13、地下3階への入り口
投稿遅くなってすみません。
個人的な事情で昨日は、出来ませんでした。
毎日投稿出来なくなる可能性もありますがこれからも宜しくお願いします
あれから10時間、周囲を探索しながらルイスとアリオン、アリスは、地下3階への入り口を探していた。
どうやら地下2階は、地上と太陽と、同じく動いている様で地下2階も、夜になっていた。
「また、変な魔物が現れたら面倒だから今日はここで休もうか?」
ルイスが提案するとアリスは、
「分かったわ。流石に今日は色々疲れたわ」
アリスの言う、色々とは例の植物型の魔物に襲われ、鉱石と土の精霊と呼び出した時の事で、スッポンポンになった年頃のアリスと、ルイスをノーと、ムーが勘違いして、2人で約1時間正座で説教を受けたのだった。
特に、ノーの誤解を解くのに時間がかかり、ようやく誤解が解けると、何度も何度もアリスとルイスに謝っていた。
「あはは、1時間の正座は疲れたよね」
ルイスも、あれを思い出すとげっそりして、2人で寝床を作って行ったのだった。
「綺麗だね。アリス」
「――っツ!!きゅ、急に何言い出すのよ!そ、そうゆうのはもっとちゃんとしたとこで言いなさいよ!」
アリスは顔を真っ赤にしながらあたふたしていると、
「何慌ててるの?ほら、夜景が綺麗だなって。思わない?」
「え?あ、あぁ。そ、そうねとっても綺麗だわ。」
2人が見ていた空は、星々が自分の持つ輝きを目一杯アピールする様に、大小それぞれキラキラ光っていて、ルイス達は、眠りについたのだった。
2時間ほど前。
「あいつ神獣アリオンは、やばいな!オーケ様からは手を出すなと、言われているが神獣さえ何とかできれば後は、ガキ2人だ。先回りして消しておくか!!」
ルイス達を監視していた魔族は、地下3階へ先回りするために
入り口を探していると、ある大木に入り口があり入ろうとすると、
「……我階段の門番なり。何人たりともこの階段は通さん。通りたくば我と戦え」
大木から低い声が響くと、枝が魔族に向かって飛んできた。
「おいおい。こんなもんで、俺が倒されるわけねぇだろ。」
魔族が手を前に出しながら言うと、空気の弾を、打ち出した。
ドーンと、音が鳴ると、植物の門番がいた場所には大きなクレーターができて門番は跡形もなく消えていた。
「トラップの一つでも仕掛けておくか?」
そう言うと、地下への入り口に魔法陣をかけると魔族は、地下へと降りて行った。
次の日の朝ルイスは、美味しそうな匂いに鼻をくすぐられながら起きた。
「……う、うーん、なんかいい匂いが。あ、アリス?何やってるの?」
アリスは、鉱石と土の精霊と一緒に朝ごはんを作っていた。
「ルイス、おはよう。何でって、昨日助けてくれたでしょ?そのお礼よ。今出来たから一緒に食べましょう」
アリスは、ルイスの方を見て笑いながら言った。
「頂きます」
「アリスありがとう。」
ルイスとアリスは2人でご飯を食べた。
「アリス!これすごく美味しい!」
ルイスが食べたご飯は形は悪かったが、味は絶品でルイスはご飯をお代わりしていた。
「ご馳走様。本当に美味しかったよアリス。それにしてもアリスの婚約者は羨ましいな。好きな時にアリスのご飯を食べれるんだから。」
ルイスがそう言うと、アリスは顔を自分の髪と同じくらい真っ赤にして、
「な、な、な、な、何言ってるのよ?私に婚約者はいないわよ!」
「え?そうだったの?王族だからてっきりいるものだと思ってた。」
「前にも言ったかも知れないけど私は、家族に疎まれてたの。そんな人お嫁にしようなんてよほどの物好きしかいないわよ。……ルイス、あなたのお嫁さんになれるなら喜んでなるわ」
「ごめん。最後の方聞こえなかった」
「な、何でもないわよ!!早く片付けて入り口を見つけましょう」
2人は片付けをして、地下への入り口を探すのだった。
2、3時間入り口を探していると、大きなクレーターがある場所を見つけその近くには、地下3階への階段があった。
「この跡は何だろうね?アリス?」
ルイスとアリスは昨日起きた出来事に気づくことはなかった。