表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

星田うい

「ねぇ、昨日投稿された新曲きいた?」


「きいたきいた!神曲だよね⁈」


「私まだ聴いてなくてさー」


「絶対聴いたほうがいいよ!」



星田ういとは、今知らない人はいないという絶世の歌姫。

曲を出せば一億再生超え。

世界一のVtuberだ。


そんな世界一のVの正体が気になる?


教えてあげよう。


それは私だ。


黒田らいか。

高2。目立たない普通の高校生だ。


特に飛び抜けて上手い事がなく、勉強はそこそこ、運動もそこそこな感じだ。


しかし私には一つ得意なことがある。


それは「歌」だ。

その私のとりえを誰かに聴いてほしくてVをはじめた。

そしたら、まさか世界一になっていた。


クラスではずっとういの話。

嬉しいけど、ちょっと照れくさい。

もう慣れてきたけどね。


「ねぇ、らいかちゃんも聴いた?ういちゃんの新曲。」

もちろんです。

本人ですから。

「あ……聴いたよ。いい曲だよね…」

「だよねーらいかちゃんわかってるぅ!」


なんか自分で言うのやだなぁ…



帰りの会も終わり、スクバを持って教室を出ようとすると…


「今日みんなでカラオケ行こうよ!」


カラオケかぁ。

バレやすいんだよなぁ。正体。


「ごめん、今日用事あって…」

「えーまた用事?じゃあ、今度行こうね。」

「うん…」


Vはじめてから、怖くてみんなの前で歌えなくなった。


中学生のころは何回かカラオケにみんなで行ってたなぁ。


もう行きたくないけど。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