【第119話】やわ肌戦隊 Negiranger 9 『1000%のらくポイポイ』
なおたん「かえぽー!今日のNegirangerはしゅぷしゅぷすぺさるで連れて行って未来まで片思いだよー♪」
かえぽ助手「その前に今あなたが言ったことを解説してもらえないかなー?」
影の声:ここは、とあるスキー場。Negirangerの3人はNegiranger専用に開発されたスノーモービル『ネギーモービル』のテストのため、一般客が少なくなった夕方にゲレンデに集合した。そこにはくまブラックが用意したネギーモービル1台と普通のスノーモービル2台が置かれてあった。(ちなみにくまブラックはネギーモービルを準備してからすぐにとっとと帰ってしまった)
めぐブルー 「まーた、くまさんだけ先に帰っちゃうし!もーぅ!!」
なおイエロー「わー!カッコイイー!!、、これが『ネギーモービル』!?、、スゴーイ!!。。ね、ね、私最初に乗ってみてイイ!?」
めぐブルー 「えー!ジャンケンとかで決めようよー!、、どうせならネギーモービル、3台用意してくれればイイのにねー!!」
かえピンク「仕方無いよ。これはまだテスト機だから!。。まだ高速モードのシステムに改良を加えないとなんだって!!」
カチッ! ぶおん!どどどどどどどっ!!
なおイエロー「エンジンかかったー♪ ではでは、はっしーん!!。。先に頂上行ってるよー!じゃねー♪。。」
めぐブルー 「え?、、あー!!リーダー!ずるいっ!!。。あー、行っちゃったー。。」
かえピンク「リーダー、操作方法とか、ちゃんと把握してんのかなあ。。ブルー!とりあえずノーマルのスノーモービルで追いかけよっ!!」
影の声:ノーマルのスノーモービルに乗り、先に行ってしまったリーダーを追いかけるブルーとピンク。
めぐブルー 「なかなか追いつかないねー。。リーダー、かなりスピード出して走ってるなー!!」
ビー! ビー! ビー!。。
かえピンク「レーダーに怪人反応!?。。マズイ!、、この山の頂上付近だよっ!、、リーダー1人だけしか居ない状態なのにっ!!」
めぐブルー 「えええ!?、、急がなきゃ!!。。だーから、ジャンケンで決めようって言ったのにー。。」
影の声:頂上付近に到着したブルーとピンク。近くにリーダーは見当たらない。その代わりに別のモノが。。
めぐブルー 「あれ?あんなトコに雪だるまがあるー!?」
かえピンク「ああっ!あれは!?。。冬季限定怪人・『爆ポイポイ』だよっ!!」
めぐブルー 「また期間限定怪人ー!?、、だけど『ばくぽいぽい』って名前からして全然強そうに見えないね!見た目、雪だるまだしっ!!」
爆ポイポイ「雪だるまじゃないっ!これは鏡餅をイメージしたデザインじゃいっ!!頭のミカンが見えんのかー!?」
めぐブルー 「あ!ホントだ!、、いや、どっちでもイイんだけど。。」
かえピンク「ブルー!あの怪人の名前とか見た目の可愛さに騙されちゃダメだよっ!。。雪山であの怪人はヤバイよっ!、、めっちゃヤバイよっ!!」
爆ポイポイ「ぐわっはっはっはっはー!!、、お前らまとめて、つぶして、らくポイポイしてやるわ~!!」
めぐブルー 「そんな簡単にポイポイされてたまるもんですかっ!!。。あれ?そういえばリーダーは!?」
なおイエロー「やほ~~~!!、、もうこーんなトコまで来たよ~~~!!」
めぐブルー 「リーダー!?、、えー!?、、もう、あんな上にまで行ってたんだ!?」
かえピンク「怪人に気づいてないのかな!?」
めぐブルー 「リーダぁぁー!!、、そこに居るの怪人だよーっ!!」
なおイエロー「えー?怪人!?。。それ、雪だるまじゃないのーっ!?」
爆ポイポイ「鏡餅だってのにっ!、、頭にきたぞー!見とれー!!、、♪怪人もちもち、爆弾もちもち、雪崩を起こして、ばくポイポイっ♪。。うりゃー!!」
ぐわんぐわんぐわんぐわんぐわん!!
