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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第21章 忍耐の兆し編

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新たな敵の影

 空が曇り、重い風が吹き抜ける。


 サティ、ルリ、そしてミネルバは、異変の気配を感じ取り、警戒を強めていた。


「何かが迫っている……ただの“影”じゃない」

サティの目は鋭く光る。


「ここ数日で魔力の流れが乱れている。瘴気の核が再び動き出したかもしれない」

ミネルバが言う。



***


 突然、森の奥から異様な気配が現れた。


 瘴気に包まれた、かつて見たことのない巨大な魔物が姿を現す。


「これは……新たな影の核の暴走体?」

ルリは身構えた。


「私たちの力を合わせなければ、太刀打ちできないわね」

サティは決意を込めて言う。



***


 三人は息を合わせて戦闘態勢を整える。


 ミネルバが風のように動き、鎖鎌で敵の攻撃を受け流し、反撃の隙を作る。


 ルリは魔法と剣術を駆使して敵の動きを封じる。


 サティは内に秘めた大罪と美徳の力を引き出し、強力な一撃を放つ。



***


 激しい戦いの中、サティは心の中で叫んだ。


「怠惰も暴食も……すべて、私の力の一部だ!」


 大罪を恐れず、受け入れることで力が増幅し、敵を圧倒していく。



***


 戦いの果て、瘴気の魔物は消滅し、森に平穏が戻った。


「これで少しは安心できるかな」

ミネルバが微笑む。


「でも、まだ気を抜けないわね」

ルリが慎重に言う。



***


 三人の絆はさらに強まった。


 旅はまだ続く。

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