255/264
決闘・完。
「今日は王宮に行かないといけないの、早く終わらせてあげる」
「妾との決闘中に他のことを考えるとは余裕じゃな」
「実際、そこまで脅威じゃないわ」
「なんじゃと!」
「旅に出て強くなったか見てあげるからかかってきなさい」
先に攻撃してきたのはラミル。
サティは後方に移動して攻撃を交わす。
「時間がないなら早く降参したらどうじゃ?」
「なんで、格下の貴方に降参...しないといけないわけ?」
サティはマナを束ねて武器にする。
「そんなことも出来るのか」
「おわりよ」
私はラミルに沢山の攻撃を浴びせた。
「ここまで強くなってもお主に届かないのか」
「もっと鍛錬しなさい。私は王宮に行ってくるから」
「次こそは勝たせてもらうぞ」
「貴方が私に勝つなんてまだまだ先ね」
物語は新たな側面へ




