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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第21章 忍耐の兆し編

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絆の強さ

 試練を終え、遺跡の外へ戻ったサティは、深呼吸をしながら振り返った。


 彼女の胸には、新たに刻まれた光の紋章が鮮やかに輝いている。


「これで、また一歩進めた」

サティは小さく呟いた。



***


 そこには既にルリとミネルバが待っていた。


 ルリは嬉しそうに微笑み、駆け寄る。


「サティ、お疲れさま! 本当にすごかったよ」


 ミネルバも優雅に一礼しながら言った。


「あなたの忍耐は本物。私たちの力となるわ」



***


 三人は一緒に歩き出した。


「これからも互いに支え合っていこう」

サティが言う。


「私たちの旅は、まだまだ続く」



***


 その時、空が一瞬暗くなり、遠くで轟音が響いた。


「何かが近づいている……」

ルリが緊張した声で言った。


「油断はできないわね」

ミネルバが鎖鎌を握り締める。



***


 三人は再び戦闘態勢を整え、次なる戦いへと備えた。

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