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スキゾイドと自動運転

私は一人旅の車中泊が好きだった。宿泊施設に泊まると、チェックインの会話やら、余計なやりとりが発生する。スキゾイドとしては、それが一番の疲労要因なのである。


その点、自動運転は夢の技術だと思う。長旅でも、運転せずに外の景色を眺めながら飯を食べたり、トイレ休憩を設定して立ち寄ったり。そのまま車に戻れば「レッツゴー」だ。人間の運転手のように休憩を挟む必要もない。


運転中に私が不便に思うのは、珍しい建物や美しい景観を見かけた時だ。ハンドルを握っていると止まれないし、路肩がなければ撮影もできない。結果、記録を残せず「惜しい」気持ちだけが残る。


過去一番衝撃的だったのは、夜の走行中に見た「道路沿いの城のようなラブホテルが勢いよく炎上していた光景」だ。あれは現実感がなかった。だが厳密な場所も記録も残せなかったので、今でも“幻の体験”になってしまっている。もし自動運転で自由にカメラを構えられていたなら、あの異様な光景もきちんと残せたのに、と惜しく思う。


もちろん、自動運転の利点は旅だけではない。ロジスティクスでは大型車両が夜間に自動で輸送できれば効率が大きく上がる。救急搬送においても、救命士が電話で指示を受けながら処置に集中できるようになる。人間のドライバーに頼らず、機械が安全に動かしてくれる世界。それはスキゾイド的にも「人に頼らず生活を回す未来」として大いに歓迎できるものだ。


私にとって自動運転は、単なる便利な技術ではない。余計な会話も、余計な責任も減らし、ただ「移動と体験」に集中できるための解放装置なのだ。

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