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第77話 上陸

翌朝、着水して海岸線を進みます。


う〜ん、半日進みましたが港や集落は見えません。


それから2時間ほど進んだ所で集落が見えました。大きな港ではありませんが行ってみましょう。


船を仕舞って上陸するとその集落には人がいません。放棄された集落の様です。ですが内陸へと続く道があります。


そこを行ってみましょう。ですが夕方が近いですね。今日はここで野営ですね。


久しぶりに焚き火を焚いて野営をする。


夕食に食べるのは気分的にボア丼。何か野営はボア丼なイメージだ。これも久々で美味いね。今度はワグの国で買った醤油と清酒で作って見ようかな。清酒は1番安いやつで良いだろう。


毛布にくるまって結界を張ったら寝ましょう。


さて翌日です。内陸へと続く道を歩きます。魔導バイクでも良いのですが道が良くありませんし見逃しもよくありません。ゆっくり行きましょう。


昼食の休憩ですが何も見当たりません。が道は続いています。サンドイッチを食べたらもう少し進んでみましょうか。こんな事ならワグの国で調べてくれば良かったですね。最悪は一度、ワグの国に戻れば良いですかね。


夕方まで歩きましたが集落などありませんでした。ですが道は続きます。雑草も少ないのであの集落も最近放棄されたのでしょうか?


特に争った後もありませんでしたし、どういう事でしょうか?


仕方がありませんね。今日はここまでです。野営をしましょう。


それから2日歩いた所で集落を見つける。


「ここも誰もいない。それに争った跡がありますね」


幾つかの家が焼けています。血の跡もありますが死体はありません。残っている家をみてみると放棄されたのは最近だとわかる。


何か紛争でも起きているのでしょうか?


今日は、集落から少し離れた所で野営ですね。


翌日、集落の反対に伸びる道を歩く。もう少し進んで何も無かったら引き返してワグの国で情報収集ですかね。


2時間ほど歩くと道の脇の草がガサゴソと揺れる。そして・・・。


小さな獣人の子が3人が駆け出てくる。


「待ちなさい!」とその後ろから犬人族の少女が続く。で獣人の子3人がこちらをみて止まる。ダァーッと音が出るように獣人の子3人は私にしがみ付きクンクン匂いを嗅いでいる。


「美味い匂いがする!」


「本当だ美味い匂いだ!」


「このひとが、おいちい?」


私は食べられませんよ。と収納からハンバーガーを3つ取り出してみる。3人はハンバーガーに釘付けだ。右に動かせば右。左に動かせば左。涎が垂れてきましたね。


そして渡してみる。


ハンバーガーと私の顔を交互に見ているので頷くと一斉に食べる。


「美味い!」


「こんなの食べたことが無い!」


「おいちい」


とパクパク食べる。


少女を見ると何か震えている。また茂みが揺れると背は低いが屈強な男が6人出てくる。


「ミーアどうした?坊主どもは?」と先頭の1番屈強な男が少女に声をかける。そしてこちらに気付くと、


「人族!まだいやがった!仲間が居るはずだ。坊主どもを逃がせ!」と言うが獣人の子3人は食べ終わり私の足にしがみついている。


「この人族!子供たちを返せ!」と言うが子供たちは勝手にしがみついている。そして男たち6人は私を囲んで槍を構える。


そこに更に茂みから若いウサギ獣人2人と山羊獣人の青年が出てくる。


「これはどういうことですか?」と山羊青年。


「あいつは集落を襲った仲間に違いない!子供を返せ!」と言っているが子供たちは私から離れない。


10分の膠着状態の末。また茂みから男が20人現れる。


「頭!いやしたぜ」と汚らしい男。


「おう、これで依頼が達成だな」とずんぐりとした男が言う。


「おい、お前は人族だろ?その子供をこっちに寄越せ。人族だから命はとらねぇ」とニヤリと笑う。はい、信用度ゼロですしこのモフモフチルドレンは渡しませんよ。


「盗賊ですね。分かります」と20人を結界で包む。そして闇魔法で頭の中をみる。


「飛んだ屑共ですね。死になさい」と空気を抜く。少しの間もがいた後息絶える。


獣人さんたちはぽか〜んと見ている。


「あなた達はこの先の集落の方達ですか?この者らに襲われたとか」


「は、はい」と震えながら犬獣人の少女が答える。


「分かりました。この者らは奴隷商と繋がりがある者だと分かりました。他の方達が捕まっている場所もわかったので行きましょう」とズンズンと歩いていく。盗賊達は収納済みだ。


後ろから獣人達がついてくる。獣人の子は私にしがみついている。重い。


30分歩くと何やら馬車が数台と天幕がありますね。とりあえず殲滅ですね。モフモフに手を出すとか信じられません。


敵は30人で10人は魔法師ですね。すぐに魔法師を結界で包んで水を満たします。はい、魔法師の無力化は済みました。ゾロゾロ出てくる装備の良い奴らも首を風魔法で落とします。


最後に太った商人は結界で覆います。


まぁ、ひとまずはこれで良いでしょう。


馬車に乗せられた檻がありますね。


全ての檻の鍵を壊して獣人を解放します。怪我をしている方が数人います。ああ、酷い。腕が斬られて断面を焼かれている。


生命の実をジュースにして無理やり飲ませます。すると腕が生えてきます。他の方達は魔法で大丈夫な様ですね。さて治療は終わりました事情を聞きましょうか。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] ひさびさの生命の実の出番w
[良い点] もはや現人神である
[良い点] 凄まじいまでのサクサク感! 完全ストレスフリーなゴーイングマイウェイ(〃ω〃)goodです
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