2、クラスメイト
基本1話1000文字程度で、投稿していきたいとおもってます。
これからも宜しくお願いします。
「なんで席が4つしか無いんだ?」
ルイスが自分のクラスに入って、初めに思った疑問だった。
「お、お前が平民で入学したルイスか?よろしくな!」
190cm以上は有りそうな大きな体に、はち切れんばかりの筋肉がついた男は、ルイスにドスドスと歩きながらと、近づいてきた。
「これで全員だな?お前ら、早く席につけよ。怒るのも面倒臭いんだからな」
教卓の前には、いつの間にか1人の男がいた。
「全員?まだ席2つ空いてるだろ?」
ガタイのいい男は、教卓の前にいる男に尋ねると、
「何言ってるんだ?全部で4人居るだろ。周り見てみろ」
窓際を見ると、2人の少女が机に座っていた。
「早く席に着きなさいよ」
赤い髪の少女がそう言うと、もう1人の少女は、笑っていた。
ルイスとガタイのいい男は、言いたい事は有りそうだったがとりあえず席に着いた。
「……あーまず自己紹介でもするか?俺の名前は、マーティン・バルバラン、お前らの担任教師だ。嫌いな事は、面倒臭い事、お前ら問題起こすなよ?」
教卓の前にいる男は、次はお前がしろという風に、ルイスを指差した。
「僕の名前は、ルイス・アルフレッドです。好きなものは、赤の宝石です。目指しているのは、聖騎士です。宜しくお願いします。」
赤い物と、いう単語に顔を赤くした少女がいたのをルイスは、気づかなかった。
「次は、俺だな?俺はウェルガン・ロットウェル、ウェルって呼んでくれ!好きな事は、筋トレだ!目指してるのは、銃騎士だ。よろしく!」
ガハハ、と笑いながら話す男は、さっきの大きな男だ。
「わ、私の名前は、アリス・ステロ・エルドラーン、すぐバレるから先に言うけど、この国の代3王女よ!あ、敬語は、使わなくていいわよ?一応、精霊騎士を目指してるわ。それと、勘違いしないでよねルイス!」
ルビーの様な真紅色の髪の彼女はとても綺麗で、ルイスの方を睨みながら自己紹介をした。
「最後はあたしだね!」
アリスの方をニヤニヤしながら見ている少女は、自己紹介を続けた。
「あたしは、シャナ・エインセル。人間のお母さんと精霊のお父さんのハーフだよ。好きなものはアリスちゃん!あたしが成りたいのは魔導騎士、みんなよろしくね」
満面の笑みで喋るシャナは、アリスとはまた違った可愛さがあった。
「自己紹介は、終わったな?それじゃあこれから4人に戦ってもらう。後騒ぐなよ?面倒臭いから」
マーティン先生はそう告げると、4人を学院の校庭に連れ出した。