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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第18章 旅路編

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静寂の代償

 街を出てから、数日が経った。


 夜明け前の冷たい風が、サティの頬を撫でる。


 しかし、その体はいつもより重く感じられた。


「……疲れてるのね」


 ルリが静かに声をかける。


「うん。大罪を使うたびに、少しずつ“何か”を奪われている気がする」


 サティの視線が遠くの空を見つめる。


「力の代償……それが、大罪の本当の怖さかもしれない」


 ルリは深く頷きながら言う。


「それでも、あなたは止まらない。だからこそ、私がいるんだ」


 二人の間に沈黙が流れる。


 そんな時だった。


「見て、あそこ」


 ルリの指差す先には、小さな村が見えた。


「異変が起きているかもしれない。行ってみよう」


 そう言って、サティは背筋を伸ばした。


 まだまだ、終わりじゃない。

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