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4、実力テスト ウェルVSアリス

今回、約1500字と少し長いです。すみません。

前回から試合をしていた4人が色んな単語を言って混乱した方もいると思いますが、次の回からの授業で、世界観を詳しく説明できたらと、思っています。


「あなた確か、銃騎士を目指してるんだったわね。なら、残念ね?私に銃は効かないわよ?」

アリスが、ウェルに向かってそう言うと、

火の精霊(サラマンダー)。私との契約により姿を表しなさい!!」

アリスの背後に、ボワッと火の玉が現れ、みるみると大きくなり、火の玉だったものは、やがてトカゲの様な生物に姿を変えた。

形姿は、トカゲそのものだったが、人と同程度の大きさで、口や皮膚からは、メラメラと炎が燃えていて、50mは離れているルイス達3人にも、熱が伝わってくる程だった。


「火の精霊か。だが近づかなければ暑さも関係ねぇーだろ。」

ウェルは、笑いながら、アリスとサラマンダーから、距離をとった。


回転式銃(コルト•イーグル)!」

ウェルの背中が光ると、右手に1丁の拳銃が現れると、アリスに銃口を向け、1発発砲し、アリスに飛んで来た弾丸は、アリスの目の前で、ジュワ〜と、音を鳴らしドロドロに溶けた。


「ちっ、やっぱダメか。すげぇ熱だな?アリス!」

火の精霊(サラマンダー)の灼熱の壁は、そう簡単には破れないだろう。


「次は私の番よ、火の精霊(サラマンダー)火精霊の息(ガイストアーテム)

火の精霊(サラマンダー)は、空気を吸い込むと、ウェルに向かって、一直線に青く燃える光線を吐き出した。

光線の周りは、高温に熱せられユラユラと、陽炎(かげろう)が出来ていた。


水冷弾(ウォーターブレット)

ウェルの、銃のシリンダーが青く光ると、火の精霊(サラマンダー)の口から出た光線に、距離を取りながら、6発撃ち込んだ。

弾が光線に被弾すると、被弾箇所から水が溢れ出し、光線は蒸気を出しながら消えていった。


「今のは、なんなのよ?」

最初に撃った弾と明らかに違う反応を示した、ウェルの球に警戒して、アリスも距離をとった。


「おいおい、銃騎士相手に距離を取るのは、よくねぇんじゃねえか?」

ウェルは、さっきの一瞬でまた違った形の銃を手に持ちながら、小さく呟いた。

対人狙撃銃(ウィンチェスター)氷結弾(アイスブレット)

先ほどの回転式銃(コルト•イーグル)とは比べにならない程大きな銃で、火の精霊(サラマンダー)を狙い2発連続で撃った。


氷結弾(アイスブレット)の、1発目が灼熱の壁で溶けると、溶けた箇所から冷気が出てきて、一瞬灼熱の壁に穴が出来た。

2発目の弾丸が、その穴を通り火の精霊(サラマンダー)の眉間に、当たると、火の精霊(サラマンダー)は、ギャーと、叫び声を上げて消えてしまい、灼熱の壁で守られていたアリスは、無防備状態になった。


ウェルは、銃口をアリスに向けながら、

「まだやるか?」

アリスに聞いていた。


マーティンは、ウェルとアリスの間に現れ、

「終了だ。今回はウェルガンの勝ちだな」


本来、火の精霊(サラマンダー)は精霊の中でも、上位精霊にあたり学生が戦うには、強すぎる。

でもウィルは勝った、それもほぼ完封勝利だった。


「本気で戦ってくれてありがとう。今回は、負けたけど次は勝つわよ?」

アリスは、負けて悔しそうだったが、少し嬉しそうな顔をしていた。

「あの、だけど、火精霊の息(ガイスト•アーテム)は、少し危なかったぜ」

豪快に笑いながら、ウェルは楽しそうにしていた。


「よし、講評だ。よく聞けよ?まずアリス。お前は、火の精霊(サラマンダー)に頼り過ぎたな、まぁ学生でこいつを倒せる奴は、滅多に居ないだろうが」

アリスは確かに、火の精霊(サラマンダー)に頼っていたかもしれない、上位精霊とはそれ程の存在なのだ。

実際には、ウェルに倒されてはいるが……。


「次にウェルガン、お前の銃が出てきたあれ?なんなんだ?」

マーティンも、気にはなっていたらしい。

「あれは、俺の家に伝わる封印術だ」

ウェルの術は代々伝わる秘術らしく詳しくは言えないが、簡単に言うと、銃と弾を封印したり、開封したりしているらしい。


「これで4人の実力は分かった。明日からは、座学もあるからな。絶対寝るんじゃねぇぞ?問題起こして怒られるのは、おれなんだからな!面倒臭ぇ!」

マーティンが、そう言うと、下校時間のベルが学校に鳴り響いた。


「今日はもう帰れ。また、明日な。遅刻するなよ?面倒臭えからな!」

マーティンは、そう言い残し、学院内に歩いて行った。


ルイスたちも帰ろうとすると、シャナが、

「今日みんなで入学祝いと試合の反省会やらない?、美味しい店知ってるんだ!」

ニコニコと笑うシャナの提案に、反対する者は誰1人居なかった。




第4話も見てくださり有難うございます。

偉そうなお願いをしますが、感想を頂けるととても嬉しいです。

これから皆さんの意見なども物語に反映して作っていきたいと思っていますので、ご意見ご感想宜しくお願いします。

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