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第59話 各種ファントム

今日は朝から屋上でピザ窯を作成していました。今日はピザを焼いて食べたいと思います。


屋上にはタープを張り、机と椅子はもう用意してあります。桶には氷水で冷やされたビールが入っています。


さて窯に火を入れましょう。鑑定で温度を見ます。350℃ですね。あらかじめ作っておいたピザを収納から出して窯に入れて焼きます。


ああ、楽しみですね。


おっと、焼けましたね。結界で取り出して皿に置きます。ピザカッターを結界で再現して適当に切り分けます。


ふふふ、美味しそうですね。


さて桶からビールを取り出してと、これで準備は良いですね。食べましょうか。


という所で呼び鈴です。屋上から下を覗くと何やら豪華なファントムワゴンが停まっていますね。どなたでしょうか?


とりあえず収納にピザはしまいます。冷めてはいけません。


玄関のドアを開けると執事さん?どうやら領主様がいらしたみたいですね。


とりあえず屋上へと案内します。


机と椅子を増やしました。執事の方と小間使いの方が2人と護衛の騎士が2人に領主様です。


領主様は物珍しそうにあちこち見てますね。


今日は天気も良く、適度な風が屋上を吹き抜けます。両隣の商店は2階建です。ですのでこの屋上からの眺めは意外に良いのです。


ピザを収納から取り出して領主様の前に小皿を用意します。手拭きも用意しました。


ビールもコップに注ぎお出しします。


簡単にピザを説明して食べます。勿論、手掴みです。


ああ、美味しいですね。ビールも一口。最高ですね。


領主様も同じように食べていますね。美味しそうに食べています。他の方達にも勧めます。職務上飲めない方には林檎ジュースをお出しします。


騎士2人はビールを恨めしそうに見てますね。ふふ、美味しいですよ。


「領主様、今回はどのような事でいらっしゃったのですか?」と聞く。


「それなのだがな。今回王都で協議を重ねてな我が領にファントムアーマーを導入する許可を得てな。それでお主にファントムアーマーを作成してもらいたくてな。どうだ報酬は弾むぞ」


「分かりました。お受けします。ですが一つですがこちらもお願いがあります」


「どんな事だ?」


「はい、思いついた装備がありましてそれを今回実験的に装備させて運用試験をしてもらいたいのです。勿論、気に入って頂けたらそのまま購入していただいても構いません」


「ふむ、そんな事か良かろう。気に入れば購入も約束しよう」とピザを食べる。気に入ってくれたみたいだな。


他にも話をしてもう1枚ピザを焼いて、話の流れからこの建物の前の通りに街灯を付けても良いとお許しを頂けた。勿論、費用はこちら持ち。


夜少し暗くて気になっていたんだよね。これで解決だね。


ファントムアーマーの注文数は20機と予備機が4機の合計24機。


どうやらファントムアーマーによる魔獣討伐の検証もしたいみたい。この町が安全になるなら協力は惜しみませんよ。


明日、担当者がいらっしゃるというので、そこで仕様を決めることになります。こちらの用意する装備も含めて話し合いです。


翌日、担当者と協議した結果。基本は伯爵様の機体と同程度の性能で、私からの提案で背面装備で遠距離攻撃が出来る様にする事が決まった。


背面装備は取り外しや交換が可能となっている。


今のところの予定では、火、水(氷)、風、土と無魔法(結界)の背面装備を作成予定。各属性毎に4機。予備機への装備は無し。


1ヶ月で機体は完成。背面装備もその1週間後には引き渡された。


その後のテストで背面装備は有効と判断されて、少しの調整は行われたが全て正式に購入された。


魔獣の森への魔獣討伐訓練では被害無しで多数の中級以上の魔獣討伐を成功させた。これによりファントムアーマーの魔獣への有用性が示され、王国内で次第に配備が進む事となった。製造を請け負ったのは王国のお抱え鍛治師と魔道具師、それに伯爵家とウッドランド子爵家が請け負った。


勿論、高位魔獣の皮はコウから供給された。全部、マッドボアだが。


背面装備は子爵家のみの装備である。


マリオさんのリクエストからファントムレッグの派生型を作成。胴体部を少し長くして簡単な腕を付けた。これにより荷運びや重量物の積み下ろしが楽になった。


これを見た商業ギルドが土木作業用のファントムを要望。


ゴツめの単純にパワーを上げた物を作成。これは工事現場や建築現場で受けた。


これらの派生型を総じてファントムギアと名付けられて商業ギルドを通じて大々的に販売されてかなり普及。


これに目をつけたのが上級冒険者。この土木作業用のファントムギアを独自に鍛治師に頼んで改造。装備も専用の大型の剣や盾を作成。


それらを使い魔獣退治を実施して成功させると一気に広まった。


当然、この3人も目をつけた。


「なぁ、コウ。俺っちたちのファントムギア作ってくれないか?」とはウリル達3人。


「良いですけど他とあまり変わりませんよ」


「それで良いぞ!しかし形は相談だな」と3人は喜んでいる。あまり安い物でも無いのですがね。


さて相談して作りますか。 

お読みいただきありがとうございます。


明日から1日1話に戻ります。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 俺もギブアップしそう 銀狼マジウザっ
[一言] 読んできましたがここでギブアップです。 主人公は戦争直結のヤバいもの作っては何も考えずバラ撒くだけ。 周囲もクレクレいう乞食しかいない世界。さすがに無理。
[気になる点] ロボがスマホやナイマジみたいになってる
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