表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
318/318

バルガー村③


バルガー村には結局のところ私、ルイお兄様、

ノア、エド、メル、イザーク殿下、アベル様で

行く事になった。


この話を皇帝陛下と神殿様、レオンお父様

の3人で話し合いアダン殿下、サイサス様、

聖女様の3人に告げたところ勿論我々も同行する

と即答したみたいなんだけど......。


アダン殿下は王太子であるからお祭りには絶対

参加でサイラス様と聖女様も神殿での儀式に

参加しなければいけないらしく最初からの

同行は無理だという結果に。


神殿での儀式って何ぞや?

と、思ってたらコソッと聖女様が教えてくれた。

どうやら1000年前に女神様を探す為、

聖女様が作った儀式なんだって。

毎年、アーサー王、サイラス様、聖女様が

集まってやってた『女神様を探せ』の儀式が

何故だかこのお祭りに変わっていったようで。


今年は伝説の3人が揃ったから絶対に本当の

儀式をやってもらうってユーリ様が興奮して

るそう。


成程!女神様を探す為の儀式だから私が居なく

てもいいわけだね!納得してふんふんと気分良く

鼻歌を歌っていたら聖女様がポツリと


「1000年後にディアと離れ離れに

なるならあんな儀式発案しなければよかった」


と、言ってたけど離れ離れってそんな大袈裟

な......。一生会えないような顔をしないで

欲しい。


で、結局その御三方は2日遅れでバルガー村

まで来てくれる事になった。


それで何故イザーク殿下が同行するのか、それは

皇帝陛下の家族溺愛で決まったのだ。


「ディアが遠出か。それならばイザークを

連れて行くのがいいだろう。イザークは神

直々にディアを守る為にこの世界に生まれ

変わってきたと聞いたぞ?それならば神から

何か特別な力など授かっていたりするのでは

ないのか?きっと自分では気が付いていない

のだ。そうだ、ディアと旅をしてディアの

近くに居たら覚醒するのではなか?俺の息子

なのだからきっとそうだ。そうに違いない」


だって。

そう......。皇帝陛下にそんな細かい事まで話

たんだ。因みに神様が私を頼むって言ったん

じゃなくイザーク殿下が行かせてくれって

無理言って転生してきたから特別な力は授けて

ないと思うよ?


でもこの皇帝陛下の言葉で寝込んでいたイザーク

殿下は復活した。


「そうだよな!俺がディアを護らなくて誰か

護るんだよ!その為にこっちに来たんだし!」


だって。

まぁ、元気になったのならいいけど。

ちょっとだけ罪悪感あったんだよね。

だから私はごめんねって復活したイザーク殿下に

謝った。


「え?あ、ショックはショックだったけど

俺は諦めてないからな。何だかライバルは

前世とは比べものにならないぐらいいるけど

なぁ〜」


イザーク殿下はセイさんと似たような笑顔で

そう言った。

ライバルとな?何処にそんな変わりもんがいる

んだい?私を好きな男性なんてイザーク殿下

ぐらいだよ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