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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第22章 勤勉の継承者イザーク編

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勤勉の街へ

 朝霧の中、サティたちは重い荷物を背負い、ゆっくりと歩を進めていた。


 南方に広がる交易都市〈カザルス〉は、今日の終着点。


「見えてきたわね……あの高い塔が目印よ」

 ルリが指差す先には、空に伸びる巨大な時計塔が輝いていた。



***


「カザルスは魔道と学術の中心地。勤勉と知識がこの街の血潮と言われている」

 サティが地図を見ながら語る。


「うん、やっぱり少し緊張するな」

 ミネルバが少し笑った。



***


 石畳の街路に足を踏み入れると、白衣姿や研究着を着た人々が忙しげに行き交っている。


 空には魔導機械が飛び交い、さまざまな研究道具を運んでいた。


「さすが知識の街ね。活気があるけど、どこか厳かな空気もある」

 サティが息を呑む。



***


「次に会うのは、《勤勉》の継承者だ」

 サティは胸元の紋章に手を添えた。


「どんな試練が待っているのかしら……」



***


 静かに、そして確かな一歩を踏み出した。

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