スキゾイドと外国人問題
スキゾイドは本質的に、他人と関わることを避けたい存在だ。孤独にこそ安らぎを覚え、社会的接触はできる限り最小化する。ところが外国人問題となると、彼らはなぜか声を上げることがある。これは一見すると矛盾に見えるかもしれない。
だが、その理由は単純だ。スキゾイドが無視を決め込んでいても、相手のほうが勝手に関わってくるからである。文化の衝突や治安の問題、制度上の不整合といった形で、彼らの「生活の恒常性」に割り込んでくる。放置しておけば、あとでより大きな面倒になる――そう確信できるからこそ、スキゾイドは「先に整合性を追求してしまおう」と動くのだ。
これは好戦的な衝動ではなく、むしろ防衛的な本能に近い。矛盾を許せば将来の秩序が崩れる。だからこそ、不整合が生じた段階で矛盾を突き、徹底的に整合性を求める。言い換えれば、スキゾイドが外国人問題に首を突っ込むのは「積極的関与」ではなく「消極的防衛」なのである。
そしてもし、すべての外国人が生活を脅かす確率を限りなくゼロに近づけられるなら――スキゾイドは鳴りを潜める。彼らにとって、矛盾が存在しない世界では戦う理由がないからだ。




