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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第120話】じんぐーべー

12月24日。研究所。


なおたん「♪じんぐーべー♪ じんぐーべー♪ スリルとサスペンス~♪かえぽーの前歯はスリルとサスペンス~♪」


かえぽ助手「スリルとサスペンスな前歯ってどういうことよ!、、なんで普通に歌わないかな~!?。。あー、、そういえばもうすぐクリスマスだね。ここ(研究所)は別になにも変わらないけどね。」


なおたん「ねー、ねー、クリスマスってサンタさんやって来るんでしょー!。。でも去年は来なかったねー!道に迷ったのかなー?。。トナカイさんはナビとか付いてないのー!?」


かえぽ助手「トナカイはロボットとかじゃないからねえ。。」


なおたん「サンタさんとトナカイさんに会いたいなー♪」


かえぽ助手「イイコにしてれば今年は会えるかもしれないわよ!!」


なおたん「悪いコにしてても会えるんでしょー!『悪いゴはいねえがーっ!?』って言いながら家に入ってくるんだよねー♪」


かえぽ助手「それはナマハゲでしょっ!!」


なおたん「クリスマスだからケーキ食べたいなー♪ クリスマスは景気良くケーキを食べる日なんだよねー♪」


かえぽ助手「なおたんはクリスマスじゃなくたってケーキ食べたいんでしょ!。。ふふっ、、私も食べたいから一緒に買いに行こうか!!、、だけど『景気良く』ってのは勘弁してね!小さいのだったら買ってあげるわよっ♪」


なおたん「わー!ホントー?、、うっひょー♪ケーキだワッショーイ♪」




それから数分後、かえぽ助手となおたんは近所のケーキ屋※へ向かった。


 ※【第108話】9月15日は何の日!?を参照


なおたん「ナンばあちゃーん♡やほー♪」


ナンバ「あらー!なおたーん!いらっしゃーい!!、、もー!ナンばあちゃんじゃなくて、ナンバだってばっ!!。。あ!今日はかえぽさんも一緒なんですね!いらっしゃいませー♪」


かえぽ助手「こんにちはー♪ クリスマスですからねー!ケーキだけでも食べたいなーって思って!。。何かオススメありますかー!?」


なおたん「かえぽはイナゴのケーキが好きなんだよねー♪」


かえぽ助手「そんな恐ろしいケーキ食べませんっ!!、、それを言うならイチゴでしょ!!、、イナゴのケーキって。。想像しただけでも怖いわっ!!」


ナンバ「あははは!なーんだ、びっくりしたー!、、あ!それでしたら今月新登場の『光のシュプール』がオススメです~♪ 雪山に見立てたケーキをちっちゃいサンタが滑っているっていうデザインなんですよー!」


なおたん「わー!カーワイイー♡ねー!かえぽー!これ欲しいー!ねー、ねー!2個欲しいー♪ニコニコにーこ♪」


かえぽ助手「えー!?ダメだよー!、、一人1個だよっ!!」


なおたん「そこをなんとかお願いしますだー!、、お大根様~!!」


かえぽ助手「それを言うなら『お代官様』でしょ!。。あなたがそんなに強くお願いするなんて珍しいわねえ。。ま、いっか!クリスマスだしね!たまには♪、、じゃあ、それを3個下さい!。。ん~、、博士はイチゴショートでイイかなー?」


なおたん「イナゴショート?」




研究所に帰ってから夕食の後、買ってきたケーキを食べるなおたんたち。


なおたん「ごちそうサバナ気候ー♪」


かえぽ助手「あれ?、、なおたん、ケーキ1個しか食べないのー!?」


ぽん博士「お!だったら私が貰ってやろうか!!それも美味そうだな♪」


なおたん「あー!ダメだよー!あげないよー!。。食いしんぽんちゃー♪」


ぽん博士「『食いしんぽんちゃ』ってなんじゃー!?、、いつも自分は人の3倍食べてるじゃないかっ!!」


なおたん「もいっこはねー、後で食べるんだよー♪ ヲタのシミー♪」


かえぽ助手「いつもだったら一度に食べちゃうのに!。。今日はなんかヘンよねえ。。」




そして夜中になり、なおたんは自分の部屋で睡眠に入った。様子を見に来たかえぽ助手。


かえぽ助手「なおたーん!入るわよー!!」


なおたん「すぴー。。(( _ _ ))..zzzZZ」


かえぽ助手「やっぱりもう寝ちゃったか。。あれ?ケーキ残ってる!食べなかったんだ。。んー?何か書いてある、、あ!!。。」


ケーキと一緒に置かれてあった紙を見て、ぽん博士を呼びに行く かえぽ助手。



挿絵(By みてみん)



