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第9話 肉!

最近、少し飽きて来たかもしれない。季節は変わらない一定だ。生活も毎日毎日特訓。


スマホがあればな・・。無い物は無い。


何か暇つぶしに作るかな・・。何を作ろうか・・・色々と材料は増えたし結界で絶壁の上の方まで調べて増えた。


石炭とか硝石とか硫黄とかマグネシウムとかボーキサイト、黒鉛とかね。レアメタルとかもあったけど使いようが無い。金も出たし各種宝石類もあった。粘土も各種あった。陶石もあった。


今出来そうなのは黒色火薬とかかな?でも作っても魔法あるしね。


出来れば魔導具とか作ってみたいけど作り方が分からない。


何気に収納から木片を取り出して結界でミキサーを再現して粉々にする。それを結界の鍋で煮る。繊維まで解れた所で結界で枠を作り繊維を入れる。


水だけ透過するようにして結界で上から圧縮。乾いたら結界を解いてと、


荒いけど紙が出来た。


次に黒鉛と粘土を使って鉛筆の芯を作る。それを木で挟んで圧着。ナイフで削って鉛筆の完成。


日記でも書くかな。


紙はA4サイズで30枚。鉛筆は5本作成。木を無魔法旋盤で削り鉛筆のキャップを作成。良い出来だ。


試しに少し鉛筆で紙に書いてみる。少し引っ掛かりはあるが許容範囲だ。だが色が気になるなんとかならないかと考えて、土魔法で鉱石のみを取り出した事を思い出して紙に手を当てて色を指定して魔法を掛ける。


何かポロポロと落ちると紙は白くなった。成功だ。残りの紙にも魔法を掛けて白くした。


魔法万歳だな。


物作り終わってしまった。次は何をしようか・・・。


そうだなと自分の服を見る、少し汚れているか。光魔法を使おう。


紫外線で汚れを落とすイメージで魔法を発動。ピカッと光り、光が収まると全身が綺麗になった。何かスッキリした。


我が家内もこの光魔法で綺麗にした。良いな。う〜ん、この魔法はクリーンと呼ぶことにした。これも異世界あるある魔法だと思う。石鹸の香りとかつけられないかな?無理か。


この日は時空間魔法に挑戦だ。転移を試してみた。目視範囲でその場から目視した場所へと転移をイメージして魔法を発動。一瞬で視界が切り替わる。


成功だ。


今度は道がある場所へと移動する。そこから我が家前に転移を試みるも発動せず。


う〜ん、何かが足りない。なんだろうか。


ふと、思いつく。


探知魔法を発動。我が家前まで探知範囲を広げる。そして行きたい場所をイメージする。魔法を発動、一瞬で視界が切り替わる。うん、我が家の前だ。


成功した。


これからは探知魔法の範囲を広げる特訓もしよう。出来れば10〜30㎞とか転移できると便利だろう。これからの課題だね。


今回は東の境界まで来てみた。結界から顔だけ出してみる。やはり結界の外は生き物の気配や音がする。賑やかだ。


探知魔法に引っかかる者がこちらに向かって来る。のっそりと太々しく現れたのは凶悪な見た目の猪魔物。鑑定ではSSだ。勝てそうに無い。


色は赤で背骨の部分が茶色。これからすると火魔法と土魔法を使うと思われる。前に伸びる極太の牙も凶悪だ。


試してみるかと右手を結界から出し猪に向ける。魔法を発動。猪の下に穴が開く。ドスンっと音がして猪が消える。すかさず穴を埋めて結界で上から抑える。


すると穴が爆発。凄い音だ。中からプスプスと煙を上げて猪が出てくる。


もう一度、穴を作り猪を落とす。今度は魔法で水をたっぷりと入れて凍らす。


これでどうだ?


またしても爆発して氷が爆散。中から雄叫びを上げる猪が出来た。激おこだ。


でも何かヨロッとした。アレだな自分の魔法で傷ついたのだろう。


よし、もう一度穴に落とすとすかさず水を充填して凍らせる。またまた氷が爆散。ヨロヨロしている。明らかにダメージが入っている。


また、穴に落とす。こいつ簡単に落ちるな。水を入れて凍らせる。勿論、氷は爆散。


でも猪は立っているのがやっとのようだ。


勿論、猪を穴に落とす。水を充填して凍らせる。


うん?中々爆散しないなとみていると、しばらくして氷が爆散。


猪が穴から這い出てくるとバタンッと倒れる。ピクピクいっている。


今度は猪の顔の周りを水で覆う。すると苦しくなったのかもがくと大きな痙攣をしたかと思えば動かなくなった。


10分程、様子をみるが死んだようだ。体に身体強化を掛けて結界から飛び出すと猪を収納へと回収。成功だ。


すぐに我が家へと戻る。


肉だ肉だ。


我が家前で猪を出す。ふふふ、やってやった。


喉を風魔法の丸鋸で切り。頭部を切断。水魔法で体内の血を抜く。あとは神さまナイフで解体していく。腹を割いて内臓を傷つけないように取り出して穴に放り込む。


皮を剥いでとりあえずクリーンを掛ける。


肉を切り出しては収納へと入れる。


念の為に鑑定。


《レッドマッドボア(亜種)の肉・・・食べられる(焼く事を推奨)》


食べられる。鑑定通りに焼いて食べよう。


外で焚き火を起こして肉を串に刺して地面に刺す。遠火でじっくり焼く。


やばい、涎が・・。


焼けたようだ。塩を適当に振り一口。


う、美味い!久しぶりの肉だというのもあるが美味い!


ガツガツ食べる。あと400㎏はあるな。当分は食べられる。


あ〜美味かった。 

お読みいただきありがとうございます。


夕方、17:00にもう1話投稿します。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めての戦闘! というにはちょっとアレだけどw とりあえず勝利 一年ぶりのお肉は美味しいでしょうなぁ
[気になる点] 閉所で氷が一瞬で無くなるほどの熱量が発生したら、水蒸気爆発が起きると思う。上方にしかエネルギーの逃げ道無いから、一撃で猪やれると思う。
[一言] 基礎知識がないと生活できないよねぇ
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