影の声:爆ポイポイはどこかで聞いたことあるような歌と踊りをした後、右手を山頂にかざした。目に見えない音波のようなモノを手から放射したのである!!
めぐブルー 「エラく鏡餅にこだわる怪人だなあ!、、てか、今何やったの!?」
どごごごごごごごごごごごっ。。
かえピンク「これは!?。。あああ!!ヤバイっ!!、、リーダーーー!!逃げてぇーーー!!!」
なおイエロー「え?何!?、、なんだ、この音!?」
めぐブルー 「後ろーー!!、、雪崩!なだれええええ!!!」
なおイエロー「へっ!?、、どわっー!!ちょっと!タンマ!ストップ!すとーっぷ!!!」
かえピンク「ストップなんて言ったって止まんないよーっ!!逃げてえええええ!!!」
なおイエロー「キャアアアアアアアアア!!!。。。」
影の声:なおイエローは悲鳴と共に姿が見えなくなった!!爆ポイポイによって起こされた雪崩に飲み込まれたのか!?。。
めぐブルー 「リーダぁぁぁぁぁぁ!!」
かえピンク「リーダーーーー!?」
めぐブルー 「リーダー!?、、雪崩に飲み込まれたの!?、、リーダーーーー!!」
爆ポイポイ「ぐわっはっはー!!、、Negirangerのリーダーなんて言っても、大したことねえんだなー!!。。よおおし!これから下に降りて無能な人間どもに爆弾ポイポイしてきてやるとするかっ!。。お前らは後からゆっくりと遊んでやるわーっ!!。。さらばじゃ!!。。スーイスイ~!!。。」
影の声:足がスキー板のようになっている爆ポイポイは、雪上を滑りながら逃げていくのであった!!
かえピンク「待てぇー!!爆ポイポイっ!!」
めぐブルー 「リーダーーー!!、、助けに行かなきゃっ!!」
かえピンク「行っちゃダメーーっ!!」
めぐブルー 「なんで!?、、だって!、、リーダーが!リーダーがああ!!」
かえピンク「今、あの怪人逃したら大勢の被害者が出ちゃうよ!!、、ここで怪人を倒せるのは私たちだけなんだよっ!!」
めぐブルー 「だけどっ!!、、あああ!もうっ!、、どうしてこんなことに!?。。わかってる!わかってるよ!!私たちNegirangerだもんね!!。。リーダー!、、生きていてっ!!」
かえピンク「大丈夫!リーダーなら100%生きてるよっ!!信じてる!!」
めぐブルー 「そうだよね!!リーダーなら1000%生きているよねっ!!」
かえピンク「早く怪人を追いかけないとっ!!」
めぐブルー 「もー!、、あの雪だるまーっ!!許さない!!よっくもリーダーを!!!」
影の声:爆ポイポイを追いかけるブルーとピンク。ノーマルのスノーモービルとは思えないほどのスピードで走る!!
かえピンク「居た!!、、爆ポイポイだよっ!!」
めぐブルー 「そこの雪だるまあああ!!、、止まりなさーーーい!!」
爆ポイポイ「むお?、、ブルーとピンクか!?、、ちとのんびりしすぎたか!?。。では、これでもくらえっ!、、そりゃ!ばくポイポーーーイ!!」
ポーーーイ!! ドッカーーーン!!
かえピンク「きゃああああああっ!!」
影の声:爆ポイポイが撃ってきた爆弾を避けるため急ハンドルをとってしまい、転倒するかえピンク!!
めぐブルー 「ピンクーっ!?」
かえピンク「ブルー!私に構わないで怪人を追ってーーーっ!!、、痛っ!!、、」
めぐブルー 「え!?ピンク、怪我を!?」
かえピンク「いいから早く行ってーーーっ!!私は大丈夫だからっ!!!」
めぐブルー 「。。。!!わかったっ!!かならずやっつけるよっ!!」
影の声:フルスロットルで再び怪人を追いかけるブルー!!
めぐブルー 「こらーっ!待ちなさーーーいっ!!」
爆ポイポイ「待てと言われて待つ怪人は居ないわーっ!!。。そこで、かまくらでも作って遊んでろっ!!。。ぐわははははははっ!!」
めぐブルー 「ああー!ダメだ!!、、普通のスノーモービルじゃパワーが無くて追いつけないっ!!。。ごめん、リーダー。。ごめん、ピンク。。私怪人やっつけられなかった。。悔しい。。悔しいよお。。」
。。。ぶおおおおおおおおおおおおおん!!