ぽん博士「さんたさんと仲居さん!?」


かえぽ助手「『サンタさん、トナカイさん』じゃないんですか!?。。なおたん、サンタにケーキをプレゼントするつもりだったんですね!。。なおたんはサンタは本当に居るって思っているのかなあ。。」


ぽん博士「うーん、、もしかすると、そう考えているのかもしれんな。。ところで、そのケーキの隣に置いてあるドッグフードは何なんだろ!?」


かえぽ助手「トナカイにプレゼントするつもりなんでしょうか!?。。さすがにトナカイはドッグフードは食べないと思うんですけど。。」


ぽん博士「せっかく、なおたんがサンタのために準備しておいたんだから、サンタが来たことにしておくかね。。じゃあ私があのケーキ食べるから、かえぽ君はドッグフードのほうを食べてくれるかね!?」


かえぽ助手「なんでそうなるんですかっ!?。。ドッグフードはポンキーにあげますよ。そもそもあのドッグフードってポンキーの餌の袋から出したみたいですしね。」




そして翌朝。研究室に集まる3人。


ぽん博士「なおたん、おはよーさんっ!!」


なおたん「サンタぽんちゃー!おはよっちゃんだよー♪、、ケーキ美味しかったー!?」


ぽん博士「へっ!?。。なおたん、、気付いていたのか!?」


なおたん「あはははー♪ あのねー、サンタさんがそーっと入ってきたら『わあー!』って驚かせようと思っていたんだよー♪ そしたらねー、サンタさんじゃなくて、ぽんちゃとかえぽが入ってきたんだよー♪、、なんだー、サンタさんとトナカイさんは、ぽんちゃとかえぽだったんだねー!。。そーだったのかー♪。。\ざんねーん/」


かえぽ助手「あ!、、な、なおたん!、、ち、違うんだよ!サンタさん、ちゃんと居るんだよ!!。。あのね、サンタさんね、昨日は来れなかったみたい!。。あの、だからね、私たちサンタに頼まれて寝ている なおたんを見にいったんだよ!。。そ、そーですよね!博士!!」


ぽん博士「え!?。。あ!あー、そうそう!そうなんだよ!、、サンタも忙しいから、なかなかみんなのところには行けないみたいだからな!。。は、ははははっ!!」


なおたん「ふーん。そうなのかー♪ サンタさん働き者だねー!残業手当出してあげないとだよねー♪」


かえぽ助手「ところで、なおたんはサンタからプレゼントを貰うとしたら何がイイの?」


なおたん「私、なんにもいらないよー♪。。でもねー、サンタさんとお話しがしたい!それとねー、もじゃもじゃのおヒゲ触りたい!、、あとねー、トナカイさんナデナデしたーい♪」


ぽん博士「それにしたって、私がサンタの代わりになおたんからケーキを貰ったから、そのお礼に何かプレゼントしないとだなー!、、なおたん、何か欲しいものは無いのかね!?」


なおたん「ぽんちゃとかえぽから、いつもいっぱい貰っているから、もう何もいらないよー♪」


ぽん博士「え?、、はて?なおたんに何かあげたっけかな?かえぽ君。。!?」


かえぽ助手「いいえー、、私も何かあげた覚えは無いんですけど。。!?」


なおたん「あ!ポンキーの散歩たーいむだー!!、、行ってきねぎねぎー♪」



ぽん博士のプレゼントの話には全く関心を持たず、ポンキーの散歩に出掛けるなおたん。


なおたん「ねー、ポンキー!、、私、毎日ぽんちゃとかえぽから幸せいっぱい貰っているんだよー♪ だから幸せなんだねー♪ 私もポンキーに幸せあげるねー!。。あれー?だけど幸せってどうやったら渡せるんだろねー?、、うーん、、わっかんないねー!、、じゃー帰ってから、ぽんちゃに聞いてみるねー♪」


ポンキー「ワンワン♪」



挿絵(By みてみん)

イラスト:まお



-END-

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