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第6話 怪獣大決戦

それから1週間、無魔法の習熟に費やした。その甲斐もあって無魔法で作成した物は12時間保持することに成功する。


ああ、これで寝ている間も大丈夫だな。強度も大分上がったしな。


条件付けができるならとやってみると柔らかい結界を作成することに成功。ふふふ、ホント俺天才。


ベッドマット要らずだな。枕も良いな。


周りを少しの風だけ通す結界で囲み、柔らかい結界でベッドと枕を再現。良いではないか。季節により熱も通すか通さないか決めれば良いしな。


快適快適。


よく寝られるって最高。


でも肉が食べたい。肉肉。


光魔法の練習は無魔法の習熟度の影響か始めから1時間持つLEDをイメージした光源の作成に成功。土魔法は深さ20㎝、直径20㎝の穴を開けて、その分の土を作成することにも成功する。


風も扇風機程度の送風ができる様になった。


闇だけは今の所使い方が分からない。


う〜む、では時空間魔法の検証に移ろうか。


まぁ、時空間魔法といえば収納とかだろう。時間停止とかなら尚良いね。


適当なトマトを使い。


「収納」


・・・・。失敗。


何がいけないのだろうか。イメージだな。イメージ。


収納と言えばアレだ。4次元ポケットだな。あのイメージでどうだろうか?


「収納!」


成功だ。青い耳の無い猫型ロボット万歳だな。


意識すると収納内の物が分かる。良いぞ。あの青い猫型の様にアレでもないこれでもないと迷わずに良い。


「取出し」


と言うと手にトマト。ふふふ。成功だな。


あとは時間停止しているかの検証だな。このままトマトを収納して様子を見よう。リュックも収納しよう。余裕だな。


1週間が経過。収納内のトマトは瑞々しい。時間停止か時間遅延しているのだろう。これで迷わず収穫できるな。


うむうむ。いつも塩味だと飽きるな。気にしない様にしていたが巾着内の岩塩は減る様子が無いと言うか使った分だけ回復する。


これは神様特典だろうか?


まぁ良いか。ありがたい。


だが肉が食べたいよ神様。俺をここに送り出したのは神様だろう?じゃあ肉をくれ。


ダメか。


この日は中心部の農園?から外縁に向かい歩いていく。


何処がこの森の端なのだろうか?


2㎞程歩くと久しぶりの道?


そこから外縁へと向かう。5㎞程歩いた所で何か薄い膜を通った感覚を味わう。すると生物の気配や音の賑わいが体に押し寄せる。


安全圏から出たのだな。


と辺りを見渡す。虫の声、野鳥の鳴き声などが聞こえる。


と和んでいると・・・・、ズンズンと何かが近づいてくる。


現れたのは体長5mの熊。腕が6本ある。色は錆色。


それが吠える。


ウガァァ!


その咆哮を聞くと硬直。あ、ヤバい。


必死に体を動かそうとするも動かない。熊が迫る。迫る。ああ、これは死んだか。


と思うが熊が迫る横合いからゴリラが熊に体当たり。


熊が転がる。それを見たゴリラがドラミングして吠える。


ゴァァ!


体高は5mで緑の体毛。背中の背骨部分が茶色い体毛になっている。イケメンゴリラだ。


俺はとりあえず下がって安全な森内へと入る。薄い膜を通り抜けると何やら安堵する。


それからは怪獣大決戦!熊とゴリラが格闘?


お互いに岩石を生成して周りに浮かべて、それをぶつけ合う。熊は火をゴリラは風の刃を出し合い、それは映画のようだ。


何かの拍子にゴリラがつまづきしまったという顔をすると、熊が岩石を生成して飛ばす。それがゴリラへと当たり血飛沫が舞う。


熊が喜びの咆哮。ゴリラへと迫る。


ゴリラ絶体絶命か?と言うところへゴリラの援軍。その数4頭。形勢逆転だ。


熊は悔しそうに撤退。


1頭のゴリラが戦っていたゴリラに近づくと傷を癒す。緑の体毛で背骨の体毛が青いゴリラが手を翳すと傷を負ったゴリラの傷が治っていく。


水魔法なのだろうか?


傷を負っていたゴリラはこちらにチラリと目線をよこすが他のゴリラと共に去っていく。


うん、もうここから出ません。

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 主人公の存在を知ってて去るってことは、 熊から助けてくれたってこと?
[一言] 【悲報】安全地帯の外がハードモード【出られない】
[良い点] サンキュー! 青いたぬき
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