スキゾイドの関心傾向
スキゾイドが比較的強くコミットしやすいものは二つある。
ひとつは知識共有、もうひとつは社会正義である。
ただし社会正義といっても、彼らは街頭に立ってプラカードを掲げるわけではない。
本質的には「生活をかき乱す脅威への警戒」であって、あくまで受動的・カウンター的な性質をもつ。
どちらの方向に警戒が向かうかは、社会情勢や家庭環境に左右される。
左派的傾向なら、差別や排除によって自分が被害者になる状況を脅威とみなす。
右派的傾向なら、外国人の越権行為や犯罪が「自分に及ぶかもしれないリスク」として立ち上がる。
いずれにしても、問題の本質は「他者の行動が自分の領域に押し寄せてくること」への拒否感だ。
しかしスキゾイドはデモ活動には参加しない。
現代ならネット上で反論するか、あるいは対象に対して静かに呪詛を投げかける程度である。
彼らの「関与」は、直接的行動ではなく間接的・象徴的にとどまる。
もしスキゾイドを味方につけたいなら、肝心なのは直接関わらないこと、そして利益誘導や煽動によって彼らの生活圏を乱さないことだ。
端的に言えば、「関わるな」というシンプルな原則に尽きる。




