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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第22章 勤勉の継承者イザーク編

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勤勉の継承者、イザーク

 カザルスの中心部、学知大院の広間にて、サティは冷静な瞳を持つ青年と対峙していた。


「私はイザーク・フォルグレイン。

 《勤勉》の継承者として、この都市の秩序技術群を率いている」


 彼の言葉は端正でありながら、謙虚さを感じさせた。


「あなたが《七つの大罪》を全て会得した者と聞きました。

 その力を持つ者として、どのように歩むか見せてください」



***


 サティは胸元の紋章を握りしめて答えた。


「代償も歪みも受け入れて、私は私の道を行く」



***


 イザークは静かに頷き、試練の説明を始める。


「勤勉とは、努力と継続、そして謙虚さをもって己を磨き続けること。

 あなたに課すのは、己の力と心を限界まで試す試練です」



***


 その試練は、知識の探求と肉体の鍛錬、そして精神の鍛錬を複合的に問うものだった。


「怠惰を拒み、真の勤勉を手に入れるための試練。

 さあ、始めましょう」



***


 サティの目は鋭く輝いた。


 (私は怠惰をすでに会得している。だが、それはもう“ただの怠惰”ではない)


 彼女の胸に秘めた《暴食》と《忍耐》の力が、静かに燃え上がる。



***


 試練の扉が開く。


 新たな挑戦が始まったのだった。

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