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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第12章 魔国編

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決戦の火蓋――激突する運命

東の空が薄く明るみ始める頃、魔王城を包む静寂が破られた。


遠くから迫る足音と共に、敵の大軍が城を囲む。


「来たわね……」

サティは冷静に剣を握り締め、仲間たちに指示を出す。


「リリアナ、結界の強化を。レイナ、前衛の指揮を頼むわ!」


「了解よ、サティ」

リリアナは手をかざし、強大な魔法の結界を展開する。


「行くわよ、みんな!」

レイナは剣を抜き、部隊を率いて前線へと駆け出す。



***


《三者の奮闘》


激しい戦闘が始まる。

鋼の剣と魔法の閃光が交錯し、空気が震える。


レイナは勇者としての技量を遺憾なく発揮し、敵の侵攻を食い止める。


「負けられない……みんなの未来のために!」


リリアナは魔力を高め、強力な攻撃呪文で敵陣を焼き払う。


「この結界が崩れたら終わりよ……!守り抜くわ!」


サティは冷静に戦況を判断し、兵を指揮しながら最も危険な黒幕・セレナの動きを警戒する。


「奴はここから離れられない。集中攻撃をかけるわ!」



***


《黒幕・セレナの策略》


セレナは魔導書を手に、強烈な黒霧の魔法を放つ。

「これが私の力……滅びよ!」


その魔法は周囲の空気を凍らせ、仲間たちを混乱させる。


だが、サティはその隙を突き、仲間と連携してセレナの魔力を封じようと動く。



***


《仲間の絆が光る瞬間》


戦いの中、ピンチに陥ったリリアナをサティが庇い、レイナが敵の包囲網を破る。


「ありがとう、サティ!」

リリアナは感謝を込めて頷く。


「私たちは一人じゃない。みんながいるから、強くなれる」

レイナの言葉に、兵たちの士気も上がる。



***


《決着の時》


激戦の末、サティの指示で連携攻撃が決まり、ついにセレナの魔導書を砕く。


「これで終わりよ!」

サティの叫びと共に、セレナは力を失い、崩れ落ちる。


戦場に静寂が戻る。



***


《勝利の後》


疲弊した三者は、それでも誇らしげに顔を上げる。


「これで、未来への道が少し見えたわね」

サティが呟く。


「共に戦ったことで、私たちの絆は確かになった」

リリアナも笑みを浮かべる。


「これからも共に歩もう」

レイナが剣を鞘に収めながら言った。



***


戦いの火蓋は切られ、仲間の絆が勝利をもたらした。

だが、新たな試練はまだ先に待っている――。

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