6、この世界と4大騎士団
今回も読んでいただきありがとうございます
――ガララ、ウェルに、アリス、シャナのいるクラスの扉が開く音がすると、ルイスは、ゼェー、ゼェーと、息を切らしながら、自分の席に向かうと、
「まだ2日目なのに、遅刻ギリギリは、だらしないわね?学院生徒の意識がないんじゃ無いの?」
アリスは、厳しい言葉をかけると、
「でも、遅刻はして無いんだから、問題ねぇだろ?」
ウェルがフォローしてくれ、シャナは、相変わらず笑っていた。
そんなことを話していると、学院のチャイムが鳴り、マーティンが、クラスに入ってきた。
「よし、全員いるな?今日から授業やるぞー」
ルイス達は自分の席に座り、授業が始まった。
「まず初めに、騎士団とはなんだ?」
マーティンは、アリスに聞くと、
「騎士団とはこの国を護る4大騎士で、召喚獣と剣で敵を倒す聖騎士、銃や特殊な弾で相手を翻弄する銃騎士、精霊と契約して魔法を使用する精霊魔法士、魔導書による呪文で攻撃からサポートまで出来る魔導士の事です。」
アリスは、答えた。
「正解だ。後、1つ付け加えるなら騎士団は、基本的に4人1組になる事が多い。単純に4人の方が死ぬ確率が少ないからだ。あ、そうだ、お前ら4人で、組んでみたらどうだ?ちょうど、各騎士団を目指してるんだし、早い段階で慣れた方がこうゆうのはいいと思うが?」
マーティンの提案に、シャナは、
「それ、面白そう!」
ウィルも続けて、
「遠距離は、任せろ!」
ルイスとアリスは、半ば勢いでマーティンの提案を承諾した。
少し軽いノリで、1つの新しいパーティが出来ると、マーティンは、続けて言った。
「それと、この世界では今、亜人(人間や、獣人、精霊などの意思疎通が出来る生物)と魔族で戦争をしているのは皆分かってるな?そこで今までは、この時期からは、やらなかったが魔物狩りの訓練が始まる事になった」
魔物狩り、その単語に反応した4は、ザワザワし始めた。
「おい、うるせーぞ!魔物は、一旦置いといてルイス!お前はまだ召喚獣いないんだったよな?」
マーティンは、ルイスを見ながら尋ねると、こっちにこいと、手招きしていた。
「1時間目の座学はここまでだ。これからルイスの召喚獣、召喚を始める!」
マーティンの手には、何かが描かれている布を持っていた。
ルイスが、教卓の前までくると、
「お前の血をこの布につけろ」
マーティンがルイスに言うと、切れ味の良さそうなナイフを取り出して言った。
ルイスは、少し不安を持ちながらも、布に血を垂らすと、血が着いたところから、光が滲み出し、光の中から何かが出てきたのだった。
今回の話は、この世界の今の状態を、人にわかる様に書いてみました。なんとなく騎士とは、こんなもの。
この世界は、こうゆう状態と、いうのがわかりましたでしょうか?ご意見感想お待ちしています。
次は、ルイスの召喚獣が出てくると思いますので、次話も楽しみに待っていてください。
これからも宜しくお願いします。