【第109話】ロボットなびたん
県境近くにある、とある施設での用事を済ませたかえぽ助手は、帰り道を車で走行中だった。不慣れな場所だったため、カーナビに完全に頼り切っていた。リアシートにはなおたんを乗せていた。
かえぽ助手「なんか、カーナビの画面が少しずつ暗くなっていってるような。。これかなり古そうだもんなあ。。」
ぷつんっ!
なおたん「わー!画面が暗ーク・ケントー!真っ黒けー♪」
かえぽ助手「うっそ!カーナビ壊れちゃった!、、まいったなあ。。こういう時に限って自分のスマホ家に忘れてきちゃってるし。。んー、、ここどのあたりだろ。。」
なおたん「かえぽー!まかせてちょー♪ 今調べるよー!」
かえぽ助手「あ!そっか!、、なおたんの体内にGPS機能があるんだもんね。こういう時は助かるなー!!」
なおたん「えーとねー、えーとねー、、わかった!田舎の山の中だよー♪」
かえぽ助手「ガクッ!!。。それはGPSが無くたって外見ればわかるわよっ!、、そうじゃなくて、ここの地名が知りたいんだけど。」
なおたん「南魚沼郡の辺りだよー!米どころだよー♪」
かえぽ助手「大雑把すぎるわよっ!、、しかもその情報今いらないからっ!。。えーと、、じゃあ、一番近い高速道路の料金所まではどこを走ればイイかわかるー!?」
なおたん「道路を走ればイイんだよー♪」
かえぽ助手「知ってるわよっっ!!、、そうじゃなかったらドコ走るのよっ!!。。もー、、せっかくなおたんは高性能のGPSを備えているのにー。。あーヤバイなー空がだいぶ暗くなってきちゃった。。」
なおたん「かえぽー!らいと!らいとー!!」
かえぽ助手「ライト?、、さっきから点けているわよ!?」
なおたん「そうじゃないよー!、、次の交差点を右に曲がるんだよー♪」
かえぽ助手「え?あ?そうなの!?、、なんだー、ちゃんとナビ出来るんじゃないのー!。。だけどなんで急に英語で言うのよ!!」
なおたん「ニンジャー・ナショナルなロボットでござるよー♪」
かえぽ助手「それを言うならインターナショナルでしょ。。あれー?なおたん、本当にこの道でイイの?、、こっち来るときこんなトコ通ったっけ!?」
なおたん「あははー♪ これ帰る道とチョット違うんだけど、もうすこし走ると『道の駅』が見えてくるよー!。。そこの『山菜蕎麦』がスッゴイ美味しいんだってー♪」
かえぽ助手「この道じゃないんかいっ!!。。あーのーねっ!なおたんにいろんな情報がインプットされているのはイイことなんだけど、今はそんなグルメ情報じゃなくて、ちゃんとした帰り道を教えなさいよっ!!」
なおたん「あのねー、道の駅に地図も置いてあるんだよー♪、、かえぽヨカッタねー♡」
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