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これからの事②


「いいかい、ディアよく聞いて欲しい。

1000年前はもう過去だ。今の女神様は

ディアでなければいけないのだよ?

我々皆、クラウディア・ヴィンセット

に惚れ込んでいるのだ。それを自覚して

欲しい」


「レオンお父様……」


「ディアの笑顔、ディアの可愛さ、ディア

の可憐さ、ディアの愛らしさ、ディアの

強さ、もっと言えるが……。

こんなに素晴らしいディアに1000年前

の女神様だって勝てっこない。それは私が保証

する。だから胸を張って今世の女神様は自分だと

思って欲しい」


レオンお父様の言葉に皆んなが頷いている。

そうなの?こんな異世界人でおばちゃんで

しかもアフロよ?更に元レディースの頭で……

そんな女神様でいいの?


「ありがとうございます……」


あんな凄い人と比べられたらどうしようって

不安だったけど。

もう卑屈になんかならないね。

今世でやれる事をやる。

やってやるよ。アフロなおばちゃんやる気

出た。私、単純女だから。


「さぁ、1週間も意識が無かったのだ。もう少し

休んだ方がいいだろう」


レオンお父様がそう言って皆んなを部屋から

追い出そうしてる。

でもレオンお父様は出て行く気は無いらしい。


「もう大丈夫ですわ。んー。お腹がすきました。

温かいスープが飲みたいです」


直ぐにエドが走った。

ありがとうよ。


「何故私はユーリ様の所ではなくここに

居るのでしょうか?」


そういえばの質問だ。


「もうあちらには戻らなくてもいいのよ!」


ローズお母様が嬉しそうに言ってきた。

え?そうなの?なんで?


「父上が我がヴィンセット家が命に変えても

守るからディアを戻してくれと皇帝陛下に

言って下さったんだよ?

私もアダン殿下に毎日言っていたんだ。ディア

は絶対に幼い頃から慣れ親しんだ我が家に

居るべきだってね」


あ〜それ、陛下はレオンお父様に甘々だから

とアダン殿下は毎日言われてウザくなった

やつな。

でも嬉しい。ありがとう。


「ではこれからはまたこちらに住めるの

ですね?ふふふ」


「そうですよ!姉様!でも神殿様の所と

王宮から護衛騎士がそれぞれ派遣されて

来るみたいですけど。その条件でこちら

に戻る事が許されたみたいです」


ノアが天使の微笑みで私の手を握ってくる。

そうか。じゃあ、このお屋敷に騎士様が

ワラワラと増えるのね。


「今、学園はどの様な状態ですの?」


気になるよね。あの騒ぎの後がさ。


「一時的に閉鎖して色々調べています。

そして国民には悪魔の存在を公表しました。

でも姉様の事、つまり女神様の存在は公表

していません。色々大変になりそうだと

上の方達で決めたようですよ」


ノアが説明してくれた。


「悪魔の存在を公表したのは国民にも気を

引き締めて生活して欲しいとのメッセージも

込めてなのだ。これからは悪魔重視の国対策

となっていくだろう」


続けてレオンお父様が説明してくれた。

そうだよね。これからきっとドンドン悪魔

が国を襲って来そうだもん。

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