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第73話 ワグの国

空の上を順調に進んでいます。現在の高度は500m。途中、雲の上も飛んでみました。これで嵐を回避できそうです。


魔力消費も思っていたよりは少ないです。夜に空中で停めて魔力補充すれば問題ありません。


眺めも良いです。


これは専用の空を飛ぶ船が欲しくなって来ましたね。何処かのタイミングで作りましょうか。良いですね。


あと5〜6日で目標地点につけるはずです。まぁ、地図に間違いがなければですが。


順調に進み5日目の夕方に島が見えて来ました。ここまでで一度嵐に会いましたが雲の上に避難して事なきを得ました。


島ですね。大陸では無いと思いますが・・。今日はこのまま空中で停泊して翌朝に着水して進みましょう。


翌朝、着水させて海岸沿いに近づきます。港は近くにない様です。このまま海岸沿いを進みます。


幾つかの海岸沿いの村を見ましたが大きな港はありません。もう少し進みましょうか。


2時間ほど進むと大きな港が見えて来ました。大きな帆船が何隻か停泊しています。ここに上陸しましょう。


港に入ると小さな手漕ぎの船が寄って来て案内されます。ついて行くと桟橋があるのでそこに船を停めます。


みなさん、珍しそうに見てますね。帆が無いからでしょうか?


どこで手続きすれば良いか聞いて案内され付いていきます。


言葉が通じてよかったです。でも少し訛りというかイントネーションが若干ですが違いますね。まぁ、些細な違いです。問題ないですね。


停泊料が取られる様ですが商業ギルドのカードで払える様ですね。何だか大陸を越えても使えるとは凄いです。


港町に入ります。何か和洋折衷な感じです。古代書の旅行記には完全な和な感じで描かれていましたが今は違う様です。時の流れを感じます。


服も和服と洋服が混ざった感じでズボンに上着は着物風で帯で留めています。何かカンフーをしそうですね。そんな格好です。


宿を探すとそこは旅籠な感じで勿論、靴を脱いで入ります。良いですね。趣きがあります。


部屋を取ると部屋に案内されます。おお、畳の部屋です。帰る時には畳を買って帰りましょう。ふふふ、楽しみが増えました。


夕方になると夕食が運ばれて来ます。御膳ですね。良いです。暗くなって来たのでランタンに火が灯されます。


ああ、ご飯と味噌汁に煮魚です。それにお新香が付いています。それに箸と念の為でしょうかスプーンとフォークが付いています。


煮魚を一口。うん、醤油ベースの味付けで美味しいです。そしてご飯も食べます。間違い無しですね。


最後に味噌汁を飲みます。ワカメの味噌汁です。優しい味です。美味い。お新香も美味しかったです。


家庭の味。それがぴったりな味でした。満足です。


明日はどうしましょうか?


確か商業ギルドがあると言っていましたが寄ってみますか。そこで情報を収集しましょう。


翌朝、宿で商業ギルドの場所を聞いて宿を出ます。


ちゃんとやっていますね。和風な建物ですが商業ギルドと看板が出ています。


中に入ると中は洋風な感じですね。受付に行きカードを見せます。あっ、今気が付きましたがカードのランクが上がっていますね。Aランクです。いつの間に・・・。


まぁ、あれだけ色々と売っていれば当然ですね。


聞くとこの国はワグの国というらしいです。この大陸というか島にはこの国しかないそうです。島国なんですね。


この港がある海岸とは反対側の海岸から500㎞程海を行くと大陸になるそうです。この国を見て回った後はその大陸に行きましょう。


おすすめを聞いたら、ここから100㎞行った内陸に古都があるそうで観光名所となっている様です。行ってみましょう。


道の状態は良いと言うので魔導バイクで移動します。オフロードタイプです。


魔導バイクに跨りエンジンを始動します。ああ、船はすでに収納に回収済みです。


アクセルを捻り走らせます。風が気持ち良いですね。天気も上々です。殆ど1本道だと言うので迷う心配もありません。


すれ違う人が見て来ますね。やはりバイクは珍しいのでしょう。


3時間ほどで古いが綺麗な街が見えて来ました。あれは5重の塔でしょうか?幾つか背の高い建物が見えます。


バイクを降りて収納。街に入ります。


なんと言うか京都の様な街並みです。馴染みがある様な無いような不思議な感じです。


和風の建物が並び、観光客でしょうか多いですね。


観光案内の所で観光案内地図をもらい、それを片手に散策します。


何か寺院の様な所に来ました。庭が綺麗です。建物は古いのですが何か威厳を感じます。次は遠くから見えた5重の塔です。


この塔には昔の人のお骨が収められているそうです。この建物も古いですが綺麗です。そして厳かな感じがしますね。


地図を見て散策してみた所、かなりの年代を感じる建物が多くそれらには必ず厳かさを感じました。


謂れとかは分かりませんでしたが、楽しかったです。今度は歴史などを知ってからくるのも良いかもしれませんね。


今日は、ここで1泊します。観光案内所で宿を紹介してもらいます。


ふむ、ここも趣きがあって良い宿ですね。


夕食は精進料理の様な物でした。美味しかったです。


明日はどうしましょうか?

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] まぁ古代書に世界地図が残っているわけで 定期航路は無くても大陸間の交流自体は現時点でも有るのかな?
[気になる点] 大陸違うのにギルドカード使えていいのか…
[気になる点] 大陸違ってもギルドカード使えるのはなんでじゃろ
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