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第四部

で、いきなり執筆する前にちょっくらネタは作ってておおまかなあらすじはあるんですけど、ファンタジー要素は申し訳程度しかありません。ファンタジーがちょっとからんで謎のストーリーになります。すいません、コメディです。不定期程度で、すぐ終わる感じですんで。

「ふぉっふおっふおっ、ルールは簡単じゃ。どちらが多く飲み続けられるか。少ない酒の量でつぶれた方の負け。ハンディキャップじゃ、

飲む酒の種類は選ばせてやるぞい。」

「どうする・・・・やはりアルコール度数の低いこの地方特産ビールでいくか?それとも・・・・いや、ビールは腹が膨れてしまう。ここは強い度数の酒で勝負をかけた方がいい・・・その方が勝機が見出せる。」

「決まったかの?」

「りんごの蒸留酒、『冥界へのマーチ』で!」

「あんた正気!?アレは人間にはやばいって!」

「フフフ、『男』じゃのう。気にいったぞぃ。ワシもOKじゃ。」


りんごの蒸留酒、『冥界へのマーチ』とはこの世界でTOP5に入るアルコール度数の高さを誇る酒であった。


カウンターの女性エルフが、仕方なく小人たちに準備をさせる。

どんどん木製のグラスが用意され、並々と樽からこの世界のりんごの蒸留酒、『冥界へのマーチ』が注がれていく。

真樹斗はその酒の匂いだけで既に酔いがまわり始めた。


(言うんじゃなかったなぁ・・・)


「いい!?あんた、やばくなったらトイレに駆け込むのよ!店のなかでゲロぶちまけたら承知しないからね。」

「ふ・・・・ふぁい・・・・・」

「よし、俺がレフェリーをしよう」


先ほど一人で食事をしていたオークがやじうまの客たちを押しのけてレフェリーを買って出た。


「よし、じいさん、若者、グラスを手に持て。準備はいいな。そこのエルフの楽団の三人も、開始とともに陽気な音楽を演奏してくれ。」

真樹斗とドワーフのクエヴァスじいさんがそれぞれグラスを持った。

真樹斗の手は既に震えている。


「まず、今日の食事にありつけることを神に感謝しろ」

クエヴァスじいさんと真樹斗が目をつぶり感謝の祈りを捧げた。


「よし、いいな!?グラスを持って・・・・じゃあいくぞ・・・レディ・・・・・ゴー!!」


エルフの楽団の三人が弦楽器で陽気な音楽を演奏し始めた。

一気にじいさんと真樹斗が持っているグラスの中の酒を流し込み、次の酒の入ったグラスを小人が用意する。

やじうまのゴブリン、狼男たちも歓声を上げて二人を煽る。


次々に酒を流し込み、すぐに次のグラスを手に持つじいさんと真樹斗。


「フフフ、よいぞ、若者。中々やるではないか。」

「ハァ・・ハァ・・・うっぷ・・・・」


真樹斗の胃の中は焼け付くように熱くなっていた。

まるで溶鉱炉のようだ。

ミスリル鋼ですら生成できそうなくらいに。


だが、6杯目のグラスを手に持ったとき、明らかに真樹斗の顔色が赤くなり、動きが止まった。

じいさんはタダ酒が飲めるといわんばかりに7杯目、8杯目と続けていく。


真樹斗が口を手で抑えた。


「うっ・・・・・・・」

「ちょっとあんた、吐くならトイレにいってよ!」

「うっ・・・・・ごくん・・・・げふぅ・・・・」


一旦嘔吐物が口から外に出る前に我慢して飲み込んだ。

だが、それが悪かった。

反動でそのまま木製のカウンターの上に・・・・・・


(も、もう、らめぇぇぇぇ、う、うまれりゅううううううううう、口からうまれりゅうううううう)


「えろえろえろえろえろえろえろえろぉ・・・・・・・・・」

「ぎゃーーーーーーーーーーー」


カウンターの女性エルフが悲鳴をあげ、やじうまたちも楽団のエルフ三人も一斉に嘔吐をしそうになり堪える。

真樹斗は嘔吐物が鼻にもつまり、喉と鼻に激しい痛みを感じる。


店内にりんごの甘いにおいと刺激臭、アルコールの臭いが広がった。


「ほんにしょうがないのぅ」


そういうと、クエヴァスじいさんは片手で軽々と真樹斗の身体を持ち上げ、そのままトイレの方向へ力いっぱい放り投げた。


「うわああああああああああああ」


真樹斗は空中を飛んでいき、そのまま木製のトイレのドアを突き破り、ちょうどトイレの穴に向かって顔を向けた格好になった。

そのまま嘔吐のシンフォニーを奏でる。


「ゲロォ・・おぇええええええええええ・・・おぶっ・・・おえっおえっおええええええ・・」

「あああ、もう言わんこっちゃない。どうしてくれんのよ、私の店がぁ・・・・・・・」

カウンターの女性エルフがあわててカウンターの上の嘔吐物をすべてぞうきんで拭きあげる。

クエヴァスじいさんはここぞとばかりにまだ飲み続けていた。


レフェリーを買って出たオークがじいさんに尋ねる。


「念のため聞くが、じいさん、それ何杯目だ?」

「フフフ、15杯目じゃよ。・・・けふっ・・・・・」

「この勝負、誰がどう見てもじいさんの勝ちだ。」

「ふぉっふぉっふぉっ、当然、当然。」


だが、さすがのクエヴァスじいさんも顔が赤くなっていた。

うーん、もっとファンタジーを勉強するか・・・と、いう間もなくファンタジー要素が薄れていきますんで。人気出たら関連する色々な話も上げていきますよ。

この酒場のキャラクターも途中で再登場させたいです。

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