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ギルド嬢の大罪無双〜平凡な受付嬢は禁断の力で世界を駆ける〜  作者: 柴咲心桜
第17章 旅立ち編

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手を取り合って、外の世界へ

> 「ねえ、サティ先輩」


「ん?」


「公国に着いたらまず何するか決めてるんですか?」


サティは少しだけ考えてから、肩をすくめて笑う。


「祭りにも参加するけど……まずは、宿を探して。次に、美味しいもの食べて。あとは……ルリに足引っ張られないように頑張る」


「えっ!? 私、先輩の旅のお荷物じゃありませんからね!」


「冗談よ。ちゃんと頼りにしてるわ。……後輩としても、相棒としても」


ルリは驚いたように目を見開いたあと、ほんの少しだけ照れくさそうに笑った。


「……はい。先輩の期待に応えます」


二人は並んで歩き出す。


どこまでも続く街道。どこへでも続いていける空の下。


もう受付嬢と新人冒険者だった日々じゃない。


これは、彼女たちの“ふたりで進む物語”のはじまり。


「行こう、ルリ」


「はい、サティ先輩」


陽光の中、二人の旅が、静かに始まった。

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