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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第121話】研究所の大みそか族

大晦日間近の研究所。ぽん博士たちは研究所の大掃除と各ロボットのメンテナンスを同時に行っていた。


なおたん「♪もーいーくつ寝ーるーとーお正月ー お正月には昼寝してーコタツに入ってまた寝ましょー 早く来い来い寝正月ー♪」


かえぽ助手「いつも好きなだけ寝てるじゃないの!、、なおたん、踊ってないでちゃんと掃除しなさいよーっ!!」


なおたん「ちゃーんとお掃除してるよー♪ カピカピの一年生だよー♪」


かえぽ助手「それを言うならピカピカでしょ!」


ぽん博士「なおたん!ロボットのメンテナンスを手伝ってくれるかねー?」


なおたん「ヨイヤサーのぽんちゃさー♪」


ぽん博士「結局今年も『博士』と呼ばんかったなあ。。」


おおミカちゃん』※ を収納している倉庫へ移動するぽん博士たち。


※【第86話】ミカちゃんを参照


ぽん博士「とりあえず『しょうミカちゃん』はそのまま研究所の掃除をしていてもらって、最初は『大ミカちゃん』から始めるとするか。」


かえぽ助手「それにしても大ミカちゃんは本当に大きいですよねえ。最初に見た時は驚きましたよー!」


ぽん博士「高所作業専用のロボットだからね。だから稼働時はかなり有能なんだけど、メンテとか運搬が容易じゃないんだよなあ。。」


かえぽ助手「そう考えると、なおたんの自己メンテナンス機能はかなり高性能なんですね。だけどなおたんは身体の洗浄は不要だって言ってるのに、お風呂に毎日入りたがるんですよね。。」


なおたん「大ミカちゃんはお風呂入って『あ~~~♪極楽極楽♪』ってやらないのー?」


かえぽ助手「お風呂入るロボットなんて、なおたんだけよっ!!」


ぽん博士「わはははっ!大ミカちゃんが入れる浴槽なんて作ろうとしたら相当デカくなってしまうだろうなあ!。。さて、今回は大ミカちゃんのボディ全体を洗浄してから、ロボット用のワックスを塗ろうと思うんだよ。メインの作業は中ミカちゃんにやってもらって細かい部分を私たちで仕上げることにするかね。」


大ミカちゃんの洗浄作業を進めるぽん博士たち。ほとんどの作業をこなす中ミカちゃん。ほとんどの時間を遊んでいるなおたん。


ぽん博士「洗浄はこんなもんでオッケーだな!。。よし!なおたん!『大ミカちゃん』にワックスを塗ってくれるか!」


なおたん「おっけー!カピカピにしてあげるよー♪」


かえぽ助手「だからピカピカだってばっ!!」


なおたん「かえぽの前歯にも塗ってあげようかー?」


かえぽ助手「結構ですっ!!」


ワックスの塗布作業も器用にこなしていく中ミカちゃん。小ミカちゃん同様歌いながら作業を進めていく。


中ミカちゃん「♪私、ミ・カ!ミ~カちゃん!お掃除大好き~! ミカー!ミカー♪」


なおたん「ちゅーミカちゃん、ヘンテコな歌、唄ってるねー♪」


かえぽ助手「なおたんだっていつもオカシナ歌唄ってるじゃない!、、人のこと言えないでしょ!、、あ!こういう場合『ロボットのこと』って言うのかな!?」


なおたん「ねー、ねー、『マオちゃん』※ とか『リツコさん』※ はカピカピにしてあげないのー?」


 ※【第105話】アイス有りーな!?及び【第106話】爽やかリツコさんを参照


かえぽ助手「だーから、ピカピ、、あー、もう面倒になってきた!!」


ぽん博士「彼女らは室内専用のロボットだし、稼働させる場所も限られていて、そこまで汚れないから洗浄は必要無いんだよ!!」


なおたん「ふーん。そうなのかー。綺麗にしてあげたかったわよーん♡」


かえぽ助手「なんでリツコさんの口調になるのよ!?」


ぽん博士「ちなみに『アサミちゃん』※は洗車機で一緒に洗ってもらっているそうだ!!」


 ※【第116話】なおたんにほえろ!を参照


かえぽ助手「あ!そうか!、、アサミちゃん、ガソリンスタンドに居るんですもんね!あははは!!」


なおたん「ゴリちゃんも洗車機で身体洗うのかなー?」


かえぽ助手「五里羅ごりらさんはロボットじゃないんだから、そんなことする訳無いでしょっ!!」


なおたん「そうかー!ゴリちゃん、ゴリラだもんねー♪」


かえぽ助手「人間ですっ!!」


いつも通りのボケツッコミを何度か繰り返しているうちに、大ミカちゃんのメンテナンスは無事に終了した。


かえぽ助手「あー、終わったーっ!、、今年の仕事も無事に終了しましたねー!!」


ぽん博士「みんな、お疲れ様でした!。。ちなみにかえぽ君は、この休みはどこかに行ったりするのかね!?」


かえぽ助手「あ!今回は久しぶりに家族で温泉に行こうかって言っていたんですよ♪」


なおたん「裸族ー?、、じゃー、お風呂入る前から裸なんだねー♪」


かえぽ助手「裸族じゃなくて、家族っ!!」


なおたん「いーなー!、、家族で温泉ー、、いーなー。。」


ぽん博士「よし!、、じゃあ年が明けたら研究所メンバーで温泉旅行にでも行くかっ!!」


なおたん「うひょー!私も温泉行ってイイのー!?」


ぽん博士「当たり前だろっ!、、なおたんは私たちの家族だからなっ!!」


かえぽ助手「そうだよ!なおたんは家族なんだからねっ!!」


なおたん「うひょひょー!私も家族ー♪ 家族で温泉旅行ー!、、みーんなが家族なんだねー♪。。あ!じゃあ、かえぽは裸族の家族だねー♪」


かえぽ助手「だから裸族じゃないってばっ!、、ここには裸族は居ませんっ!!」


ポンキー「ワンッ♪」


ぽん博士「あ!、、裸族居たっ!!」



-END-

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