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第7話 鑑定

そういえばゴリラが使っていた風魔法。そう風の刃。


風を薄く圧縮して無魔法で飛ばす。巨木に当たると傷が出来る。


ふむ、ゴリよりも威力は弱いが使えるな。風の刃が当たった巨木を見る。


巨木の周囲を確認する。大丈夫そうだ。あっちか。と方角を確認。


風の刃を丸鋸にして無魔法で回転させる。


キュィィィン。


もう一度方角を確認。OK。巨木の根元に丸鋸を食い込ませる。次に斜め上方向から丸鋸で切るとミカンの房1つの様に切れて取れる。


その反対から根元に切り込みを入れていくと・・・、


ギギギギィと巨木が倒れていく。上手く途中で引っかからずに倒す事に成功。


直ぐに枝を払って集める。枝と言っても巨木の枝だ。太い。これらをカットして薪にしていく。


巨木を輪切りにしていく。5mから6mくらいの幅で切る。出来た。


樹皮を剥がして水魔法で水分を抜いて乾燥させる。


適当な大きさの角材へとカット。板材も切り出していく。


カットした角材と板材を無魔法で浮かして移動させる。


中心農園の近くを土魔法で整地。


土魔法で四箇所に穴を堀り、穴の中に石を敷く。


角材を無魔法で穴に入れて土魔法で埋めて固める。


風魔法で角材をほぞつぎ加工して組み立てていく。


なんとか6畳程の大きさの骨組みが出来た。屋根は片流れとした。


屋根に板材を木釘で取り付けて細長い板材を屋根の下から貼っていく。1時間ほどで屋根が完成。将来は石で屋根を覆いたい。土魔法をもっと修練せねば。


壁も板材を貼りつけて窓の部分を加工。窓枠をつける。


金具が無いので窓と玄関扉は引き戸とした。


あとは適当に椅子とテーブルを作成して適当に置けば完成。


木はまだまだあるな。と言う事で無魔法で旋盤を再現。皿とカップと箸などを削り出す。


折角なので棚も作成。そこに木の皿やカップを並べて1つのカップに箸やスプーン、フォークを挿す。


ふむふむ、良い感じだ。


そうだそうだと神らしき者が言っていた言葉を思い出す。


時空間魔法は無魔法の派生だと。それであれば他にも派生があるのではないか。だからこそ無魔法は誰でも使えるのではないかと。


では何が出来るのか?


異世界定番だと鑑定、探索、探知、採取、採掘、錬金術とかだろうか?身体強化とかもそうかな。


色々と試してみよう。


まずは目に魔力を集めて採ったばかりのトマト?を見つめて食べられるか知りたいと念じる。


とトマト?の表面が細胞レベルで見えた。


その状態で森の中を見ると遠くまで見える。これは遠見とか望遠とかになるのか。これはこれで使えるがそうじゃない。


どうすれば良い?


トマト?に魔力を纏わせて見た。うん、何も起こらない。


目と脳に魔力を集めてた。これは何?と念じると


《トマト・・・食べられる》


と表示される。


今度は手に取らずにナスを見つめて念じると、


《ナス・・・食べられる》


と出る。この世界の名前も知りたいと念じると、


《ナス(メズ)・・・食べられる》


と表示が増える。


今度は巨木を鑑定。


《聖域の木・・・・頑張れば食べられるかも》


どう言う木なのか知りたいと念じる、


《聖域の木・・・・神が聖域に植えた木》


と出る。


ああ、ここはやはり神が作った場所なんだな。


次は謎の実を鑑定。


《生命の実・・・食べられる》


生命の実?とはなんだろう?再度鑑定。


《生命の実・・・あらゆる病魔を治し、あらゆる傷や四肢欠損まで回復する伝説の実》


え?これってそんなに凄いものだったの。何個か4次元ポケットと言うか収納に入れておこう。と4つ程採取して収納に入れる。これで病気とか怪我も安心かな。


もう鑑定は良いかと今度は薄く周囲になるべく広く広げるように魔力を放出する。頭の中で周囲の状況が分かる様にと念じると、あら不思議、周囲の状況が分かる様になる。これは便利だ。あとは生物がいる場所でどうかだな。


今日はここまでとしよう。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] 気◯斬を覚えた! ログハウスを作った! 鑑定を覚えた!
[一言] ら抜きばっかで気になる
[一言] 「え?これってそんなに凄いものだったの。何個か4次元ポケットと言うか収納に入れておこう。と4つ程採取して収納に入れる」 あるだけ手に入れて置いたら良いのに。変な所で遠慮するね。
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