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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第11章 パルナコルア編

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霧の正体と異界の影

薄暗い森の奥、サティとアリアはさらに深く進んでいた。


霧はますます濃くなり、視界を遮りながらもどこか異様な力を感じさせる。


「この霧……ただの自然現象じゃないわ」

サティは手をかざし、黒炎の魔力を繰り出すが、炎は霧に吸い込まれて消えてしまった。


「異界からの影響が強まっているのは確かね」

アリアは厳かな口調で告げる。


突然、霧の中から異形の影が現れた。

それは人の形をしているが、輪郭がぼやけ、時折霧のように消えそうだった。


「異界の存在……!」サティは剣を構えた。


影はゆっくりと近づき、かすかに呻き声を上げる。


ルアが聖なる光を放ち、影を押し戻そうとしたが、力及ばず。

「このままでは霧も影も広がってしまう……!」


サティは冷静に分析した。


「霧の根源を断たないといけない。異界との境界が弱まっているんだ」


「では、どうすれば……?」


「聖なる力と魔力の融合が必要だ。君の祈りと、私の魔術を合わせて」


ルアは頷き、二人は力を合わせて儀式を始めた。


その光景は、まるで異界と現世の狭間で繰り広げられる戦いのようだった。


果たして、霧の正体を封じることができるのか――。

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