なおイエロー「諦めるのはまだ早いよーーーっ!!」
かえピンク「ブルー!大丈夫!?」
めぐブルー 「リーダー?。。リーダー!?。。生きてたーーーっ!?、、」
なおイエロー「勝手に死んだことにしないでよっ!あはははっ!!」
かえピンク「そうだよ!ブルー!『リーダーなら1000%生きている!』って自分で言ったのにっ!!」
めぐブルー 「だって、だって、、ああ~良かったよお~!!。。ああ!ピンクも怪我は大丈夫なの!?」
かえピンク「うん!大したことないよ!、、リーダーのネギーモービルに拾ってもらったから大丈夫!!」
なおイエロー「このマシン、すっごいスピード出るんだねー!、、だからあのタイミングでも雪崩から逃げることが出来たよー♪」
めぐブルー 「てっきり雪崩に飲み込まれてしまったと思い込んでた!、、リーダー、姿見えなくなってしまったから!!」
なおイエロー「あ!ごめーん!安全な場所に移動して、このマシンの説明書読んでたの!!」
めぐブルー 「がくっ!!、、なんでこのタイミングで説明書読むのよっ!!」
なおイエロー「だって、説明書ちゃんと読んでおかないと、ピンクに怒られちゃうからっ!あはははっ!!」
めぐブルー「どてっ!!、、だからって、これから戦うってときに読んでちゃダメでしょーにっ!!。。あ!こんなことしてられないっ!早く怪人追わなきゃっ!!」
なおイエロー「これ、3人乗れるのー?」
かえピンク「補助席セットすれば。3人乗れるよっ!!」
なおイエロー「補助席なんてあるの!?、、観光バスみたいだねー♪」
めぐブルー 「リーダー、説明書読んだんじゃないの!?」
影の声:怪人をネギーモービルで追いかけるNegiranger。通常のスノーモービルとは段違いの速さで怪人との距離を一気に縮めたのであった!!
なおイエロー「見えたー!!あそこだーっ!!」
爆ポイポイ「イエロー!?。。貴様!生きていたのかっ!?、、ちっくしょー!これでもくらえっ!!、、ばくポイポーーーイ!!」
ポーーーイ!!
めぐブルー 「わわ!なんか撃ってきたっ!!、、リーダー!避けて!避けて!!」
なおイエロー「おととととっ!!」
ドッカーーーン!!
影の声:辛うじて爆弾をかわすNegiranger!!
かえピンク「私、この攻撃でやられたんだよ!いくらネギーモービルでも直撃したらヤバイよっ!!」
めぐブルー 「直線的に走ったら狙われるよ!ぐにゃぐにゃ~って走って照準を絞らせないようにしないとだよっ!!」
なおイエロー「でも、そんなやって走ったら怪人に追いつけないよっ!!」
かえピンク「リーダー!そこの『光』ってボタン押してみて!そうすると超高速運転モードになるの!但し10分しか持たないからね!それを超えるとマシンが耐えられなくなって爆発する危険があるから気をつけて!!」
なおイエロー「このボタンー!?、、よし!じゃあ、押すよ!!」
ぽちっ!!
