14、いざ、ダンジョンボス
遅くなってすみません
これからも頑張ります
ルイスとアリスが地下3階への階段を降りた時、魔族が仕掛けたトラップが発動した事を、2人は気付かなかった。
ルイスとアリスが地下3階につくと、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「だから〜、アリスちゃん達をもう少し待とうよ。ね、後10分だけ、ね?」
「なんで俺たちだけでいっちゃいけねぇんだよ!俺たち2人だと勝てねぇって思ってんのか?」
2人はルイスとアリスを待つか、先に進むかで言い合っていた。
「シャナー。なんだか久しぶりに会う気がするわ。昨日別れたばっかりなのに」
「アリスちゃん。だ、大丈夫?ど、ど、どうしたのその服?まさか、ルイスくんに襲われた?」
「ち、違うわよ!魔物に襲われて、服が破けちゃったの!ルイスは助けてくれただけ!」
シャナは、昨日の朝と服装が違うアリスを心配して、ルイスに疑いの眼差しを向けていた。
「ルイスお前、男になったのか?」
ウェルはアリス達女子に聞こえない様に小さな声でルイスに聞いた。
「――そ、そんな事ないよ!」
ウェルの言葉であの光景を思い出したルイスは、顔を真っ赤にしながら言った。
「あんた達何コソコソやってるのよ?早く行きましょう」
アリスはルイス達を見てそう言うと、4人で奥へと進んでいくのだった。
ルイス達4人が立ち止まったのは、あれから5分ほど歩いた先で、目の前には地下一階にあった扉より大きな扉があった。
「この先にダンジョンボスがいるんだな。楽しみだぜ!!」
「気を抜いたらダメだよ、ウェル。そのせいで地下2階で大変だったじゃん」
シャナは、ウェルに釘を刺すと、
「悪かったって。もう油断しねぇよ」
ウェルはそう言うと、扉を押してその先に進んで行った。
ギギギ、音を鳴らしながら扉を開けると、そこには1本の橋が掛かっていて、その向こうには、1つの玉座があった。
周囲を警戒しながらルイス達が橋を渡ると、ガラガラと石で出来た橋が崩れ出した。
「な、なんだ?やべえぇ、全力で走れー!!」
ウェルが大きな声で言うと、ルイス達4人は全力で向こう側へ走った。
「ハァハァ、危なかったね。みんな無事?」
ルイスが確認すると3人から、大丈夫、と声が返ってきた。
「よくここまで辿り着いた。しかし私を倒さねばここからは出られんぞ!いざ勝負!!」
声のする玉座の方を見ると、玉座から黒い渦が現れそこから、シャナが以前使用していた動く骸骨に似ている魔物が黒い渦の中から出てきた。
「嘘でしょ。あいつは、上位闇魔術の巨大な動く骸骨。あたしの使う動く骸骨より何倍も強いわ。気をつけて」
シャナがルイス達に、注意する様言うと、巨大な動く骸骨は、右手に持つ大きな剣で、ウェルに斬りかかった。
「光魔術 光り輝く大楯」
シャナは、ウェルの頭上に光り輝く大楯を出しウェルを剣から守った。
「助かったぜ」
ウェルは、両手で対物狙撃銃を構えると、巨大な動く骸骨を狙い狙撃したが、弾は巨大な動く骸骨の左手にある盾に防がれた。
「あの盾何とかしねぇとな」
ウェルは、続けて盾に銃弾を撃ち込むが盾は破壊出来そうに無かった。
「アリス、火の精霊で攻撃してくれ」
「分かってるわよ。でも何故か召喚できないの。鉱石と土の精霊も出せないわ。なんでなの?」
アリスは、精霊を召喚出来なくなっていた。
「おい、ルイスまさかお前もか!」
「ウェル、ごめん。僕もアリオンを呼べなくなってる」
何故かルイスとアリスは、召喚することが出来なくなっていたのだ。
これからは出来るだけ投稿していきますのでよろしくお願いします