラネンケー?」
なおたん「あー!そうそう!そうとも言うねー♪」
ナタリー「ソウトシカ言ワネロッ!!」
なおたん「袖がふりーんふりーんしてイイねー♪、、悪い人が近づいたらこれでやっつけることが出来るねー♪」
ポム「エエ!?、、コノ袖ッテ、ソウヤッテ使ウノ!?」
ナタリー「イヤイヤイヤ!、、ポムチャン!ソンナ訳無イデショッ!!」
なおたん「ねー、ねー!着物着てどこ行くのー?」
ポム「なおたん、相変ワラズ、話ガコロコロ変ワルネー!!」
ナタリー「私タチ、成人式ノ帰リナンサネー。私タチノ国デハ、コンナイベントハ無インダケド、セッカク日本デ二十歳ヲ迎エタカラ、日本人ノミナサント一緒ニオ祝イシテモラッタンヨー!イイ思イ出ニナッタテー!!」
ポム「コノママ、スグ着物脱グノモッタイナイカラ、風呂町ブラブラシテカラ帰ロウトシテタンデース♪」
なおたん「わー!イイなー!私もブラブラしてみたいなー♪」
ナタリー「なおたん毎日ブラブラシテイルジャン!!」

散歩を終えて研究所に帰ってきたなおたん。
なおたん「ねーねー!かえぽー!私もふりーんふりーんして『なまこやでしこ』になりたーい♪」
かえぽ助手「『なまこやでしこ』?、、あ!大和撫子のこと!?」
なおたん「そうそう!そうとも言うー♪」
かえぽ助手「そうとしか言わないわよっ!。。ふりんふりんって、、何!?」
なおたん「あのねー、さっきねー、ナタリンとポムッチに会ったんだよー!綺麗な着物着ていたよー!袖がふりーんふりーんしてとってもびゅーちーだったよー♡」
かえぽ助手「振袖のこと?。。そうかー、、あの2人も二十歳だったんだねー!!」
なおたん「いーなー!私もふりーんふりーんしたいなー♪」
ぽん博士「んー、、そうだなあ、、なおたんが大人になったら振袖を着させてあげようかねえ!!」
なおたん「わー!ふりーんふりーん出来るのー?、、うひょー♪、、ねー、私いつ大人になるのー?」
かえぽ助手「え、、!?」
ぽん博士「あ!、、も、もちろん二十歳になってからだ!、、成人式に着ていけばイイんじゃないかな!?」
なおたん「うっひょー♪、、早く二十歳にならないかなー!楽しみんみんゼミー♪」
ポンキー「ワンワン♪」
なおたん「あー!ポンキーが呼んでるから一緒に遊んでくるー♪、、ポンキー今いくよくるよー!お待ちんサーイ♪」

かえぽ助手「博士、、なおたんは子供のロボットだから、実際は二十歳になっても子供のままなんですよね。。」
ぽん博士「あははは!、、まあ、そうなんだけどね。。ま、あと18年もある!それまでに考えておくさ!!」

なおたん「ねー!ポンキー!、、大人になったら、ふりんふりんの着物が着られるんだよー!楽しみだねー♪」
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