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5、孤児院

皆さんの感想お待ちしてます。

シャナの提案で4人は、入学祝いと試合の反省会を兼ねたパーティをやっていた。

パーティといっても、シャナの行きつけだというお店で、ご飯を食べながら詳しい自己紹介をする。そんな感じだった。

かなり盛り上がり時計を確認すると、10時を回るところだったので、今回はこれでお開きになった。


ルイスは、孤児院に帰ると、

「あ、ルイス兄ちゃんお帰り!」

「あぁ、ただいま」

「学院はどうでした?ルイス」

「リゼさん。ごめんなさい。今日は疲れてるのでもう寝ます。おやすみなさい」


リゼさんは、この孤児院の院長さんだ。

決して裕福な暮らしとはいかないが、皆んなが本当の家族みたいに感じていた、5人の小さい弟や妹、リゼさんの居る生活は、とても楽しいものだった。


リゼは、ルイスが帰ってきて、うるさくしている子供達に、

「ルイスは疲れてるんですよ?静かにしてあげなさい」

リゼは、普段はとても優しいが、怒ると怖いのを孤児院にいる人はみんな知っているため、すぐ静かになった。


シャナとの試合や、入学祝いで疲労していたのか、ベッドに横になり目を瞑ると、すぐ熟睡した。


「ルイス兄ちゃん、早く起きないと遅刻するよ?」

「う……うぅん……ッッつ!今何時だ!」

ハッと、目を覚まして時間を確認すると、時計の針はまだ7時を回った所だった。

「こら、人をびっくりさせて、そんなに楽しいか?」

3人の子供たちは、ルイスの焦り具合をケラケラと笑うと、

「ルイスお兄ちゃん、朝ごはん出来たよ、今日ね?私達みんなに一緒作ったの、みんなで食べよ?」

そこには、5人の子供の中で1番仲がいい双子のランとリンがいた。


「ランとリンが作ってくれたの?それは絶対食べなきゃ勿体ない」

ルイスは、2人の頭を撫でながら階段を降りると確かに、とてもいい匂いがしてきた。

「俺たちだって手伝ったんだぜ!」

孤児院で1番やんちゃなアイン、子供達の中で1番賢いカイン、子供達の中で1番力持ちのサインが、口を揃えてルイスに言った。


「分かってるよ。ごめん、ごめん」

子供たちに謝り、朝ごはんのあるテーブルの席に着いた。

「頂きます」


ルイスが朝ご飯を食べると、アインやカイン、サインにランとリンが、黙ってルイスの方を見ている。

どうやら味の感想を聞きたいらしい。


「とっても美味しいよ」

ルイスがそう言うと、子供たちは、ニコニコしながら、

「入学おめでとう。私たちお金は無いから物は、買えなかったけど、代わりに早起きして、ご飯を作ったの!」

なんていい子達なんだろうか、本当に優しくて可愛い子達だ。

ランやリンに彼氏が出来たらどうしよう?。

心の中でルイスは、そんな事を思いながら、子供達の作った朝ごはんを、しっかり最後の一口まで味わいながら食べた。


朝ごはんを食べ、ルイスは時計を見ると、8時をさすところだった。

「やばい、遅刻する!」

バタバタと、支度をするルイスをまたケラケラと、笑う子供たち。


急いで学校への準備をすますと、

「ルイスお兄ちゃん行ってらっしゃい」

子供たちが元気にルイスを見送ってくれた。


ルイスは、今日も頑張ろうと、気合を入れて、元気よく

「行ってきます!!」

子供たちへ、声を返す。


学院に間に合うように、走って行く姿を子供たちは、ケラケラと、笑っていた。

前の話の前書きで次から、授業ですって言ったのに、ルイスの家の事を書いてしまいました。

少し書いて、舞台を学校に戻そうと思ったんですけど、どうしても描きたくなり書いちゃいました。

今回出てきたリゼさん。後々、大事件に巻き込まれるのですが、それはまた、後の話になります。

長くなりましたが、宜しくお願いします。

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