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第86話 空飛ぶ土地の準備

コウはここの大陸に来た時の船をポートに出して乗り込み天空の土地から集落へと降りていく。


獣人達と飛空挺乗組員に住める場所を用意したと説明して第一陣として飛空挺に住んでいる獣人達を天空の土地へと運ぶ。


「おいおい!何だここは!おい!コウ!どういうことだ!」とドルンが煩い。オルクとミスとケイ。そしてドワーフの弟子5人は口をポカーンと開けている。


煩いドルンはほっといて集合住宅までの道を作成しながらみなさんを誘導していく。ふふふ、住宅は気に入って貰えるでしょうか。


「おい!コウ!住宅まであるぞ!何だここは!」とまだドルンは煩い。


他の獣人達に住宅の使い方を教えていき、次に来た者達にも使い方を教えて欲しいとお願いする。


煩いドルン達を連れながら集落との間を何回か往復して獣人達を連れて来る。まだ獣人が集まるということで天空の土地はこの上空に数日留まる事にする。


ドルン達に色々と説明する。何とか納得してもらい獣人達に使い心地や改善点を聞き日々改修していく。


要望から単身者の為に食堂を作り奥さん達の持ち回りで料理を作成してもらう。バイキング形式にした。


次には農耕地の割り当てや農具の貸出などを行いすぐに農耕を始めてもらう。オルク達と話し合って行政区を中央に作成して各種業務を始める。住民登録や各種割り当て状況を記録する。行政区で働く住民も募集してオルクを責任者にしてミスとケイを中心にして機能を構築していく。


ドルン達には最初の飛空挺ポートから見て右側のポート周辺とポート奥に工房と飛空挺の製造と修理用のドックを作成する。


最初の飛空挺ポート奥に同規模の飛空挺が10機停められる駐機場を作成。ここを一般ポートとした。


最初の飛空挺から見て左側のポートとポート上地上は軍施設とした。軍の寮や施設、訓練場に工房。ポートには軍事用飛空挺を駐留させる予定だ。取り敢えずファントムアーマー好きな狼獣人と犬獣人はここにいる。基本、飛空挺で食堂を任されていたルーラさん親子はここで寮の食堂を任せている。


行政区に倉庫を作成して状態保存の棚を設置、そこに聖域で採れた塩、小麦や野菜、果物を大量に保存していく。取り敢えずは自給自足出来るまではここから食料は賄う。現在は毎日朝聖域に転移して補充している。


現在の飛空艦は軍事ポートに移動。新たに10人乗りと20人乗りの飛空艇を2機ずつ作成。軍事用のファントムアーマーを10機乗せられる飛空挺も4機作成。これらは集落に集まる獣人を運ぶ用とファントムアーマー達が肉の調達に狩りに行く用に作成した。


現在、獣人は追加で50人増えた。そこから新たに服飾に携わった者がいたので服を作成出来るようになった。他にも要望により雑貨屋を用意して日用品の雑貨を売る事となった。通貨単位はこれまでと一緒とした。このままだと住人のお金が無くなってしまうので何らかを考えたい。


何らかの職を割り当てられたらと思う。


軍に配属されている獣人の10人は必ず住宅周辺で見回りを行い、問題や争いが起きた時に対応している。手に余る場合はオルクへと連絡して処理する。まぁ、今の所は何も起きていないが。人数が増えれば問題も起こるだろう。


畜産関係で働いていた者がいた事から畜産地区を設定して整備。地上から豚に似たトント、鶏に似たコケッコ、牛に似たカウカを連れてきた。カウカは食肉用と搾乳用を連れてきた。時間が経てば食肉もなんとかなるだろう。


気まぐれで川を作成してみた。最初のポートの反対側から流れて中央を過ぎた所で軍事施設方面へと流してそこから浄化施設を通り元に戻るように設置。行政区を囲うように水路を設置。行政区へは四方の橋から渡れるようにした。勿論、川には地上の川から魚を奪って来て入れてみている。住み着くと良いな。


果樹園区域も作成。これは結界で区切り温度湿度を管理する。まぁ、採れるようになるまでには数年かかるだろう。植樹したのは林檎、みかん、バナナ、梨、桃、パイナップルなどなどだ。雨なども水魔法で可能なので住人から果樹園管理を数人選び任せている。これは農耕区画も雨の要望を聞き定期的に降らせている。


心配していた魔力もかなりの余裕があるから安心だ。


あとは防衛のために防御結界を20重に設定してある。ポートの部分だけ任意に開け閉め出来る仕様だ。通常は光を透過しない結界を張っている。


行政区中央地下魔法陣や結晶魔石がある地上には6階建ての鉄筋コンクリートの行政管理ビルを建てた。


1階は各種受付。2階〜4階は各種行別エリア。5、6階は天空の土地制御ルームとなっている。特に最上階である6階には窓はなく魔導モニターと中央に魔導立体フォログラフにて周囲150㎞を表示して周囲を監視している。ここには選ばれた者しか入る事が出来ず現在は30人が入ることを許されている。常駐しているのは常に3人で交代で管理している。5階には制御用の各種魔法陣が設置されてあり、ここに多重演算魔法陣と魔石による記憶用媒体も設置してあり、この演算処理機能と記憶媒体により6階で制御している。


コウの住んでいる場所は行政区の初めのポートとは反対側にある。3階建ての建物でリンドルンガのような家の構造になっている。


オルクとミス、ケイが住む行政職員寮もその隣に建てられている。


現在コウは軍事部門からの要望により空を飛ぶ物からの防衛のための何かを作成している。


結界浮遊能力を補助にして何らかの推力により翼の揚力で飛ぶ飛翔魔導機を構想している。結界浮遊能力は離着陸時と緊急時に使い、その他の時は魔導ジェットか魔導モーター・魔導エンジンによるプロペラの推力により飛ぶようにする。


推進方法から考えていく。色々悩んで魔導モーターにする。これはメンテナンスが簡単な事とそれなりに大型化すればトルクも回転数も問題無いだろうという事で決定。


形は震電のように後ろにプロペラをつけてみようと思う。プロペラも2重反転プロペラで可変ピッチとした。


デルタ翼の両翼中間に垂直翼を上下に突き出るように作成。下垂直翼端には小型のタイヤをつける。


キャノピーはスライム材を強化したものを作成。


大型魔導モーターと制御魔法陣に交換できる中型魔石を組み込む。機体制御には小型の演算魔法陣で操縦を補助。フライバイワイヤのように機体を制御する。


アビオニクス類も魔法陣で再現。魔導レーダーも完備。レーダーの探知範囲は80㎞。武装は20㎜ストーンバレットバルカン。主武装は翼下に各翼に2基ずつの合計4基の誘導式ファイヤーアローを装備。これは術式変換によりアイス、ウィンドに変更可能。


これを複座型を4機。単座を20機作成した。一応はシミュレーターも作成して地上訓練も可能とした。


新たに軍事部門に加入した猫、豹、虎人族の獣人が訓練をしている。狼人族と犬人族はファントムアーマーが良いらしい。そうですか。


2ヶ月が経ち住民も更に200人が追加された所でエルフの国へと移動をすることとなった。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] バルス!
[気になる点] パイナップルは樹木じゃなく草なんですが。
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