なおイエロー&めぐブルー 「どわわわわわわわっ!!」
めぐブルー 「は、速っ!!、、ね、ねー、ところで爆発って!?、、防止するためのリミッターとか付いてないのー!?」
かえピンク「そのリミッターを解除した状態が『光のシュプール』モードなの!!」
めぐブルー 「うっわ!危険すぎる!!、、てか、そういう名前なの?このシステム!?」
かえピンク「正式名称じゃないけど、なんとなく響きがイイから私がそう名付けたの!!」
めぐブルー 「……。あ、そ、そうですか。。」
なおイエロー「あれー?ネギーモービルが光り出してきたよー!!」
影の声:ネギーモービルの有り余るパワーが光のオーラとなり、マシン全体を包み込んだ!!その時、スキー場の下にあるセンター内のラウンジで、ゲレンデを眺めるカップルの会話。
シュプ子「わ~!綺麗~♡、、光のシュプールだよー♪」
ねぎ夫「それよりも、シュプ子ちゃんのほうが綺麗だよ♡」

かえピンク「たいへん!予想以上に負荷がかかってるんだ!、、10分持たないかも!?」
めぐブルー「えええー!?、、3人乗っているから?、、それともピンクが最近食べてばかりいるから!?」
かえピンク「なんで私のせいになるのよー!!」
なおイエロー「トリプルワンダーアタックでやっつけられないのー!?」
めぐブルー 「まだ距離が遠いよ!パワーが足りない!!、、もー!どうしたら!?」
かえピンク「そうだっ!合体させたネギブレードとネギーモービルのパワー出力端子にケーブルで繋げば、パワーが大幅にアップするよ!!」
めぐブルー 「だけど止まってから撃っていたら怪人との距離が離れちゃうよっ!!」
なおイエロー「走りながら撃つしかないよっ!!、、ピンク!私と操縦代わって!!フルスロットルだよっ!!、、ブルー!2人でトリプルワンダーアタックを撃つよっ!!」
かえピンク&めぐブルー 「オッケー!!」
かえピンク「よし!ケーブル接続完了!アクセルフルスロットル!、、ネギブレードへパワー注入!、、50、70、100%!!、、ネギーモービルもう限界だよっ!急いでーっ!!」
なおイエロー「照準が合わないっ!、、ブルー!もう少し頑張って!!」
めぐブルー 「あーん!こんな揺れる状態で2人だけで支えてるから、重いよー!!、、でも頑張るっ!!えいやっ!!」
なおイエロー「ピンクっ!もう少しパワー上げれないのーっ!?」
かえピンク「これ以上上げたらブレードが暴発しちゃうよっ!!」
なおイエロー「数秒間だけっ!!絶対当てるからっ!!」
めぐブルー 「重いよ~!早く~!!」
かえピンク「わかった!!、、出力全開っ!!」
なおイエロー「大パワー500%!!、、ううん!、、超超超パワー1000%で撃つっ!!」
かえピンク「そんなに出ないけどっ!!」
なおイエロー「気合でパワー上げるのーっ!!、、セットぉぉぉっ!!」
かえピンク「1000%のーっ!!」
めぐブルー 「肩重い~!!」
なおイエロー「ファイヤあああーーーーーっ!!!」
びびびびびびびびびびびびびっ!!
爆ポイポイ「ぐえ!?、、ぐわあああああああっ!、、自分がやられてダメポイポーーーイ!!」
ちゅどーーーーーーん!!

シュプ子「わ~花火あがった~!、、迫力あるー♪」
ねぎ夫「それよりも、シュプ子ちゃんの顔のほうが迫力あるよ!」

めぐブルー 「やっ、、つけた!?」
かえピンク「みんな!早く降りてーっ!!」
ちゅどーーーーーーん!!
影の声:Negirangerが降りると同時に爆発するネギーモービル!!
なおイエロー「ネギーモービル壊れちゃった!!」
めぐブルー 「うっわー!危なかったー!!、、あと数秒遅れていたら、私たちが花火になっていたねー!!」
かえピンク「うん。助かって良かった!、、でも、ここからどうやって下に降りようか!?」
なおイエロー「あ!あそこにソリがあるよ!!。。ひとつしか無いみたいだから、3人一緒に乗って滑っていこうよ!!」
影の声:スノーボートを見つける、なおイエロー。そこに無理やり3人乗り込むNegiranger。
かえピンク「3人乗るとぎゅうぎゅうだね!」
なおイエロー「補助席付ければイイのにねー♪」
めぐブルー 「そんなの付いてるのネギーモービルくらいだよ!、、あー、寒いから早く下に着いて、あったまりたいっ!」
なおイエロー「これもっとスピード出ないかなー?」
かえピンク「普通のソリだもん!どうしようも無いよー!!」
なおイエロー「そうかー!ソリは失礼しましたー!!」
めぐブルー 「さらに寒くなったよー!、、連れて行ってお風呂まで!!」
影の声:3人のチームワークで見事爆ポイポイを爆ポイポイ出来たNegiranger!。。次回『アツアツNegiranger鍋!』にレッツ!やわ肌!!」

-END-
なおたん「テキトー課長は冬休みなのかなー?」
かえぽ助手「ここまで観ておいて気になるのはそれかいっ!?」




