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スキゾイドと恒常性バイアス
スキゾイドは、生活実感に関わることに敏感である。
そのため、多くの人と同じように「恒常性バイアス」に縛られており、大きく生活体系が変わることを望まない。
そういう意味で、スキゾイドは天性の保守派だと言える。
「今の生活が壊れないか?」
「目の前の秩序は維持できるか?」
その視点が常に基盤にあるからだ。
もしも「明治維新のスキゾイド」がいたとしたらどうなるか。
彼らは「四民平等」自体に異論を唱えるわけではない。
むしろ気になるのは、その変化によって「旧権力層である武士が本当に納得するのか?」という点である。
彼らの権利はどの程度保証されるのか?
反乱のリスクはないのか?
生活の秩序は保たれるのか?
スキゾイドにとって問題は常に「理念」よりも「現実のリスク」である。
つまり、思想の色合いがどうであれ、生活実感に関わる変化を最も警戒する。
これがスキゾイド的保守性の本質だ。




